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屋久島 縄文杉を尋ねて その4 【屋久島ってどんな島?】

2014-08-29 05:06:42 | 屋久島 縄文杉を尋ねて


屋久島 縄文杉を尋ねて その4 


いよいよ縄文杉トレッキングの始まりなんすけど

その前に、屋久島って変わった島なんですよ

今までに行った島とは完全に趣を異にしてます

南国の沖縄から宮古島、石垣島なんかのリゾートアイランドとは

まったく違う。

南国の趣なんかこれっぽちもありませんよw


1993年に世界遺産に登録された屋久島は、

周囲約130kmのほぼ円形(東西約28Km南北約24Km)の島で、面積は約500平方キロ、

日本では7番目に大きな島です。

その小さな屋久島に、九州最高峰の宮之浦岳(1935m)をはじめ1000メートルを超す山々が46座もあり

(うち1500メートルを超す峰は20座、九州の高峰の上位7位までがこの島に集中しています)、

「洋上のアルプス」とも呼ばれています。

昔から人2万、猿2万、鹿2万といわれているそうです

ちょっと山道へ入ると、鹿や猿はそこいらにいますよ。

また雨が多いことで有名

1ヶ月35日雨が降る

といわれています。

年間降水量で尾鷲を抜いたこともあるとか

山間部奥地では年間1万mmを超える雨量があるとか

黒潮の暖流が運ぶ暖かい風が、急峻な山にあたり上昇し雨雲を発生させる

というメカニズムらしいですな


また、この地形がおりなす気候には、実に亜熱帯から亜寒帯までが含まれ、

九州から北海道の気候が一つの島で見られるということになります。

冬には平野部でも積雪するそうです。

海から見ると、ほんと急峻な山が海上からそそり立ってるように見えますね



そして、わしらが見に行く屋久杉なんですけど

ガイドさんが言ってましたが

通称、樹齢1000年以上の杉だけを屋久杉と言い、

1000年以下を小杉、植林の杉を地杉というらしいですね。

その屋久杉は、標高にして600m以上から1300mくらいの所に多く自生し、

1200m前後に巨大杉が多く見られます。


特産物のない屋久島では

江戸時代は、屋久杉の板を年貢としてたそうです。

明治以降も島民の糧として

昭和中期まで、屋久杉の伐採を行ってました。

朝鮮特需や高度成長期は需要も多く

一時、小杉谷あたりは、入植者でにぎわってましたが

時代を経るごとに環境問題や需要の低迷により

屋久杉の伐採が禁止になり、閉村したそうです。

時代の移り変わりに翻弄されてますね。

そんな難しい話はおいといて



縄文杉ツアーの行程から


荒川口登山口から小杉谷を越え

楠川わかれから大株歩道入り口まで

約8kmトロッコ機動を歩きます。

約2時間半の行程

ここはまだ平坦だからいいんですけどね・・・

大株歩道入り口から本格的な山道へ

ウイルソン株、大王杉、夫婦杉、をこえて縄文杉へ

約2km山道。2時間30分は覚悟

縄文杉からは折り返し来た道を帰ります

往復約10時間の道のりです

さて、運動不足の不摂生猫が、こんなハードな行程をこなせるのか?


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コメント (4)
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