奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

午後の散歩 コチドリほか

2022-03-31 21:00:00 | 奈良散策
奈良散策 第404弾


3月27日午後の散歩のときに撮った写真です。この日はコチドリばかり撮ってしまいました。









金魚池はときどき水を抜いて乾燥させるようです。水を抜いた直後にはチドリがよくやってきます。この日はコチドリが2,3羽来ていました。





これはキタテハ





水を抜いた金魚池に生えてきていました。たぶん、タガラシだと思います。







コチドリ。脚がちょっと気になっているようすです。







その後、脚を引っ込めてしまいました。



逆光だったのですが、アオジです。





それにキセキレイ



ヘリコプターが飛んでいたので撮ってみたら、奈良ドクターヘリのようです。





最後はハナニラでした。

雑談1)今日は雨。仕方ないので、家の中でコケの検索と、コロナの勉強をしました。コケはこの間はっきりしなかったコケをもう一度見直しました。ポイントは葉の縁に舷細胞があるかどうかなのですが、たぶん、あるのではという結論になりました。そうすると、検索表ではツリガネゴケ属のコツリガネゴケあたりになるのですが、決め手がありません。やはり、コケの専門的な図鑑がないと駄目かと思って、検索してみると、手元にある保育社の「原色日本蘚苔類図鑑」のほか、「日本の野生植物 コケ」と「Illustrated Moss-flora of Japan. Vols. 1-5」が載っていました。前者は絶版で手に入りません。後者は服部植物研究所の発行で、5冊で17,500円にもなります。やはりこれは駄目かと思って、服部植物研究所のHPを見ると、実にダウンロードできるではないですか。喜んでダウンロードさせてもらいました。種ごとに手書きの図が載っていて、大いに役立ちそうです。

雑談2)コロナの勉強の方はダイヤモンド・プリンセス号のゲノム解析の結果を用い、モデルを立ててウイルスの変異率のようなものを計算してみました。その結果、実に、新規感染者の20~40%の割合で変異が起きているという結果を得ました。これらの変異は感染力が弱いなどの理由で最終的には消滅していくのでしょうが、それにしても高率なので驚きました。

馬見丘陵公園 鳥と蝶

2022-03-30 20:56:49 | 奈良散策
奈良散策 第403弾


3月25日に桜を見に馬見丘陵公園に行ったのですが、その時に見た鳥と蝶です。



まずは南エリアで見たツグミです。







三吉2号墳に登る途中でシジュウカラを見つけました。



花が咲いているとあちこちでメジロを見かけます。





ヒヨドリが止まっていたので、久しぶりに撮りました。







と思ったら、地面にもヒヨドリがいました。何か食べているようです。







改修が終わったトチノキ橋の方に向かうと、双眼鏡を見ている人を見つけました。その方角を見たら、アトリが水浴びをしていました。



その近くにヤマガラも。













メジロは近くに寄っても逃げないので、つい撮ってしまいますね。



帰る途中で地面に止まっているルリタテハを見つけました。そういえば、奈良に来てからルリタテハを撮ったのはこれが初めてです。



そうしたら、こちらにも止まっていると家族の声。





白い部分に口吻を伸ばして何か一心に吸っています。樹液でも出ているのかな。近くにヒメカメノコテントウもいます。

雑談)今日は郡山城に桜を見に行きました。今がまさに満開です。昨年も同じころに行ったのですが、人はほとんどいませんでした。今年は見物客がいっぱいでした。

お城まつり 開会の儀式

2022-03-29 21:02:38 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第402弾


3月24日からお城まつりが始まりました。去年は引っ越して来たばかりで見物に行く余裕がなかったのですが、今年は開会の儀式を見に行くことにしました。







お城に向かう途中の駐車場で、車の下に猫が3匹も潜り込んでいました。



この間も見たお城まつりの看板です。





桜はまだこんな感じ。もう少し経つとお濠の周りは桜の花で埋まります。「さくら名所100選」に選ばれた郡山城跡の桜ももう少しです。



柳澤神社の前には金魚が並べられていました。



中では奉告祭が行われているようです。





奉告祭が終わると、数珠くり法要があります。その会場に行ってみました。天守台の下にあります。





奉告祭が終わったようです。皆さん、天守台の下に集まり数珠くり法要が始まりました。





天守台の向こう側に行くと女王卑弥呼交代式に参加する新旧の女王卑弥呼が集まっていました。



そのうち、数珠くり法要は最後に天守台の周りに張られた大数珠に触れて回るようです。





これが済むと、女王卑弥呼の隊列が天守台に登り始めました。上で交代式が始まるようです。見物客が多かったので、今回はパス。



最後にもう一度、柳澤神社の前の金魚を見に行きました。







こんな屋台のようなものも出ていました。



大和郡山市の金魚の紹介です。5000万尾も養殖していたのですね。驚きました。

雑談1)昨日、散歩に行ったときに、この間畑で見つけたコケを3株採集してきました。詳しくみると、3株のうちの2株は同じ種で、結局、2種であることが分かりました。手元にある「原色日本蘚苔類図鑑」の図版で探したのですが、およそ種類なんて分かりません。それで、以前購入してそのままになっていた、関根雄次著、「日本産蘚類の検索」で検索をしてみました。昔(といっても30年以上も前)、コケを調べたときには切片を作ったりと大変だったのですが、この検索表では顕微鏡で見るだけで何とか調べることができました。一つはヒョウタンゴケ属のヒョウタンゴケ、もう一つはツリガネゴケ属のコツリガネゴケになりました。前者はほぼ確かなのですが、後者は特徴が必ずしも合わないのでもう少し検討が必要です。

雑談2)コケの検索にくたびれたら、休息のつもりで、今度はコロナの変異について調べました。ダイヤモンド・プリンセス号のクラスターではたった1名の方の感染から始まっているので変異の解析ができるかもと思ったのですが、Google Scholarで検索してみると、タイトルにダイヤモンド・プリンセス号という文字が入った論文は91件もあることが分かりました。ただ、そのうち、ゲノムを扱っているのは、日本で出した2編と米国の乗客について調べた1編だけみたいです。とりあえず、これを手掛かりに変異率のようなものを求めてみたいと思っています。論文を調べるのにくたびれたら、またコケの検索です。こんなことで1日が終わってしまいました。

郡山城 お城まつりの下見

2022-03-28 21:12:56 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第401弾


3月24日から大和郡山市でお城まつりが始まるので、その下見に21日に家族とちょっと様子を見に行きました。







お城まつりを3日後にひかえて準備はすっかりできているようです。





柳澤神社の大きな絵馬が金魚の絵に変わっていました。









天守台の周りも準備万端のようです。天守台の周りには大きな数珠が一周しています。ここで、数珠くり法要が行われる予定です。



お濠の横に桜が2本だけ咲いていました。



ほかの桜はまだつぼみでした。





城址会館側に歩くと、小さな桜が花をつけていました。これは山高神代桜(やまたかじんだいざくら)といって、山梨県北杜市武川町山高で天然記念物になっているエドヒガンの実生だそうです。





斑入りの椿は珍しいなと思って撮りました。





探すと花の咲いている桜もありました。種類は分かりません。





これは城址会館の裏にある東隅櫓(ひがしすみやぐら)という建物です。今回初めて行きました。ここで写真展があるようなので、一度、見てみようかなと思っています。









歩いていたら鳥をちょこちょこ見かけたので撮りました。シジュウカラはあちこちにいました。



梅にジョウビタキです。



これはツグミ



そして、イソヒヨドリでした。

雑談)先日でコロナの勉強がとりあえず終わってしまったのですが、何となく物足りなくて、今日はウイルスRNA転写の時に働く修正酵素ExoNについて調べました。コロナウイルスのRNAは塩基数にして29,903と破格の大きさを持っているので、通常のRNAの複製エラー率1/1,000~1/100,000だと、1回複製するごとに誤りが出てしまいます。コロナウイルスにはほかのウイルスにはないExoNという修正酵素持っています。この作用により、複製エラー率は1/1,000,000~1/10,000,000にまで減少させることができるようです。この酵素について書かれた論文を8本ほどダウンロードしてちらっと読んだのですが、どの論文を見ても、肝心のメカニズムのあたりがはっきりとは書かれていません。まだ分かっていないのかなぁ。

金魚池周辺の散歩 鳥見

2022-03-27 20:43:43 | 奈良散策
奈良散策 第400弾


3月19日午前と3月23日早朝にいつもの金魚池周辺を歩いたので、そのときに撮った写真をまとめて出します。







まずは3月19日午前中に撮った写真で、ジョウビタキです。今頃の季節、早朝は鳥が多いのですが、昼前に行ってもほとんど出会えません。この日は結局、このジョウビタキだけでした。





これは水を抜いた金魚池に生えていたタガラシです。花が咲いています。






ここからは3月23日早朝に撮った写真です。いつものため池に行くと、ミコアイサが1羽だけいました。16日に散歩に行ったときは見当たらなかったので、もう渡っていったと思っていたのですが、1羽だけ残っていました。



これはカイツブリ。正面から見ると変わった顔をしていますね。











ため池の横にある草むらにはいつもホオアカがいます。この日は道に出て餌をついばんでいました。



これはツグミ



それから、この間ヒクイナが見られたヨシ原に行ってみました。この時間はバンが餌探しをしています。



と思ったら、一瞬、ヒクイナが顔を出しました。









水を抜いた金魚池にはコチドリが来ていました。







これはケリ。これからの季節、ケリの幼鳥がうるさく鳴くようになります。



最後はモズでした。