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奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

奈良八重桜の下見

2022-04-24 21:02:36 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第427弾


日曜日(4月24日)に奈良公園で「きたまち奈良八重桜巡り」が開かれました。これに申し込んでいたので、20日の水曜日にちょっと下見に行ってみました。



県庁の横にはバスターミナルがあります。この屋上に登ってみました。興福寺の五重塔が正面に見えました。







このバスターミナルの脇にナラノヤエザクラ(奈良八重桜)の小さな木と明治9年に創られた「八重桜古蹟」と書かれた石碑が立っていました。ナラノヤエザクラは遅咲きのカスミザクラの八重品種で、伊勢大輔の歌「いにしえの奈良の都の八重桜けふ九重ににおひぬるかな」で詠まれた「八重桜」だと考えられています。知足院にある奈良八重桜は大正時代に天然記念物に指定されたのですが、大風で倒れ、枯れてしまいました。その原木から組織培養して得たクローンが今、奈良公園のあちこちに植えられています。このバスターミナルの奈良八重桜もそのクローンの一つです。このバスターミナルは昔、興福寺の東円堂があったところです。その脇に八重桜があったという話は古く平安時代の記録にも残っているそうです。







バスターミナルと道を挟んだ向こう側にはみとりい池園地がありますが、ここには花のいっぱいついたナラノヤエザクラが何本も植えられていました。ナラノヤエザクラは新緑色の葉と一緒に花が咲き、花の色が時間と共に薄いピンクから赤色に変色していくのが特徴です。



これはナラノココノエザクラで、もう花は終わっていました。





これもナラノヤエザクラです。



みとりい池の近くをクロアゲハが飛び回っていました。何だか止まりそうなので、じっと待ってやっと一枚だけ撮れました。





ここから登大路園地の方に行ってみました。この園地にはナラノヤエザクラがあちこち植えられていました。その中でもほぼ満開と思われる1本です。ナラノヤエザクラは枝が横に張らずに、上に伸びるので、遠くからでもすぐに分かります。



この日はついでに興福寺にも行ってみることにしました。これは五重塔。



新しく建てられた中金堂。



新しく角が伸びてきたシカ。



この後、猿沢の池にも行ってみました。池越しの五重塔です。よく見る構図です。



猿沢の池から階段を登って南円堂に行ってみました。手前にある木は右近の橘樹です。



よく見ると花が咲いていました。



南円堂正面です。





南円堂の北側には八重桜が何本か植えられていました。ナラノヤエザクラは奥ゆかしい感じがするのですが、こちらの八重桜は花が大きく豪放な感じです。





八重桜と五重塔。



そして、八重桜と南円堂。



これは北円堂。



それから東金堂。



お昼はこの近くにある柳茶屋で食べました。明治35年創業の古いお店です。

雑談)今日は「きたまち奈良八重桜巡り」に参加してきました。朝から雨だったのでどうなるかなと思ったのですが、うまい具合に外を歩くときには雨が止み、雨上がりのしっとした東大寺境内を歩くことができました。

早朝の散歩 鳥と草と猫と

2022-04-23 20:34:17 | 奈良散策
奈良散策 第426弾


4月20日も朝7時前に家を出て散歩に行きました。





水草が模様を作っていたので撮りました。



民家の入り口にいた黒猫を撮っていたら、家の中から人が出てきて、不審な顔をされたので、早々に立ち去りました。





セッカがいたのですが、ちょっと遠すぎました。



これはベニシジミ。この時間、チョウはほとんど止まっています。









ケリが羽を繕っていたので、撮りました。



これはモズ





それから、ウシガエル



金魚池の縁にいた猫です。この猫は何度も見ています。



今日は撮るものがあまりなかったので、少し植物も撮ってみました。これはカズノコグサ





それから、タガラシ





最後はセリ。こんなに生えていました。

雑談)今日は、これまで住んでいた大阪北部で写真に撮ってブログに出してきた昆虫や鳥など動物のリストを作ってみました。ブログに出した写真はデータベースに入力してあるので、このデータベースから直接リストを作るVBA(visual basic for applications)プログラムをだいぶ前に作ったのですが、今日はそれを試してみました。

鳥綱
カイツブリ目
  カイツブリ科
     カンムリカイツブリ Podiceps cristatus 甲子園浜, 鶴見緑地, 淀川河川敷, 琵琶湖, 昆陽池
     ハジロカイツブリ Podiceps nigricollis 甲子園浜, 琵琶湖
     カイツブリ Tachybaptus ruficollis 昆陽池, 水上池, 鶴見緑地, 服部緑地, 淀川河川敷, 山田池公園
               ・・・・・・・・・・・・・・・・
こんな形の全動物リストが一気に出力できるようになっています。撮影場所のリストを載せたところが苦労したところです。今度は植物のリストも出してみたいと思っています。

早朝の散歩 鳥と猫と

2022-04-22 20:48:46 | 奈良散策
奈良散策 第425弾


4月19日早朝の散歩のときに撮った写真です。いつもだいたい同じ道を歩くので、だいたい同じものを撮ってしまいます。



家を出てすぐの電線に止まっていました。ビーと鳴いています。カワラヒワです。





いつものため池の横の草地にはやはりホオアカがいました。



もう一つのため池に行ってみました。最近はカモ類がいなくなったので、ため池は寂しい限りです。その前の道でアオジが歩いていました。



金魚池の周辺にはネコがいました。









遠くの鉄柱にワシタカ類が止まっていたので、撮ってみました。以前、同じ場所にノスリの幼鳥が止まっていたことがあったので、どうせそれだろうと思って撮ったのですが、後で写真を見ると、どうやらトビのようです。





だいぶ前からツバメが飛び回っていたので、写真に撮ろうと撮ろうと頑張っていたのですが、やっと撮ることができました。巣作りを始めたようです。



これはハハコグサ



そして、カラスムギ



金魚池で別の猫が金魚を狙っていました。ちょうど産卵のために産卵藻を入れた場所です。すぐ近くで金魚が動き回っています。





でも、こちらに気が付いたのか、きょろきょろし始めました。



やはりこちらに気が付いたようです。じっと見ています。



そのうち、寝てしまいました。

雑談1)今日は午後から虫の撮影に行きました。今頃はアブラムシがあちこちにいて、それにアリが集まっています。そんな写真を撮り、それからいつもの用水路脇にも行ってみました。ハエの写真をいっぱい撮ったのですが、後で名前調べに困るかな。

雑談2)昨年の9月ころからコロナの勉強を始めて、これまでに雑記という形で、勉強したことをまとめてきました。今日、雑記第7報が出来上がりました。今回はウイルスの変異、私の住む奈良県の感染状況、SIRモデルに再感染の効果を入れたシミュレーション、それにインフルエンザとの比較、エラーカタストロフについてです。これで知りたいことはほぼ調べ終わったので、今回で雑記も終わりにしようと思いました。でも、いざ終わってしまうと何となく手持ち無沙汰になって、これから何をやったらよいか一日中悩んでしまいました。それで、やはりもう少し勉強は続けた方がよいのではと思うようになりました。免疫の勉強は面白いので、これから自然免疫、サイトカインストーム辺りを調べてみようかと思っています。

散歩 郡山城から永慶寺

2022-04-21 20:41:05 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第424弾


4月17日は家族と一緒に郡山城から永慶寺あたりを散歩しました。





やまと郡山城ホールから見た郡山城です。今頃は八重桜が綺麗です。



三の丸緑地の入り口にあった地蔵尊です。







近鉄電車の踏切の向こう側に八重桜が咲いていました。











城跡に行く途中で、道の向こう側のツツジにクロアゲハが来ていました。何とか撮ろうと思って、道を渡って撮ったのですが、ともかくじっとしてくれないので、写真はどれもいまいちでした。



お濠越しに極楽橋が見えています。



この間の「やまとな雛まつり」のときに載せた「金魚と猫」の碑です。県立郡山高校の近くにあります。





お濠越しに八重桜が見ています。





これは道端で咲いていたウマノアシガタ



橋の上から撮った城址公園です。



橋を渡ったところに、「柳里恭屋敷跡」という碑がありました。ネットで調べてみると、柳里恭というのは柳沢淇園(きえん)の別名だそうです。柳沢淇園の父は柳沢吉保の筆頭家老だった曽根保挌で、その次男として生まれ、武士であり、文人画家であり、漢詩人だったようです。



これは城址公園を反対側から見たところで、鰻堀池が見えています。





ここからちょっと歩いたところに永慶寺があります。永慶寺は黄檗宗のお寺で、柳澤家の菩提寺だったところです。







1月に来たときにはクチナシの実がいっぱいだったので、その後、どうなったのか見に行きました。実を取ってしまったのか、ほとんどのクチナシの木には実が付いていませんでした。その中で2~3株にはこんな実が付いていました。





ここから歩いていき、三の丸緑地に行きました。その入り口にあった八重桜です。



これは緑地の中にある池。



そして、ムラサキサギゴケがいっぱい咲いていました。



最後は入り口にあった塔で、「金魚の塔」だそうです。

風が強い日に虫探し

2022-04-20 20:33:42 | 奈良散策
奈良散策 第423弾


4月16日はとにかく風の強い日でした。こんな日に虫の撮影に行ってしまいました。接写なので、風がおさまるまで、息を止めて待っています。そのうち、レンズにつけた「影とり」が飛んだり、帽子が飛んだり。とても撮影どころじゃないと思って帰ってきました。



カラスノエンドウには今頃いっぱいアブアラムシがついています。これはソラマメヒゲナガアブラムシ



これは何でしょうね。ヒラタアブの仲間の♀です。





これは採集してきて、属の検索までしてみました。たぶん、イエバエ科トゲアシイエバエ亜科Helina属(ホソイエバエ属)だろうと思います。種の検索はまだやっていませんが、前脚脛節中央にp-setaという後ろ向きの剛毛があって、脚の腿節が橙色なので、Helina impuncta(キイロホソイエバエ)かなと思っています。



ヒラタアブの仲間が産卵しているところです。ヒラタアブの幼虫はアブラムシを食べるので、近くに産卵しているのですね。







ハルノノゲシのつぼみにこんな卵がついていました。何でしょうね。



これはスカシヒメヘリカメムシ



これはヒメマダラナガカメムシ。初めて見ました。



これはナナホシテントウ幼虫。



腹部の模様からホソヒラタアブ♀ではないかと思います。

雑談)今日は家族と一緒に奈良公園にナラノヤエザクラを見に行きました。Wikipedia[ナラノヤエザクラ]によると、ナラノヤエザクラはオクヤマザクラの変種で、4月下旬から5月上旬に咲く遅咲きの桜です。「いにしへの奈良のみやこの八重桜・・・」で知られる桜の一品種で、奈良に咲いている八重桜というわけではありません。行ってみると、「ナラノヤエザクラ」という名札のついた桜があちこちにあって、花を咲かせ始めていました。普通の八重桜は花がいっぱいで豪華な感じがしますが、ナラノヤエザクラは葉と一緒に咲くので少し奥ゆかしい感じがしました。