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NativeInstruments製品とテクノとデジタルの日々

BootCampの狙い

2006-04-19 11:15:08 | apple
アップルはOS市場のシェア拡大を狙い、MacでWindowsを動く仕組みを提供した。
皮肉なことに、ライバルOSを使って。
BootCampによって、Macが売れたとしても、それは厳密には、OSシェアは変わらず
Macの販売台数が増えただけ、ということになるだろう。

近年パソコンの利用率が増え、絶対数としては、それなりにパソコンを使える人が
増えたと思われるが、今のところ「Windowsで十分」という人がほとんどだと思う。

その上で、「それでもMacを選ぼう」という意欲を沸かせるためには、
今持っているWindowsPCが「もう要らない」という状態にする必要がある。

それは並大抵のことではない。

今後、次期OSのレパードに合わせて、現状ベータ版であるBootCampをさらに改良して
くると思うが、少なくとも単純なデュアルブートが出来るというだけでなく、
MacOS上でWindowsが快適に動くくらいの状態にしなければならない。
これは、良い例でしょう。

さらに、今のWindowsPCは、テレビ録画が出来るモデルがかなり増えてきている。
Macは未だに標準では出来ない。iPodの動画対応で、そろそろ来るんじゃないかと思ったが、
IntelMac対応でそっちまで手が回ってないのだろう。
Windowsが動いてOfficeも動く、程度ではWindowsPCが「もう要らない」には
なり得ないのが、当世である。(僕にはそれでも十分な魅力だが)

毎回appleの発表はあっと言わせてくれる事が多い。
いつの間にiPodがみんな持ってる音楽プレーヤーになったように、5年後のMac所有率
なんてどうなっているか僕には分からない。

ただ、Macユーザー自身としては、みんなが持ってないパソコンを持ってると言う
一種の優越感に浸ってる部分もあると思うので、流行すぎることは期待していない
っていうのも現実だろう。
僕は最後のPowerBookを今後もかわいがり続ける事は変わりありません。おそらく。

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promix

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