水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

舞台「時子さんのトキ」

2020-09-29 | 鈴木拡樹

日曜は舞台「時子さんのトキ」大楽でした。何より無事に幕が下りたことが目出度い

おめでとうございます、そしてお疲れさまでした。

 

お久しぶりのサンケイホールブリーゼ。お久しぶりすぎて行きも帰りも、迷いそうになりました

梅田の地下街はただでさえダンジョンなのに、あちこちで工事してるんだもの

おかげでヒヤッとしました

 

大阪公演があるだけで有難いことです(特に今はこんなご時世ですし)が、

割と人気のある公演でも、土日の二日間しかないことが多いので、通いたくても通えないんですよね~

一回観れたらいい方、なのが外の舞台のツライところです

 

まさか初・生拡樹くんが、現代劇のストレートプレイになるとは思ってもみませんでした

バリバリ現代、まさに今、コロナ下の日本が舞台でした

観るまではちょっとビクビクしてたんですけどね。グサグサと抉ってきて立ち直れなくなるんじゃないかって

でもなんというか、一種のお伽噺のようなお話でした。

観た後に余韻が残って、色々な解釈が出来る作品は大好きです「演劇観た」っていう満足感があります

まとまりのない感想を下に(いつもだけど)ネタバレありますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一体どんな救いようのないゲス拡樹が出てくるかと思ってましたが、ゲスというほどじゃなかったです

っていうか、出てくる人みんな「白」じゃない。一方的に悪い人はいなくて、黒でもない白でもない、ごく普通の人たちでした。

それだけにちょっとした思い込み、すれ違いから、悪い方へ転がってしまうのが、人生と言えば人生なんですよね

 

離婚して最愛の息子の登喜と別れ、日々疎遠になっていく時子さん。

自分の存在の意味が揺らいでいる中、翔真を気に掛け応援することが救いになっていたのかなと思います。

 

路上で歌う翔真にとっては初めは応援してくれるただのおばさん、だったかもしれない

お節介な近所のおばさんみたいな感じで、気兼ねなく世間話ができる人。

お金を借りることになっても、金ヅルと思ってたわけではなくて、

いつかちゃんと返さなきゃと思ってるし、返せないことに後ろめたさも感じている。

 

本当は4年前、北海道の実家(農家)が台風被害にあったのを知って、夢をあきらめて帰ろうとした時に、帰るべきだったんでしょう。

でもそれを強く引き留めたのが時子さんで、実家の借金を肩代わりしてくれたことから、

翔真もそれに甘え、受け入れてしまう。

時子さんとしてはただ翔真にいてほしかった。それが生き甲斐になっていたから。

(なんだかヅカオタとかドルオタとかのオタクを思い出しますね例外はありますが、基本的には無償の愛だし

 

翔真はそんな時子さんにキスしようとするんです

時子さんに大きな借りをつくってしまって、でも期待に応えることも出来ないし、他にできることを思いつけなかったんでしょう

それはそれでズルイんですが

 

それに対して時子さんは激しく拒絶します。「そんなつもりじゃない!」

時子さんにとっては、息子に出来ないことをやってあげたかった、っていうのが強かったのでしょう。

でもホントにそうかな?ホントはちょっと嬉しい気持ちもあったりして

そんな自分の気持ちに気が付いて、狼狽えたのかも

 

時子さんがもう少し若ければ、翔真と男女の関係になったかもしれない。

それを拒否したのは、自分は若い男を金で自由にするような人間ではない、という人としての最低限の誇りだったかも。

金を出さなければ男に抱いても貰えない哀れな女、とみられるのは、誰だって腹が立ちますよね

それが翔真だったらなおのことです。翔真のバカ

 

そしてもしこの時、男女関係になっていたら、二人の関係性は全く別の物になっていたのでは。

それまでは対等に近い関係でしたが、年上で援助している分、少しだけ時子さんの方が上、というか翔真に遠慮がありました。

でも関係を持ってしまったら、翔真は完全にヒモ化したのではないでしょうか

そして時子さんは年下の男に捨てられまいと必死に貢ぎ続ける、可哀想なオバサンになって

二人ともどんどん荒んでいってしまった気がします

 

時子さんが、踏みとどまってくれて良かった

他人から見ればどうあれ、二人にとっての8年間は黒歴史ではなく、お伽噺の世界に迷い込んだような優しい時間だった気がします

二人にとって必要な時間だったのかな。ちょっと長すぎたかもしれませんが

 

結局二人の関係はコロナ下の影響もあって、破綻するわけですが、それで良かったのではと思います。

NPO法人の人に「この人をクズにしてるのはあなたですよ」とまで言われちゃいましたからね。

それは確かにその通りかも

 

翔真も限界点に来てたんじゃないでしょうか。サラ金にまで手を出すようになってましたから。

そのまま行ってたら取り返しの付かない悲劇に行き着いたかもしれません。

翔真はゲスというより優柔不断で甘えたで弱い、つまりは情けない人間。

なので翔真に帰る場所があって良かったな~、とホッとしました

これが身寄りもなくて、頼る人も他にいないとかだと、本気で闇堕ちしたかもしれませんから

 

私自身は時子さんでもあり、翔真でもあります。つまりは、ただの人なのでどちらの気持ちもわかります。

 

離婚してからの8年間、時子さん以外の人のお衣装が、みんなほぼ白でした。多少の濃淡はありましたけど。

それは時子さんの心情を表してたんだろうな、と思います。

離婚して、付いてくると思っていた息子は夫の元に残り、働き始めれば無責任で悪意のある噂を立てられ。

どんどん心が閉じて孤独になっていく。世界から彩が無くなっていくもの無理ないのでは。

帰りの電車の中で、そんなことを考えてたら、危うく泣きそうになりました

 

でも翔真が故郷に戻ったあと、大学生の登喜と会うシーンでは、登喜の衣装も色のある、普通の衣装になっています。

そこでずっと聞けなかったことを聞くのですが、その答がまあスゴイ

いや子どもって、予想もつかないようなことを考えるものだなと思いました。

ピュアで損得抜き、なんですよね。でもそのために時子さんは長い間苦しんでいたんですが

 

時子さんってお母さんとしても普通のお母さんでした。

子どものためによかれと思って、常に先回り先回りして、そして口うるさい

一歩間違うといわゆる毒親ですもしかしたら登喜が翔真のようになっていた可能性もあります。

思春期の子ども、特に男の子は照れもあるのか、そういう母親をすごく嫌がりますよね。

離婚した後、時々会っても、なんか無愛想でウザがるし、すぐ帰っちゃうし、嫌っているのかと観ていた私も思いました

娘との関係も難しいけど、息子との関係も難しい

 

それで話を元に戻して、登喜が父親の方に残った理由は「二度と会えなくなるかもしれないから」

そして母とは「絶対に切れない自信があったから」すごい発想

子どもにとってはどちらも親、特別なんですね。

たとえ家に寄りつかなくなり、会えば母親に暴力をふるったりする父親でも。

 

時子さんはそれを聞いて笑います。脱力したでしょうね、もう笑うしかない

もっと早く聞いていれば、苦しまなくても良かったのに。でもそれが人生なのかな。

翔真はいなくなったし、息子はもう大人だし、これからの時子さんは、どう生きていくんだろう、と考えさせられる作品でした

 

 

出演者の皆さんそれぞれ上手くて味があって、楽しい笑いの場面もたくさんあったので、重くはなかったです。

中でも小学生時代の登喜を演じた矢部さん。

中学生以降は拡樹くんなので、このキャスティングどやねんって思いましたが

もう動きがまさに小学生の男の子で、笑わせてもらいました。

不思議と違和感ないものなんだなぁ、ビックリです。どこかで動きを合わせてたのかもしれません。

2階の後ろ目で観てたのですが、1回しか観ないので早々にオペラを使うのを諦めました

なので細かい動きや表情はよく見えなかったので、わからなかったことが沢山あったかもしれません。

これはもう配信か円盤で見るしかないですね

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月組公演my初日

2020-09-28 | 月組

チケットを持っていても幕が上がるまでは、観れるかどうかわからない。

自分が行くわけでもないのに、宝塚に限らず公演中止と聞くと胸が痛む今日この頃です。

とりあえず月組の初舞台公演の幕が上がって良かったです千秋楽まで無事に駆け抜けて下さい。

 

G氏との相性最悪だし原田くんもそんなに信用してないしで、

期待値限りなく超低空飛行で観に行ったせいか、意外と良かったです

 

何より半年遅れでやっと宝塚の舞台に立てた、初舞台生を見る度に泣いてしまいました・・・。

本来そういうキャラじゃないのにな以前より涙もろくなってます

やっぱり社会全体が精神的に追い込まれてるのが影響してるんでしょうか。

芸能界で活躍されている方の突然の死が続き、驚きとともに恐怖を感じます

もうこれ以上泣く人たちを見たくない

〈追記〉スペイン風邪の時もSARSの時も自殺者が激増したという記録があるそうですコロナうつ対策についての記事

 

ネタバレは少しだけ、かな。

 

 

 

 

 

ショー「WELCOME TO TAKARAZUKA」

チョンパで若衆で始まる日本物のショーは、華やかでいいですね。

さして目新しい場面は無かったですが、いいんです

玉様の監修が入ってるせいか、トンチキ場面もトンチキ衣装もなくて綺麗でした。まずはホッとした~

テーマ曲の歌詞が超ボキャ貧なくらいまあそのくらいは我慢します

 

割と短く感じたのは、初舞台生のご挨拶がショーの中に入っていたからでした。

ショーもお芝居も、出演者がABに分かれていたのに、人が少ない感じが無かったのは初舞台生が出てたからですね。

初舞台公演が化粧替えのある公演で大変かもしれませんが、楽まで頑張ってほしいです

 

宝塚の日本物ショーは、洋ものの音楽が使われるのが特徴ですが、今回は特にわかりやすくクラシックの名曲ばかり使われてました。

ちょっと面白かったのは、かなとくん(月城かなと)中心の鏡の場面。

チャイコフスキーのくるみ割り人形の曲でした。花のワルツでしたよね?

別にいいんですけど、バレエ音楽使うんだ、と思って

 

この公演を最後に卒業される、みえこ先生(松本悠里)は2場面でしっとりと舞われていました。

すみれコードですけど、あのお歳で舞台であれだけ踊られるのは、すごいことだなと思いますね。

それでも10年ほど前に雪組に出られた時は、チャキチャキと粋に踊られていたので、

やっぱり歳を取られたのかな、と思ってしまいました。

どうぞ恙なく千秋楽まで務められますように。

 

 

「ピガール狂騒曲」

肩の凝らないドタバタコメディ。もっとこなれてくると、良くなるのでは。

日本物のショーとのセットなので、初宝塚の人には向いているかもしれません。

 

舞台を1900年代のパリ、ムーラン・ルージュにしたのは正解ですね。

華やかなレビュー・シーンを入れられますから。

舞台上に踊り子始め、舞台関係の人が沢山。パリの街にも行き交う人が沢山。

でも意外と役らしい役は少ないんですね。本当はもう少し小さいハコの方がいいのかも。

 

ありちゃん(暁千星)、くらげちゃん(海乃美月)にちゃんと見せ場はありましたけど、

なんかもったいない使い方だと思いました特に、ありちゃんが。

ダンサーで、歌もすごく上手くなってますが、お芝居が少し弱いです。

でも使ってあげないと、いつまでたっても上手くならないと思うんですよね。

そして、おだちん(風間柚乃)を都合良く使いすぎな気がします。上手いんですけどね

前回に引き続き道化役ですからね。あまり同じ様な使い方ばかりしないでほしいなと思います。

 

 

楽しい作品ではありますが、今の月組にこれをあてるのはどうかと思いますね。

ジャック(ジャンヌ)とシャルルが最後にいい感じになるのも唐突な感じがして、???でした。

全体にもう少しすき間が埋まってくると、見方が変わるかもしれませんけど。

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宝塚は歌劇団には違いない、けれど

2020-09-24 | 月城かなと

来年の宝塚カレンダーの掲載月が発表されましたねこちら

 

雪組の次期が発表されたので、次に注目が集まるのは月組の次期と、ゆりかちん(真風涼帆)の去就になります。

まあここから人事の予想大会が始まるわけですが、それは他の方々にお任せして

 

私的に気になるのは、やはり贔屓組である月組と、ご贔屓様がどうなるか、です

劇団のすることですから娘1人事と同じで何が起きるかわかりません

かなとくん(月城かなと)はいずれ間違いなくトップになるだろうと思ってますが、

間にキキちゃん(芹香斗亜)か、愛ちゃん(愛月ひかる)を挟んでくる可能性は十分あると思ってます。

いわゆる大人の事情、っていうのがどう働くのか・・・見当もつきません

 

ただ、かなとくんもそれなりの学年になってきたので、就任するには十分じゃないかなと思います。

かなとくんのウリは、なんといってもあの美貌です(身も蓋もない言い方だわ

なので引っ張りすぎて旬の時期を外したら、勿体ないことになりかねません。

劇団経営において、その程度のビジョンは持って然るべき、なんですけどね~。

ちょいちょいトンチキ人事をやらかす劇団なので、さてどうなりますか(笑い事では無いんですが

 

かなとくんのウリは美貌ですでも技術的にも問題ないレベルだと思います。

歌は「超」は付かないかもしれませんが相当上手い方だと思います。

芝居心があるので、ショーでもそこを磨いてくれたらもっとよくなるでしょうね。

そしてお芝居の上手さはイケコ氏も認めるところです。

一番弱いのはダンスなので、ダンサートップには成れないでしょうが、真ん中で魅せる力は付いたと思います。

かなとくんより踊れないトップはいくらでもいましたし

 

で、気になるのが相手役さんですどうなりますかね~

最近の劇団は歌重視の傾向が強いですからね。

「歌劇団」なんだから当たり前と言えばそうなんですが、でも10年くらい前はそうじゃなかったですよね

確かに上手いに越したことはない。聞くに堪えない歌を延々聴かされるのは苦痛ですけど

 

でも上手い歌を聴きたいのであれば、四季や東宝や外部の歌ウマの人が出る舞台を観に行けばいいのではないでしょうか。

宝塚の良さは、別次元の夢々しさと華やかさにこそあると思います。

歌は上手い人に歌わせればイイと思いますし、ダンスも踊れる人に活躍の場をあげたらいいのでは。

トップだからといって延々苦手な歌を歌わなくてもいいし、踊らなくてもいいと思うのです。

でも、お芝居だけは他の人と代わることはできません

 

かなとくんは美貌とお芝居の人なので、お芝居の上手い人に相手役になってほしいです。

ただ歌が上手いだけの娘役には、娘1になってほしくない

(かなとくんはダンスが弱いので、ダンスが上手い娘役ならなお良し、です

 

人によって重視する点は色々だと思いますが、私は真ん中のコンビが歌下手より大根の方が苦痛です

最近の劇団は歌が歌えて、可愛ければいいだろう、っていう傾向が強かったですからね。

確かに実力に破綻がない方がいいに決まってます。

そして演技力は音校に入学してからの人がほとんどなので、娘1になってからでも伸びると思ってるんだろうなと思います。

 

ただ男役10年ほどではないにしろ、娘役にも長年培われてきた娘役スキルというものがあります。

そして演技力も勉強と経験が必要です。

いくら成績が良くて歌が上手くて可愛くても、それだけで観る人を感動させられるお芝居が出来ると思ってるとしたら舐めてますね。

子どもの学芸会じゃなく、お金をもらっている一応プロなんですから。

男役のトップにも言えることですが、要するに引き出しが足りなさすぎるのです。

それで何を演っても同じにしか見えない。観ていて退屈してしまいます。

観光で一生に一度しか観ない人なら、十分楽しいかもしれませんけど

 

もう少し勉強する時間をあげれば、もう少し色々な経験をさせてあげれば、

もっと素敵な娘役に、そしてもっといい役者になれるだろうに、と残念に思うことが少なくありません。

 

雪組の娘1人事には驚かされましたがそれが、超下級生娘1抜擢の弊害を反省してのことならいいんですけどね

(さすがに学年上がりすぎでしょ、とは思いましたけど

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のぞコン大劇場楽配信

2020-09-21 | 雪組

のぞコン大劇場楽、星組大楽おめでとうございました

とにかく無事に幕が下りた、それに尽きますね

関係者の皆様、ファンの皆様お疲れさまでした。

星組大楽と、みつるくん(華形ひかる)についてはまた別記事で。

 

だいもん(望海風斗)のコンサート「NOW! ZOOM ME!!」大劇場楽の配信を見ました。

止まることなく無事に見れて良かったです

 

のぞコン経験者(?)の娘とお茶の間で見たので、リラックスして見れました。

私語しまくり、騒ぎまくりなのも配信ならではですね。これはこれで楽しかったです

それでもやっぱり劇場で観たかったですあれを生で観れた人はラッキーですね

 

素晴らしく盛り沢山で楽しいコンサートでした。吉正(斎藤吉正)全開でしたけど

真彩ちゃんとのデュエットも凄かったなぁ~、振り幅が

ミーマイからエリザですからね、天と地ほどの落差がありますが難なく魅せてくれる二人。

ホントにこんな超絶歌うまトップコンビ、二度と出ないでしょうね、溜息物でした

 

二幕頭のコメディー場面は、ちょっと長かったですね

でも雪組でこんなに楽しく大笑いできる公演は大劇場公演では無かったですし、

だいもん始め組子みんなが弾けてて、見てても凄く楽しかったです

 

公演パロディーはタカスペの公演パロディーがグダグダになりがちなのを、

演出家がちゃんと脚本を作って、お稽古期間がしっかりあると、こんな風になるんだというのを見せてくれました。

タカスペの公演パロディーも復活しないかしらね~。ちょっと寒かったりするのもご愛嬌で楽しいと思うんですけど

 

翔くんの金八先生ならぬアヤナギ先生、特徴を捉えていてさすがでした

あんなイケメンなのに翔くんも関西人なのよね。

でももしかしたら東京では少し変えてくるのかな?

 

昭和のドラマやバラエティー番組のパロディーが沢山あって面白かったです。

若い人たちにはわかったのかなっていうか、舞台上の人たちも知らないのが結構あったんじゃないかと思いますけど

 

翔くんは今回、お歌が安定してましたね。ハラハラするところが無かったです。

昭和っぽい曲が多かったので、歌いやすかったのかな?

それか、だいもんの歌唱指導の賜物か

組子達みんなの歌唱力がupしてましたから、そっちかも?

 

最後の方に出てきた各組の代表曲メドレーも宝塚愛炸裂の素敵な場面でした。

ファン歴14年目になりますが、スカステ様のおかげでここ20年くらいの曲は大体わかります。

宙組がミレチャレだったのにはちょっと驚きましたがインパクトありますよね

頭から歌うともっとトンチキ風味なんですけど

でも、楽しくてノリのいい曲です

最後の〆が雪組のジョイフルなのも良かった。丁度ベートーベンつながりになりますし

あのショーは名作だから再演すればいいのにな、と思います。

 

盛り沢山すぎて、覚えてないところが沢山

でも生でも、配信でも、楽しい物は楽しい

いいなぁ~雪組、と羨ましくなりました

 

 

と思ってたら、今朝のニュースで月組のお稽古場映像が流れました。

和物ショーは初めてなのに、お稽古着のお着物の着慣れ感ハンパ無いご贔屓様の姿にテンション

G氏がトンチキなことをやらかしてないことだけを祈ります

 

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宙組集合日

2020-09-21 | 宙組

いろいろありましたが、まずは宙組関連の発表から。

○退団者は集合日付けで、103期の碧咲伊織くん。

新しい道に幸せがありますように

 

○何色くん(風色日向)の大劇場・東京共全日程休演が発表に

元気に戻ってくる日を待ってますよ

 

○そして超ビックリのニュースが、あられちゃん(愛海ひかる)の娘役転向

ああ驚いたまどかちゃん(星風まどか)の同期ですよね。

小柄で超可愛い男役さんだったので、アリだとは思いますちょっと残念な気もしますが

アナスタシアから早速娘役です。活躍を楽しみにしていますよ

娘は公式のニュースを見て、愛ちゃん(愛月ひかる)女役転向と空目したそうです

あるわけないやろ

 

○「アナスタシア」の配役も発表されました。

元の映画は見たことがありますが、アニメ映画の方はかなり改変されてるらしいので、見てもわからないです

マリア皇太后すっしーさん(寿つかさ)は予想通りでしたね

全く違う作品で同じ役というのも面白いです。どんな皇太后になるでしょうか。

 

その他では、まどかちゃんと同期の、じゅりちゃん(天彩峰里)が少女時代のアナスタシア

出番あるのかな~

 

組替えで注目された潤花ちゃんは二役。

組替えご祝儀の見せ場は貰えるでしょうか。一本物だし、役少なそうですからね~

ダンサーだし、フィナーレのロケットの真ん中はありそうですが。

宙組での活躍応援してます。頑張ってね

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オタクは健康じゃなきゃ!

2020-09-16 | 宝塚

コロナ騒ぎで一時は完全に止まってしまったエンタメ界。

落ち着いてきたとはいえ東京はまだ結構な新規感染者が出てるので、

油断して感染者を増やさないように気を付けないといけないのですが。

 

それでも皆こういう状況に慣れてきたのか、新規感染者の100人200人にイチイチ驚かなくなったんじゃないでしょうか

芸能界に感染者が出るとニュースにはなりますが、以前のように大騒ぎしなくなったような気がします。

復帰する人も増えたからかな?いい傾向かもしれませんね

それにつれエンタメ界も急激に息を吹き返して来ているというか、宝塚を含め色々なことが一斉に動き出したような気がします

 

19日からの客席の人数制限の緩和を受け、早速チケットの追加販売を始めたところもあります。

宝塚も花組東京公演から、千鳥配席から通常の配席に近くなります

花道の傍や、銀橋前の席は空けるようです。

まだまだコロナ前のようには行きませんが少しずつ、ですね

 

ただ、だいもん(望海風斗)のコンサートは東京からでも増やせないんでしょうか

今からでも追加販売すればいいのにな。

配信があるとはいえ、劇場で観たい人は沢山いるでしょうに

 

 

そして今日、みりおちゃん(明日海りお)の「ポーの一族」、アラン役に千葉雄大くんと発表がありました

実際に並んでるところ見ないとなんとも言えないですが

そう言えば他のキャストは?メリーベルはまだ決まってないんでしょうかね。

 

それから同じく今日、来年1月からイノッチこと井ノ原快彦さん主演のドラマ「カンパニー」の制作が発表に

月組で上演したあの「カンパニー」ですよまさかNHK様でドラマ化されるとは思いませんでした

これも他のキャストが気になりますね

 

 

刀ステは来年1月から6月まで、IHIステージアラウンドで大坂冬の陣・夏の陣を連続上演。

さらに拡樹くん関係では「最遊記歌劇伝」の新作が来年2月、東京と大阪で。

刀ステは東京だけですが、最遊記の方は大阪公演があるので観れたらいいなぁ。

三蔵法師様の「準備はイイか、野郎ども!」を生で聞きた~い

 

なんか急にそわそわと気持ちが忙しくなってきました

観たい舞台があるってだけで幸せになります

たとえ自分が生で観れなくても、一番は恙なく幕が上がって、楽まで無事に駆け抜けてくれることですよね。

 

宝塚と日程の調整を考えないといけないなでもこういう忙しさは大歓迎

インフルにも、コロナにも罹ってる場合じゃないオタクは健康じゃなきゃ

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のぞコンと娘と配信と生

2020-09-14 | 雪組

だいもん(望海風斗)ファンの娘が昨日、のぞコン「NOW! ZOOM ME!!」に行ってきました。

予定していた、はいからさんは中止になってしまったので、お正月の雪組公演以来の大劇場です。

2階の天辺のお席でしたが、行けて良かった、生で観れて良かったと言ってました。

尊すぎて終演後涙が止まらなくなり、立てなかったそうです

 

それを聞いて私も本当に良かったなと思いました。

期間も短く、客席も半分なので激戦ではありましたが、転売ヤーの関与があまりなかったので、

(転売している人はいるようですね。友会チケットを高額転売とか除名退会ものでしょうに)

ウチの娘にも観るチャンスが生まれたのかもしれないなという気がしています。

本当に観たい人が観れる宝塚であってほしいと切に思います。

 

イベントやコンサートの人数制限が撤廃されることが決まったそうですね。

宝塚がいつから人数制限を止めるのかはわかりませんが、プレイガイドやカード会社、旅行会社、生協など

チケットを扱うところが多くなると、また転売ヤーが動き出すかと思うと気が重いです

制限がなくなるのは嬉しいですが、トップ退団公演が控えてますからね。何かいい手はないものでしょうか

 

コロナ騒ぎで宝塚もついに配信を始めました。

客席の制限が無くなっても続けられるのかどうかはわかりません。

私自身は続けてほしいなと思います。大変助かります

東京しかない公演だとまずチケットを取るのが大変ですし、遠征できないことも多いです。

子育てや介護、病気などで劇場に行けない方もいらっしゃいますし、高齢で劇場に行くことを諦める方もいらっしゃるでしょう。

(遠からず私もそうなるでしょう

 

そして配信が新しい客層を拡げる可能性もあると思います。

若い層には手頃な値段で扱いやすいツールですから、観劇への入り口、劇場への第一歩として大きな意味を持つのではないでしょうか。

まだまだ観劇という趣味は高尚に見られがちです。

宝塚はお上品でお金持ちの奥様たちが集う敷居の高い場所、と思っている人が多いのに驚かされます

宝塚や2.5次元が若い層への入り口になって、演劇やコンサートがもっと普通に生活の一部になってくれたらなと思います。

 

ただやっぱり生でしか味わえないものがある、思います。

少し前に、これからは演劇もコンサートも配信がメインストリームになる、と言った情報番組のコメンテーターがいたそうです。

その人は全然わかってないですよね。

演劇でもコンサートでもライブでも、生の現場を経験したことが無いのでは?と疑ってしまいます。

 

のぞコンに行った娘が、CDでも配信でもテレビでも、だいもんの歌は素晴らしい

でも生の歌は全然違う、“聞く”ではなく“浴びる”、“降り注いでくる”のを全身で感じるのだと言ってました。

だいもんの歌で充たされる、あの大きな空間に浮遊する感じ、ということでしょうか

 

配信と生では空間と奥行きが違うと、何度か書いてます。

ご贔屓様を含む演じる側と空間を共有できるのが素晴らしい、とも。

舞台に立つ人たちもよく話されます。その日によって客席の空気が違うと。

そして客席と一体になったと感じられる瞬間が楽しい、と。

 

客席に座っていてもそれを感じます。

初日の緊張感、ドキドキワクワク感、どうなるの?どうなっていくの?という不安感

声に出さなくても、客席が息をのんだり、わ~っ綺麗ってなったり、悲しんだり楽しんだりしているのが、

演じている側にも伝わっているし、観ている観客も、客席全体の空気を膚で感じ取って共有しています。

一人じゃない。

舞台と客席と、その場にいる沢山の人たちの感情が動いているのがわかるのが楽しいんです

それが配信やテレビとは圧倒的に違う。その空気、空間を再現出来る技術が遠い未来に出来るかどうか

とりあえず私が生きてる間には無さそうです

 

初日映像を見ましたが、ホントに楽しかった素晴らしかったと興奮して話してくれる娘

懐かしい宝塚の大好きな曲が沢山で嬉しかったと。そして昔のタカスペのようなパロディーコーナーが面白かったと。

だいもんには“昭和”が似合う(娘は平成生まれ

昭和が似合う、濃い男役は、これから少なくなるのかもしれないなぁと、ちょっと寂しそうでした

 

オケボックスにオケの皆さんはいませんでしたが、生演奏だったんですね

オケボックスは狭いので仕方ないですが、でも宝塚はやっぱり生オケ!ですよね

これからそういうのが増えるといいな~

 

空のオケボックスに橋を渡して銀橋も使って、コンサート仕様にしたセットも、いつもと違う雰囲気。

映像には屋上で撮ったのもあったりして、思わずニヤつきました

配信で見れるかな~、見れるといいけど。

 

最後の最後、アンコールの曲で娘の涙腺は完全崩壊

だいもんのあの曲を、男役仕様にアレンジしていて、凄くカッコ良かった全然違う

それを提案してくれた人天才だそうです

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あ、あたま痛くなってきた月組公演人物相関図

2020-09-11 | 月組

こ、これはヤバイことになりました

ちょっとすみません、盛大に悪態つきますから、苦手な方はスルーでお願いします

 

 

 

 

 

 

 

月組公演が近くなってきたのはホント嬉しいです

超々お久しぶりのご贔屓様をこの目で拝めるのよ、嬉しくないわけがない

が、が、今日、人物相関図が出ましてイヤこれ話が違うだろー原田テメエ

ハイその問題の人物相関図はこちら

 

たまきち(珠城りょう)の役名ジャックとヴィクトールは両方男名だったので、女装回避だと思ってたのですが

ジャックはジャンヌが男装して劇場で働く時の名前でした

つまり、たまきち女役!

だと~ 

驚きすぎて猫が死ぬレベルだわよ

しかも矢印が、かなとくん(月城かなと)シャルルに向かってる

勘弁してくれ~~~~~~~~

何が悲しくて、自分のご贔屓様がデカゴツの大女とくっつくところを見なきゃいけないのよ

いくら喜劇とはいえ宝塚なのよ

ゆ、夢が・・・ぅうっ

 

私、この公演通えるんだろうか

自信無くなって来た~

行かない選択肢はないけれど、チケット増やす自信が無いぞ

ハーラーダーほんとに大丈夫なんだろうな

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来年のカレンダー掲載メンバー発表

2020-09-10 | 宝塚

遅れていたカレンダーの掲載メンバーが発表されましたこちら

掲載月は後日発表されるでしょうが、コロナ次第でスケジュールがどうなるかわかりませんから、

今年に関しては意味があるでしょうか

それとなく意思表示があるとしたら、まかまど(真風涼帆、星風まどか)の去就くらいですが

 

スターカレンダー、ステージカレンダー共に初登場は先日次期娘1決定が発表された、ひらめ(朝月希和)のみ。

だいもん(望海風斗)はどうなるのかなと思ってましたが、パーソナルカレンダー、卓上パーソナルカレンダーとも発売になります。

 

そしてやはり気になるのが、若手が掲載される宝塚卓上カレンダーと、上級生のポスターカレンダーです。

95期がポスターカレンダーに移動、マイティ(水美舞斗)、あーさ(朝美絢)、ずんちゃん(桜木みなと)と、

せおっち(瀬央ゆりあ)※失礼、せおっちが抜けていました。他意はありません

 

一人写りA3判の裏表なので、ファンにとっては卓上よりいいかもしれません

 

そしてすっかり若手メンバーのカレンダーになった宝塚卓上カレンダー。

初登場は、花組 はなこちゃん(一之瀬航季)

     月組 うーちゃん(英かおと)、ぱるくん(礼華はる)

     雪組 しゅわっち(諏訪さき)

     星組 さりお(碧海さりお)、かのんくん(天飛華音)

     宙組 何色くん(風色日向)

最下は102期ですね。

 

はなこちゃんと、ぱるくんは新公が飛んでしまいましたが、発表されてましたし経験者として扱われるようですね。

ひゅーがくんは新公まだのはずですが、万博アンバサダーメンバーにも入ってますから、いずれはやるのは確実ってことでしょうか。

※ミスが多くてすみません。ひゅーがくんはエル・ハポンで新公主演済みでしたね

 

後は一人写りが誰になるかですが、バウ経験者だと、ひとこくん(永久輝せあ)、ありちゃん(暁千星)、もえこ(瑠風輝)。

ショーバウになりますが、そら(和希そら)と、バウが決まっている、ほのかちゃん(聖乃あすか)の5人かな。

例年よりも遅めの発売になりますが、楽しみです

 

 

ところで今年はブックマークは発売されないんでしょうかね?

いつもなら、もう出てる頃なんですが。

今年は大劇場公演が5ヶ月も止まってしまったので、舞台写真が少なくて選べないのかな

かなとくん(月城かなと)とか、赤と黒だけですからねでも出ないのは寂しいな・・・。

舞台写真じゃなくても、グラフ・歌劇とかのポートレートを使ってもいいんじゃないかと思いますけど。

是非ご一考頂きたいです

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みえこ先生と真彩ちゃんのMS

2020-09-07 | 宝塚

今日の公式で「専科 退団者のお知らせ」を見つけて、誰と固まりました

みえこ先生(松本悠里)退団されるんですね

それはまあ1957年初舞台の43期ですから不思議ではないんですけども

しっかり舞台を務められていて、あの年齢不詳感ですからずっといて下さるのかと思ってました。

最後の舞台に月組公演を選んで下さって有難うございます。

大楽まで恙なく過ごされますように、願っています。

 

 

さて今日は真彩ちゃん(真彩希帆)のMSでした。

やっぱり上手いなぁ。桁違いだわ雪組に来てくれて、だいもん(望海風斗)の相手役になってくれてほんとに感謝です。

構成も良かったですし、懐かしい曲がいっぱい

 

トークも面白かったですが、1回目の受験の時に正塚先生に鼻で笑われたという話にウケました

しっかりリーゼント作って受験したって話、何回聞いてもおかしい

キム(音月桂)のファンで男役になりたかった、っていう話は有名ですが、

切り替えて娘役で受験にトライしてくれてホント良かったわ

 

超耳福のDSで楽しかったんですが、ウチのPCが古いせいか、数分おきに止まるのがなんとも

なんとか最後まで見れましたが、おかげで集中できませんでした

次に配信を見る時は違う方にチャレンジしてみようかな(まあ買い換えろよ、ってことかもしれませんが

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