廊下のむし探検 第362弾
1月21日にマンションの廊下で見つけた虫の続きで、これがこのブログ最後の記事になります。
最初はこの間アブラコバエ科と書いたハエです。ただ、ネットで調べると、アブラコバエ科とは外観がかなり違っています。どうしてそう思ったのか調べてみると、以前、採集して科の検索をし始めたのですが、ピンセットで腹部をつぶしてしまい、検索を途中で止めてしまったものでした。外観からはクロツヤバエ科が似ているようです(ちょっとsc切目がはっきりしないのですが・・・)。この科は、「日本昆虫目録第8巻」によると、3属7種。中村氏によると、種の解明度は10-50%。意外に攻めやすい仲間かもしれません。
これらはたぶん、エリユスリカ亜科だと思います。
そして、この間から見ているクチジロハススジハマダラミバエ。
最後はノミバエ科ですが、後脛節に毛列が見えるので、Megaselia属だと思われます。
いよいよこのブログも最後になってしまいました。思えば、Yahooブログが廃止されるというので、2019年4月からこのgooブログに移ってきました。住んでいるマンションの廊下に虫がいっぱいいるので、見つけた虫の名前をすべて調べてみようと思ってブログを始めたのが2012年10月。その時付けた名前が「廊下のむし探検」でした。gooブログに移ってからもその名前を継承し、「新『廊下のむし探検』」という名前にしました。谷間から平地に出る途中にあるマンションなので、夜になると明かりに惹かれて周りの林から虫がいっぱいやってきます。野外だと保護色でなかなか虫は見つけられないのですが、マンションの白い壁に止まっていると簡単に見つかります。それで、こんな冬でも虫探しができ、絶好の観察場所になっていました。今度行くところは奈良盆地の真ん中にあるマンションなので、周りに林らしい林はほとんどなく、たぶん、マンションの廊下ではほとんど虫は見つからないのではと思っています。一応、「奈良のむし探検」という名前をつけてブログを続けていこうと思っていますが、どういう形になるのかよく分かりません。試行錯誤で頑張っていこうと思いますので、これからもよろしくお願いします。
(「いらすとや」さんの可愛いイラストを転載させていただきました)
それでは、皆さん、さようなら。