レリーズタイムラグ

「元」デジカメブログ、今は興味あること全般、何でも節操なく書いてます。

逆流デジカメ②・・・Nikon COOLPIX L21

2011-02-18 23:41:23 | 寸評
ちなみに1つ前で話題にした「先回りで買った機種」ってこれのことじゃありません。じゃあ今年に入っていったい何台買ってんだって話ですが・・・

先日ドライブで神戸三田プレミアムアウトレットに久々に行ったところ、お約束のニコンダイレクトで COOLPIX L21 が安く出ていましたのでつい買っちゃいました。

「安く」と言いましたが、最初から安くて然るべき機種ではあります。昨年の2月に発表された機種なのに、画素数はまさかのアンダー10メガ(有効8.0メガ)、液晶は2.5インチ、しかも電源は汎用の単3電池。同時期の他社エントリークラス機種と比べてもさらに一段階落ちのスペック・・・発売当初の実勢価格がいくらくらいだったか覚えていませんが、ニコンさんに失礼を承知で言えば「9,800円でも高い」機種です。だから購入動機は値段じゃありません。冷やかしのつもりで試し撮りをさせてもらったのが良くなかった・・・貧弱スペックが故のこの機種の最大の美点「乾電池で動くのにとても小さい!」に気づいてしまったのです。

単3乾電池駆動のデジカメは、4~5年くらい前まではどんどん小型、軽量化が進んでいました。4本必要だった電池が2本で済むようになり、部品もどんどん技術が進み・・・過去カメラ企画で取り上げた、同じNikonの5600なんてほんと小さかったんです。それが、液晶の大型化が進むとともに今度はピーク時から徐々に大きくなりはじめ、今はどの機種も「これ以上は小さくなれないんですボク」という感じで味気ないサイズの機種ばかりになってしまいました。きっとメーカーには小さくできる技術力はあるんでしょうが、今や安くないと売れない単3機種にその技術力や開発費は投じられないんでしょうね。

話がずいぶん脱線しましたが、そんなご時勢にこのL21は、休眠在庫の寄せ集めとしか思えないその部品群(特に液晶の小ささ)が効いて、往年の機種を彷彿とさせるコンパクトさ。いや、スペック的には完全に2~3年前の機種ですから、これで大きかったら何しに出てきたん?てことにはなるんでしょうが・・・そんな機種をぬけぬけと今売っているという開き直りっぷりに逆に感動したこともあって「中古を買った」ぐらいの感覚で使っている今日この頃です。


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