水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

それで、どうするんですか?

2023-11-12 | 宝塚

雪組は公演再開に向けて動き出しているのが、スカステのニュース内のコーナーからうかがえましたが、

10日に休演者が発表されています。全日程休演。

仕方ないでしょうね。

雪組ファンにも組子にも愛されてたと思うので、このまま去ることにならないように願っていますが、

そんなに簡単に傷が癒えることは無いでしょうから、戻って来てくれるどうか

 

 

そして同じ日、ご遺族の代理人が会見を開き、これまでの経緯やご遺族の意向について話されました。

胸が痛みましたが、正直ホッとしました。

憶測と悪意に修飾されたゴシップ記事はノイズが多すぎて、何をどこまで信じていいものか、判断できませんでしたから。

会見を開いてニュース報道になったことで、たとえ厳しく断罪される内容であっても、シンプルにわかりやすくなったと思います。

 

長時間労働については、特に新公内の学年で寝る暇もないくらい忙しい、と聞いてはいました。

演劇・芸事の分野なので、一般の会社員と単純に比較は出来ないにしても、確かに異常な労働時間。

鬱病を発症してもおかしくないほどで、正常な判断が出来なくなっていたのだろうと推察できました。

 

それに仕事の内容も、新公の長なので新公の演出家との連絡業務があるにしても、

それは新公の演出家または補助に入っている助手の仕事では?と思われるものがあって

人手が足りなかったのか、他の組はどうなのかわかりませんが、問題アリアリですね。

 

お稽古場で下級生がセット代わりの机や椅子などを並べたりする、といったことを手伝うのは普通にあります。

裏方を手伝うのは舞台が演者だけで成り立っているわけではないことに気付けるのでいいと思うんですが。

そういうのとは種類が違うみたいですし、誰か一人に責任や仕事が集中しすぎるのはやっぱりおかしいですよね。

新公の在り方、お稽古時間の確保を根本的に見直さないといけなさそうです。

 

上級生のパワハラについては、自分たちではハッパをかけてるつもりだったのかもしれませんが、

指導になってませんね。厳しい指導とパワハラの区別がついていない。

起きてしまった結果に今愕然としているのかもしれませんが。

 

 

劇団の対応については、去年の演出家の件で、96期事件から何も学習してなかったことがわかって呆れました。

今回の件にしてもご遺族側から劇団は隠蔽・捏造ばかりとバッサリ言われてます。

あまりにも事なかれ主義で、とりあえず無かったことにして蓋をする、時間が過ぎて風化するのを待つというやり方。

昔ならなんとかなったかもしれませんが、それが通用する事態ではないし、今とは時代も環境も違うということを理解してほしいです。

それに宝塚はファン歴の長い人が多いです。私も含めそういう人たちは口にすることは少なくなっても96期事件を忘れたりしてないですよ。

今回の件にしても「あの時対応をきちんとしていれば」と10年、20年先のファンに嘆かれないように願いたいです。

 

以前の記事にも書いてますが、コロナになって極端に組み替えが少ない状況が続いています。

風通しを良くするためにも、もう少し組み替えをやった方がいいと思います。

正直生え抜き至上主義に辟易してますのでなんならトップ候補の御曹司ほど早めに組み替えさせてはどうでしょうか。

 

それから経営側。宝塚は伝統的に阪急電鉄の一部門になっていて、劇団幹部も電鉄から来てる人が多いように聞いてます。

阪急阪神東宝グループは巨大すぎて人事交流とかどうなってるのかわかりませんけど

接客業の百貨店部門や、広くエンタメ関連事業を手掛けている東宝から人を招くとか、

いっそ東宝の傘下に入れるのもアリなのではと思いますね。

 

 

ご遺族側の会見を受けて、調査チームの報告書を受領し、近日中に改革方針を公表する旨公式に発表がありました。

まず一番に、隠蔽していたことがあるなら訂正すること。そして非を認めて謝罪してほしいです。

劇団の対応をファンは見ています。そして何より未来のタカラジェンヌとその保護者が見ていることを忘れないで頂きたい。


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