被災地支援 -できることをやろう- から -ひとつなぎ- へ   NPO法人ねおす

『三陸ひとつなぎ自然学校』の釜石市を中心とした活動を応援しています。

お知らせ

★【2015年12月23日エルプラザ】「5年目の今、未来への挑戦」の報告会があります

【緊急支援物資のお願い 締め切りました】

2011年03月20日 | 現地活動拠点後方支援

 


3月22日(火)に現地への第4陣がワゴン車で出ます。
付きましては、みなさまから物資についてご支援・ご協力を承りたくお知らせいたします。

受付期間・受付物資は以下の通りです。
物資はスタッフが責任を持って被災地にお届けします。
みなさまからのご支援をお願い申し上げます。

【物資受付期間】
21日(月)9:00~17:00
22日(火)9:00~12:00  募集量に達しましたので、電話受付は終了いたします。
※上記時間以外は受付できませんのでご了承願います。
※必ず電話で受付を行ってからご持参願います。
※内容によっては受付できない場合もございますのでご了承願います。

【受付電話番号】
ねおす札幌事務所
011-615-3923 
(〒064-0952 札幌市中央区宮の森2条14丁目1-14)

※受付はねおす事務所のみですが、21日は、持込み場所がエルプラザでも可能です。
 電話受付時に必ずお知らせください。※持込み可能時間 12:00~18:00
 (札幌市北区北8条西3丁目)


【必要物資】()は目安の必要数
下着(100着) 新品でお願いします。
   サイズは問いませんが、LやMが中心、男女子ども
靴下(100足) 新品でおねがいします。

運動靴(50足) これもできれば新品でお願いします。 サイズ25や26前後
    大きなサイズもあると嬉しいです。
    
長靴(女性・子どもも 50足)
    これは今現在緊急品です。多少使ったものでも構いません。
    も不明者の捜索へ地域の方々が出ていますが、
    運動靴で雪でぐちゃぐちゃになった被災地へでかけています。
    
野菜類(野菜スープの材料となるもの) 
    じゃがいも、大根、白菜、キャベツ、きゅうり、トマト、ほうれん草など…
各種調味料 コンソメなど…
お茶、紅茶、コーヒー
目薬
台所用洗剤
ゴミ袋
サランラップ
婦人用のズボン(スウェット等 50着)
洗濯用品(ハンガー100本、洗濯バサミ、フック、ロープ、洗剤)
洗顔フォーム・クリーム・ハンドクリーム (たくさんあれば…)
 
コンテナなどクリアーケース(箱)
※同じ形で5個セット以上(重ねられるもの)

 


第2陣発 被災地情報②(3月19日現在)

2011年03月20日 | 被災地情報
ネットが繋がる東野市にきています。
引き続き、釜石市栗林地区周辺の状況です。

【栗林地区のインフラ状況】
水道、電気は問題なく通じています。他の地区で電気が使えない地域も一部あります。ガスはまだ使えない状態です。電波状態はドコモ、au、ソフトバンクともつながりません。ただし、ドコモが電話のできる専用機を持って、この周辺の集会所を回り始めたので、時間帯によってはその集会所から専用機を通じて電話ができるようになっています。1台なので、ひとりが通話できる時間を2分と限定して順番で使うようにしています。
釜石市駅周辺はドコモ、au、ソフトバンクともに使えます。

【釜石市全体の動き】
3/19日時点の情報ですが、震災対策本部が釜石市駅の横にあるシープラザという建物を使って設置されています。
  (クリックすると画像が大きくなります)
各避難所に避難している方々の名簿、安否確認・行方不明者の情報掲示板、医療・保健に関する相談対応、ボランティアの受付、支援物資のストック及び配送の拠点となっています。また、震災対策本部では自衛隊による簡易風呂が設置されたそうです。
ガスは現在7000戸が滞っているようで、ガソリン灯油等の燃料はタンクローリーが手配できれば少しずつ供給できるとのことです。


【物資の集まり状況】
毛布や上着等の大きな物は集まっているが、下着類や日常生活品に関しては相変わらず少ないとのことです。地域の青年会議所の協力で、集会所単位のニーズ把握・情報収集をしており、それを本部に集約して、それぞれの集会所に応じた必要な物資を、本部の指示のもと自衛隊が配送するという仕組みになっているそうです。

【釜石市内の子どもたち】
地震直後は学校単位で避難し、それから保護者の元に返し、その後は各家庭で避難しているそうで、釜石市としては、どこの避難所でどのくらいの人数がいて、そこでどんな生活をしているかは把握していないとのことです。

第3陣との引き継ぎも無事終えました。
また、札幌事務局本部では、3月22日発の第4陣に向けて支援物資を募っています。
みなさまのご支援をお願い申し上げます。





第2陣発 被災地情報① (3月19日現在)

2011年03月20日 | 被災地情報
時間が前後しますが、第2陣より被災地情報をお届けします。

3月19日現在
我々がキャンプしている栗林地区は釜石市の中心地(駅周辺)から北方面の山側、車で約20分ほど行ったところにあります。

■釜石市の状況(画像をクリックしてください)
  

 津波で流された線路


栗林地区には2ヶ所の避難所があり、ひとつは津波の被害を受けて壊滅状態になった片岸地区の方々が避難している「上栗林地区集会所」。
もうひとつは鵜住居(うのすまい)地区の方々が避難している「栗林小学校」。

「上栗林地区集会所」約90名が避難しており、ほとんどの方が高齢者です。
そのうち子どもは幼稚園児~中学生の5名で、
不足しているものは、「下着、靴下、運動靴、長靴、野菜類、パン類、牛乳、ヨーグルト、各種調味料、お茶、紅茶、コーヒー、目薬、台所用洗剤、ゴミ袋、事務用品(A3の紙、ボールペン、カラーペン、セロテープ、クリップ、ホチキス、クリアケース、メモ帳、A4ノート)」で、下着、靴下、野菜類、パン類はいくつあっても足りないといった状態です。
 集会所で物資が配られる様子

「栗林小学校」の避難者は約300名、幅広い年齢層で、そのうち子どもは40~50名ほどです。
不足しているものは、「婦人用のズボン(スウェット等)、洗濯用品(ハンガー、洗濯バサミ、フック、ロープ、洗剤)、洗顔フォーム、クリーム・ハンドクリーム、運動靴、長靴、自転車」です。






第3陣 被災地周辺情報(花巻) 3月19日現在

2011年03月20日 | 被災地情報
東北に入り、南下中の第3陣より被災地周辺情報が届きました。
第3陣は今朝早く花巻を経ち、釜石で第2陣スタッフと打ち合わせをしてから
栗林地区に向かう予定です。

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花巻から遠野までは通常なら1時間くらいで行けますが、
途中のガソリンスタンドで渋滞が起きているため、3時間以上かかるようです。
燃料を買うために、今日の夜からすでにガソリンスタンド
に並んでいる人がけっこういる模様です。

花巻は地震の被害はほとんどないですが、
買いだめが起きたり、支援のための物資不足で店を開けられないようで
コンビニはほとんど開店しておらず、店が開いていても食品は扱っていません。
他のスーパーなども営業時間が短くなっています。

宿泊した花巻のホテルでは節約の為に部屋の風呂は使用不可、大浴場のみ利用可能、
タオル1枚以外は何も置いていない状況です。

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みなさまのコメント、ご支援、本当にありがとうございます。
無事に、必ず、被災地域のみなさまに届けます。







上田です。届けてきました

2011年03月20日 | 地域社会起業育成支援

皆様

ねおす上田です。

皆様よりお預かりしました各種物資をワゴン車に満載にし、無事届けてきたことをご報告します。UPが遅くなりましてすみません。

 

私たちが向かったのは釜石市の栗林地区、という山間の町です。

その町は今テレビで出ているような津波の被害があった、いわば「海側」ではなく、その上流側、つまり「山側」ですので、家屋が激しく倒壊しているとかそういうことはありません。

つまり、無事であったところに皆さんが多数避難しており、そこに当面必要な物資をお届けした、ということです。

しかし、その栗林地区にたどりつくには、海側の被災地を通り過ぎていきます。道路はなんとか走れますが、両側は…ものがまさに「ありえない」状態でひっくり返り、めちゃくちゃになっています。

 

実際、すでにぼくたちの載っていた車のタイヤがパンクしました。前の左側、つまり路肩側ですね。何が流れているか分からないところを走るので、何かを踏んでしまったと思います。念のために搭載していたスペアタイヤが早速役に立ちました。

 

まずは、当法人スタッフで親族が被災した柏崎一家が避難しているお宅に物資を届け、物資の整理や保管、そして今後に向けての使い勝手を確認しました。

 

ソーラークッカ―は、こんな感じです。じょい、ほら、みんなに無事で頑張っている様子を伝えますよ!

 

天気がよく、風がなければ、ポットのお湯が30~40分で沸くことが分かりました。

今後、各地で支援活動を展開するにあたって、ちょっと温かいものを出すとか、作るとかそういう時に使えそうです。この道具を準備していたら、おじいちゃんがよってきて「これはなんだ」「なるほど、そういうことな」「うまくできてるもんだな」としきりに感心しておられました。

そう、こんな事態ではありますが、現地でも前向きな学びや気づきは生まれるのです。ぼくたちの次の支援は、たとえば子どもの学びや気づきを促す活動(そのために「遊び」という手法を使ってもよいと思っています)、たとえば中高年の方へのおしゃべり相手、といった活動が必要だと思いますし、現に現地に近い多くの方からそういう声があがっています。

 

ソーラーパネルも稼働しています。

避難している人たちが、電波の通じる場所にまででかけて連絡を取るべく

携帯電話の充電をすることはできました。今後の出番に備えて、バッテリーに充電中です。ちなみに、栗林地区は携帯が一切通じません。被災した港側までいくと、ソフトバンクはつながります。遠野も、ソフトバンク、auOKです。ドコモは、だめでした。

 

発電機も無事作動を確認しました。その使い方なども引き継いできたところです。洗濯機は動きました。

栗林地区は、徐々に電気が復旧しつつあるので、今後どこかに出かけて支援活動をするときに使うことになりそうです。

ガソリン、軽油といった燃料は、消防団の作業車に入れたり、避難所の世話人の人の指示を受けて、「この車に入れてやってください」という車に入れました。

実際、燃料不足は本当に深刻です。ガソリンスタンドは軒並み休業、あいていたところには数キロの行列ができていました。

並んで待っている間にガス欠になってしまった車が放置されていたり、お店の方に詰めよったり、栗林地区ではありませんが、どこかで殴り合いのケンカがあったとか、そういう話が聞こえたりしています。

そういう意味で、大量に運ぶことだけではなく、その途中の危険性、届けたものの保管手段を考えていかないといけません。

火器の取り扱いについては、慎重になっています。地域としては山火事が懸念されていたり、よそ者が山に入って勝手に薪を拾うとか、そういうことはやらないほうがよいと判断しています。

以上、ぼくが行った活動です。

今、第3陣が現地に向かっています。避難所のおじいちゃんおばあちゃんも、スタッフ詰所も、生鮮野菜が全く採れないので、野菜をたくさん積んでいきました。実際、おじいちゃんたちは食が細くなり、便秘が地だということです。温かい野菜スープとかを作れるように準備していきました。