日頃のあれこれ

日頃の思いやマンション管理について書いてみます もうすぐ禁煙も11年を迎えます。

勝ち負けと人を思いやること

2005年07月24日 | 日頃思うこと
先日、電車で足を踏まれて「痛い」といったら、「混んでるんだから痛いなんていうんじゃねえよ」と怒鳴られ、ぶち切れそうになった。「人の足踏んでおいてごめんもいえないとは情けねえな!」と言い返したら「混んでるんだからしょうがねえだろう、なんであやまらなけりゃいけないんだ」とも逆切れされました。 最近、若い人たちから聞いたのですが「自分が悪くても謝ったら負け」なんだそうです。「だって、あやまったら負けじゃん」!!!っていうから「自分が悪いんだから謝るのは当然じゃないの?」って聞いたら「負けたら終わりジャン、ぜーったい、やだよ」だそうです。 これで、足を踏まれたときの態度が理解できたような気がしました。 町で、すれ違いにぶつかっても、「失礼」も言われないし、殺伐とした世の中になってきましたねえ、「勝ち組」「負け組」を峻別し「勝つことだけ」にしか価値を見出せない世になってきたせいかとも思っています。車を運転していても、とにかく強引な運転が目だって、怖い思いをすることが増えました。家内など「土日は運転したくない」とも言っております。(勝つとおもうな思えば負けよ)と勝ち負けの意識を戒めた歌が懐かしく思えます。 最近、自分が思っていることに「なんでもかんでも速く、速く、が行き過ぎてきているのでは・・」ということがあります。 とにかく速く、を人に求めすぎた結果、ついていけない人が増加し、変化に取り残され、結果として脱落者意識をもつことになっている。そうなると「他人のこと」などかまっていてはおいていかれるし、「負ける」ので、とにかく自分のことで精一杯になってしまっている。そうして、ピラミッドの底辺も過速化して、上はさらにスピードアップ。 そうなると、本当についていけなくなった人は、病気になったりするのではないかと思えてなりません。