JR東日本仙台支社
磐越東線開業90周年記念列車を運転
JR東日本仙台支社は10月27、28の両日、磐越東線(郡山-いわき間)で、「磐越東線開業90周年号」を運転した。列車はDE10形ディーゼル機関車が旧形客車3両を牽引。全線を1日1往復した。
27日は列車の発車に先立ち、郡山駅6番線ホームで出発式を開催。沿線の福島県三春町の「ひょっとこ踊り」が披露された後、主催者あいさつに立った小関英敏郡山駅長は「磐越東線は1914年(大正3年)7月に郡山-三春間が開通、17年10月に(いわき駅旧名称の)平-郡山間が全通して磐越東線となった。当初は平郡線と呼ばれていた」などと同線の歴史を紹介。
来賓として1日駅長を務めた鈴木義孝三春町長は「磐越東線は長年、地域の発展、生活向上、通勤通学などの交通の足として、大きな役割を果たしてきた」と述べて、関係者への謝意と今後の沿線振興への期待を表した。
この後、小関駅長、鈴木町長、太田稔同支社営業部長、利用者代表ら5人でテープカットとくす玉開花を行い、鈴木町長の出発合図で列車は発車した。
沿線の主な駅では1日駅長による出迎え、太鼓演奏、観光パンフレット配布などが行われた。
磐越東線がそんなに歴史のある路線とは知りませんでした。沿岸部と内陸との重要な交通路線だったのでしょうね。今までローカル線は減衰していく傾向ですが、これを一つの節目に、乗客の増加、沿線市町村の活性化に結び付けばいいですよね。無理だとは思うけど、明るい希望は持ちたいですね。