鉄道車両アラカルト

今まで全国鉄道の旅をして、いろんな車輌を見ました。そんな車輌たちをまとめてみました。

JR北海道 モータ・アシスト式ハイブリッド車両を開発

2007年11月03日 | JR北海道

モータ・アシスト式ハイブリッド車両
JR北海道が開発

 JR北海道は23日、モーターを補助動力として使う鉄道車両としては世界初の「モータ・アシスト式ハイブリッド駆動システム」搭載車両を開発した、と発表した。ハイブリッド車両は既にJR東日本が実用化しているが、同社の「シリーズハイブリッド」に比べ「軽く、小さく、安い」(柿沼博彦副社長)のが特徴。3年後にも試作車を製造して実用化を図るとともに、複合車体傾斜システムとの組み合わせにより、特急の高速化にもっなげる方針だ。

鉄道用では世界初
小型軽量、費用は半分
3年後にも試作車

 同システムは、モーターを持ったアクティブシフト変速機とコンバーター・インバーター、バッテリー、制御装置で構成。低速域ではモーターのみで走行し、時速45㌔を超えた時点でエンジンが始動するとともにモーターがアシストして駆動力を高める。

一方、惰行時にはエンジンで、ブレーキ時には車輪からの動力で、それぞれモーターを駆動し、モーターを発電機として使ってバッテリーを充電する。

 従来の気動車と比較し燃費を15~20%改善でき、二酸化炭素(CO2)などを軽減。駅出発時の騒音も低く抑えられる。また、シリーズ式に比べシステムを小型軽量化でき、費用も半分。既存の車両を改造してハイブリッド化することも可能だ。

 同社は2002年(平成14年)10月からディーゼルハイブリッドの開発を進めていたが、当初目指したシリーズ式をやめ、駅間距離の長い地域、に適したMA式に改めた。日立ニコトランスミッションとの共同開発で、開発費は3億3000万円。

 柿沼副社長は「1つのモーターを発電用としても使ったところがポイント。地球環境にもやさしい乗り物だ」と話している。

北海道でもハイブリッド化の動きが!
北海道は非電化区間が長く、気動車天国だから当たり前と言えば当たり前なんだけど、先に開発したJR東日本のハイブリッド車を凌ぐ性能と半分のコストと言うのがすごいですね。早く実用化され、全国各地に似たような車両が普及すると、地球環境にも大きな影響があるでしょうね。


JR東日本 廃止間近!山田線・岩泉線キハ52・58

2007年11月03日 | JR東日本

キハ52がラストラン
JR東日本盛岡支社
山田、岩泉線で11月24日

 JR東日本盛岡支社は、同支社管内の山田線盛岡-宮古間で従来使用してきた冷房装置のないキハ52、58形気動車に代えて、冷暖房完備のキハ110系気動車の投入を開始した。岩泉線(茂市-岩泉間)でも11月24日から順次投入、翌25日からは両線で始発から全列車がキハ110系での運転となる。

 同支社ではキハ52形のラストランを記念し、11月24日に「栄光のキハ52号」「さようならキハ52号」を運転する。栄光のキハ52号は同形4両編成で、往路は盛岡-宮古・岩泉間で運転。途中駅の茂市で2両ずつ宮古行きと岩泉行きに分割する。運転時間は盛岡発9時43分、宮古着12時19分、岩泉着12時54分。復路は岩泉発13時10分、盛岡着16時15分。

 さようならキハ52号は宮古発15時49分、盛岡着18時の通常の普通列車に、栄光のキハ52号で宮古まで使用した車両を増結して同形の5両編成で運転する。

 両列車の発車に合わせ、盛岡、宮古の両駅ではそれぞれ出発式、見送り式を行う予定。

 栄光のキハ52号の岩泉発着車両は全車指定席で、指定席券は往復とも完売している。

とうとう盛岡支社のキハ52・58の廃止がカウントダウンとなりました。長い間、山田線や岩泉線の顔として働いてきましたが、老朽化には勝てなかったようです。今後はキハ110に受け継がれますが、新しい車両も新しいドラマを作ってもらいたいですね。