自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

宝島

2006-10-12 | オーディオ・ドラマ
オーディオ・ドラマ名作選 「宝島」 (65分)
役名:ビル(老水夫)

テアトル・エコーのオーディオ・ドラマ名作選から、悟朗さんがご出演の作品をもう一つご紹介します。
悟朗さんがご出演の最初の10分ほどのご紹介です。(爆)

キャスト
ジム・ホーキンズ:浪川大輔
ビル:納谷悟朗
母:丸山裕子
老人:槐柳二
リブジー:根本泰彦
スモレット船長:石井隆夫
ジョン・シルバー:落合弘治
オウム:石本竜介
ディック:溝口敦
ハンズ:小池浩司
トム:若竹拓磨
モーガン:川本克彦
ベン・ガン:八代駿
トリローニ:熊倉一雄

***

1762年のある日、ジムの母(丸山裕子氏)が経営する宿屋兼食堂「ベンボーテートク亭」に、年老いた船乗りがやって来た。
彼はここに滞在する事になった。
老人は、名前を聞かれると「船長でも親分でも何でもいい。」(「艦長でもいい」とは、仰らなかったですけど。爆)と、本名を隠すのだった。
一癖も二癖もありそうなキャラです。渋いです。

老人(ビル)はジム少年に「一本足の船乗りがこの辺をうろついてたら、すぐ俺に知らせるんだ。」と見張りを頼む。気前良く、その場で少年に銀貨を払ってくれた。

ビルは、ほとんどいつも酔っていた。(笑)
そうこうするうちに、左手の指が二本ない男(通称「黒犬」)がやって来る。
二人は刀を抜いて大喧嘩をするのだった。そしてその男を何度か追い返した。

その後、軽い脳卒中を起こしたビル。
ビルは一週間は安静にするよう医者に言われていたが、早々に起き上がり、ジムに頼み事をするのだった。
悪党どもが、ビルに「くろまる」(最後の呼び出し状)を突きつけようとしていると言う。
「覚悟を決めて出て来い、でなけりゃ大勢で押しかけて決着をつけてやる」・・・と言うのが「くろまる」なのだ。
彼らはビルの衣装箱を狙っていると言う。
ビルは、もし自分が「くろまる」を渡されるような事があったら、治安判事でもある医者の所へ行き、皆を集めて、宿屋へ押し寄せる悪党どもを捕まえて欲しいと言うのだった。

「フリント船長の手下で生き残っている奴は、一人残らずひっくくるんだ。」とビル。
ビルは、大海賊フリント船長の一等航海士だったのだ。
「あの場所を知っているのは、俺だけよ・・・。」と言うビル。
お宝のヒミツを知っているんですネ!!!(笑)

目の不自由な老人(槐氏)やって来た。
槐氏、凄味があります。
老人は、「ビルの所へ案内しろ」とジムを脅すのだった。
ついにビルの元へ「くろまる」が来たのだ。

「くろまるだ。とうとう、くろまるが来た。今夜10時。じゅ、10時か。まだ一時間ある・・・何とかあいつらを出し抜かねぇと・・・よーし・・・」と言いつつ、またまた発作を起こしたビルはその場で息絶えた。

海賊達が襲ってくると、ジムと母親は逃げる事にするが、その前にビルの衣装箱を開けると、滞っていた部屋代分のお金と、油布で包んだ書類と財布を持って、急いで家から抜け出した。
この書類にヒミツがあるんでしょうねぇ。(笑)

なお、少し先ですが、ジムがジョン・シルバーを見かけた時のシーンに、悟朗さんのセリフがあります。
ジョン・シルバーに、お宝探しの船のコックをやってもらう事になった。
一本足のジョン。
ジムはビルの言葉を思い出すのだった。
「一本足の男がうろついていたら、俺にすぐ知らせるんだ。
あいつは悪党だ。とびっきりの悪党だ。くろまるとあいつには、気をつけねぇと。
いいな、一本足だぞ。」

***

キャストは他に、地主で船主のトリローニさんに、熊倉氏。
宝島に居る、元フリント船長の手下、ベン・ガンに八代駿氏。
八代氏の出番が、後半結構あって、嬉しかったです!!!

途中までのご紹介ですが、とても面白いオーディオ・ドラマです。
興味のある方は、テアトル・エコーの「オーディオ・ドラマ名作選CD販売」をご覧下さい。
また同ページの「詳しい内容」で、試聴も出来ます。

***

なお、このオーディオ・ドラマは、1984年6月にTBSラジオの「ラジオ図書館」で二回に渡って放送された横光晃氏の脚本を使用しているそうです。(このCDの説明書きより)

***

原作:ロバート・ルイス・スティーブンソン



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ドン・キホーテ その2 | トップ | 朱鷺色怪魔 その1 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

オーディオ・ドラマ」カテゴリの最新記事