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半沢直樹 最新刊 「銀翼のイカロス」 どんでん返しが面白いぞー

2014-08-14 06:12:54 | 読んだ本の紹介
銀翼のイカロス
クリエーター情報なし
ダイヤモンド社






 銀翼のイカロス 池井戸 潤


本屋に山積みされてますぞ

最近、これといった面白い本に当たってなかったなんだよなあ

久々にうれしい予感!

早速買ってみたぞ

そしたら、やっぱ面白いわww



関連証券会社出向から帰ってきた半沢次長。

営業第二部で辣腕をふるっていたが、頭取の中野渡にある仕事を依頼される。

その仕事とは、長年の放漫経営により経営破たん寸前の「帝国航空」の再建である。

東京中央銀行は、700億円からの融資を帝国航空におこなっており

帝国航空が再建できないと、不良債権化してしまう。

いままで帝国航空の担当は審査部の担当であったが、埒が開かないため

営業部へとお鉢が回ってきたのだ

帝国航空の破綻を回避すべく、半沢は部下と帝国航空のリストラ案を策定し

帝国航空の協力も得ようとした矢先、

政権が進政党へと変わってしまう。

進政党政権下、国土交通大臣に任命された白井亜希子は、

自分が目立ちたいがために

旧政権下のリストラ案を破棄し、自ら立ち上げた私設機関「タスクフォース」による

再建を打ち出す。


タスクフォースのリーダー及原弁護士は、強引な手法で

債権者である東京中央銀行他の金融機関に、再建の70%の放棄を求めるのであった。


半沢はその強引な案に対し理路整然と反対し、自力での再建を目指すことを訴えるのだが

しかし、及原弁護士は効く耳を持たずあらゆる手段を弄し政治的に債権放棄を迫るのであった。


東京中央銀行の紀本常務は、及原弁護士に篭絡され銀行内部の意見を債権放棄に向けて

強引に調整しようとする。


半沢は、自分の意見を曲げることなく頭取に訴えかけるが役員会では紀本常務の意見が

良とされる。


そんな折、金融庁から帝国航空への融資について調査の知らせが入る。

調査官は、なんとあの黒崎調査官だ。

果たして、半沢は黒崎調査官の調査をかわし帝国航空を守ることができるのか!?




とまあこんな感じ

ここから先はネタばれ注意。

相変わらず面白うございます。

手に汗握る展開は、読む人を飽きさせない。

モデルがあるからノンフィクションぽくて感情移入しやすいですな


帝国航空は、あきらかに日本航空がモデル

進政党の白井代議士は、民主党の蓮呆議員か(もとい蓮舫かw)

中身がなくパフォーマンスのみの民主党を揶揄してますなあ


前三作にくらべて、倍返しの程度がおとなしいように感じたのはわたしだけか?

逆か?

舞台が大きくなりすぎて、倍返しどころではない仕返しか?

十分に面白い。


これはちょっとさすがに書けないけど

最後のどんでん返しにつぐどんでん返しがすごい!!

あいつめ!!やるなあ!!


読んだ人はわかる。

是非読むべし。








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