最近ネットや看板で「ドイツ式入れ歯」という言葉を見かけます
なんだろうと調べてみたらコーヌスクローネデンチャーなどのアタッチメントデンチャーのこと
アタッチメントデンチャー歯を失って残り少なくなった歯に被せ物や装置を装着して入れ歯を安定させる入れ歯のことです
ちょうど僕が歯医者になった30年前まではインプラントがそれほど日本では普及していなかったので
こういった特殊義歯が歯を多数失った方にとって最高の治療とされていました
その後インプラント治療が台頭してきてそちらの方が圧倒的に噛めて取り外しもしなくていいのでる数は減ってきましたが
全身疾患などでインプラント治療ができない方や治療費を抑えて噛めるようにしたい方には当院でも治療プランの一つとしてずっと提案し続けています
普通の保険の入れ歯にくらべるとずいぶん噛めるようになります
また応用としてインプラントにアタッチメントを装着して入れ歯を安定させる方法もあります
これもインプラントの本数を減らすことができるのでコストパフォーマンスがいい治療方法です
それにしても日本でも50年以上多くの先生が手がけてきた古い治療方法なのですがなぜ今になって「ドイツ式入れ歯」というのがよくわからない
でもこれが患者さんに浸透してくと「アタッチメントデンチャー」のことを「ドイツ式入れ歯」と説明したほうが理解してもらえるようになるかもしれませんが、、、
まるで「バームクーヘン」を「ドイツ式洋菓子」と説明するみたいで変な感じです(笑)