創造的深化

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日本型民主主義とは

2015-12-06 16:15:00 | 歴史
日本の政治に必要な真の民主主義
 どのような場合でも、表面と裏面の対極の双方性から対象を観察し、全体像を捉えることがよく使われている方法論です。日本で現在機能している政治機構は、戦後決められた仕組み民主主義政治。無論、民衆が中央専制支配を打倒して勝ち得た政治機構ではなくいし、市民が蜂起して市民革命が成就した政治形態でもない。
 西欧の民衆が圧政と抗し、獲得できた政治思想の知恵を移入してできあがった、所謂横やりからかすめ取ったものだ。過去からの歴史を見ると、旧来からの政治体質では、とうてい日本の民衆が独自に新しい政治体制を奪取できるような理念も仕組みもない。
 その西欧の思想と民衆の努力で獲得できた民主主義を、私たちはなんなく獲得することができた。日本国民にとっては、敗戦で手にすることができた、むまたとない幸運といえよう。しかし、やはり借り物の民主主義であるために、上物は上出来の制度でも、運用の実態は依然として、今までの我が国の体制を維持してきていた悪しき政治体質が乗り移ってしまっています。しかも、いま改憲の意図が現れてきています。中央官僚にとって、やりやすい体制に戻してしまいたい。戦前の体質を復活させたいのが改憲の意図だと理解できてきました。それは、国民が正しい民主主義を学習し、国土は自分たちの手で、国民主導となるように政治制度改革をさらに前進させて、彼らの改悪の意図と真っ向から戦うしかないということになります。ただ、国民が真の民主主義の在り方とは、何なのかを理解できているのか。そこに課題があります。

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