鉄道車両アラカルト

今まで全国鉄道の旅をして、いろんな車輌を見ました。そんな車輌たちをまとめてみました。

JR北海道 ハイブリッド車両開発のきっかけ

2007年11月11日 | JR北海道

モータ・アシスト(MA)式のハイブリッド車両開発のきっかけ

 「気動車大国」から新技術
従来概念にとらわれない車両

 モータ・アシスト(MA)式のハイブリッド車両開発のきっかけは、2005年(平成17年)4月に、MA式のハイブリッド自動車に関する論文を入手したことだ。「これなら鉄道車両への応用の可能性がある」。JR北海道の次世代車両開発プロジェクトの意気が上がったと言う。

 ディーゼルハイブリッド車両開発への取り組みは、2002年10月から始まった。道内の路線の電化率はわずか17・5%。同社保有車両1000両のうち、半数はディーゼル車両で、今後とも重要な役割を担うディーゼル車両の「排気ガスや騒音などの問題を解決し、より早く快適な輸送サービスを提供する」 (中島社長)ことが求められていた。

 このため、同プロジェクトを立ち上げ、「従来の概念にとらわれない新しい車両」としてハイプリッド車両の開発をスタートさせた。ところが、当初想定していた、エンジン動力のすべてを発電機で電力に変換してモーターで車輪を駆動するシリーズハイブリッド駆動システムを、既にJR東日本が開発に着手していたことが分かった。

 このため、開発はいったん中断。そして論文入手に伴い、駅間距離が長く、特急への応用の可能性も高いMA式が、北海道の特性にも適応しているとして、開発が一気に進んだ。

JR北海道から新たな技術。JR東日本からハイブリッド車がデビューした時には、これを北海道や四国でも使えたらと思ってましたが、すでに北海道では研究がされてたんですね。常に前向きに新しい事に取り組むJR北海道はとても素晴らしいと思います。これからも新たな技術が、北の大地から生まれる事を期待します。


JR東日本 磐越東線90周年記念列車を運転

2007年11月11日 | JR東日本

JR東日本仙台支社
磐越東線開業90周年記念列車を運転

 JR東日本仙台支社は10月27、28の両日、磐越東線(郡山-いわき間)で、「磐越東線開業90周年号」を運転した。列車はDE10形ディーゼル機関車が旧形客車3両を牽引。全線を1日1往復した。

 27日は列車の発車に先立ち、郡山駅6番線ホームで出発式を開催。沿線の福島県三春町の「ひょっとこ踊り」が披露された後、主催者あいさつに立った小関英敏郡山駅長は「磐越東線は1914年(大正3年)7月に郡山-三春間が開通、17年10月に(いわき駅旧名称の)平-郡山間が全通して磐越東線となった。当初は平郡線と呼ばれていた」などと同線の歴史を紹介。

 来賓として1日駅長を務めた鈴木義孝三春町長は「磐越東線は長年、地域の発展、生活向上、通勤通学などの交通の足として、大きな役割を果たしてきた」と述べて、関係者への謝意と今後の沿線振興への期待を表した。

 この後、小関駅長、鈴木町長、太田稔同支社営業部長、利用者代表ら5人でテープカットとくす玉開花を行い、鈴木町長の出発合図で列車は発車した。

 沿線の主な駅では1日駅長による出迎え、太鼓演奏、観光パンフレット配布などが行われた。

磐越東線がそんなに歴史のある路線とは知りませんでした。沿岸部と内陸との重要な交通路線だったのでしょうね。今までローカル線は減衰していく傾向ですが、これを一つの節目に、乗客の増加、沿線市町村の活性化に結び付けばいいですよね。無理だとは思うけど、明るい希望は持ちたいですね。