7月初めは愛知インプラントセンターあたらめ愛知インプラントインスティチュートのセミナーに参加してきました。
今回は朝日大学歯学部歯科放射線学講座教授 勝又明敏教授に「口腔インプラント治療におけるCT検査の読像ポイント」について講演していただきました。
その中で勝俣教授が「現在歯科用CTが開発され、かなり医科用CTに性能的に近づいてきましたがまだ医科用CTの方が性能は上だと思います」といわれていました。
歯科用CTでも医科用CTでも浴びる放射線の量は同じですからより鮮明な画像で診断できた方が患者さんのためになるので、もうしばらく当院はCT撮影を外部病院の医科用CTで撮影していただくことにしました。
あと勝俣教授のお話ですが、CTは1979年にハンスフィールドによって開発されノーベル生理学賞を受賞しています。
ところが当時商品開発の資金がなかったところに当時ビートルズで大きく儲けたEMI社が出資して商品化できたそうです。
その後、東芝EMIが日本ではビートルズのレコードを売っていたのでその絡みで東芝が日本で医科用CTの販売をはじめたそうです。
現在、患者さんに安全にインプラント治療を行うためにCT撮影を行い治療計画を立てていますが元はと言えばビートルズのヒットのおかげなのですね。
ちなみに写真はアビイロードではなく当院の最寄りの門戸厄神駅の前の交差点です。