奈良散策 第127弾
6月15日午後、暑いさなか、佐保川の土手を歩いてみました。いつもは土手を散歩している人が多いのですが、この日は暑かったので、ほとんど人影を見ませんでした。


最初はこの花です。いつもなら、葉の形を見て、コヒルガオだというのですが、「帰化&外来植物 見分け方マニュアル 950種」を見ると、花の柄を見ないといけないみたいです。

そう思って拡大して見ると、柄に筋があります。こういう種はどうやらコヒルガオとヒルガオの雑種でアイノコヒルガオというようです。

これはトノサマバッタ。

また、セイヨウヒキヨモギがあったと思って写真を撮りました。

でも、周りを見ると、セイヨウヒキヨモギだらけです。これはこの間調べたところ、ハマウツボ科で半寄生でしたね。

そして、ツバメシジミ。

これは葉の形からヒルガオかなと思ったのですが、残念ながら花の柄が見えません。


また、セイヨウヒキヨモギです。ともかくいっぱい生えています。


草むらにトンボがいると思って撮ったら、シオカラトンボでした。


土手の横で奇妙な花が咲いていました。家で調べてみると、これがニンジンの花のようです。

川の岸でウチワヤンマが止まっていました。とにかく、ウチワヤンマは多いですね。


佐保川土手を離れて田んぼの間の道を歩きました。田んぼにしないで雑草が生え放題の畑で見つけた植物です。これは採集して調べてみました。たぶん、南米原産のタチスズメノヒエだと思います。

なぜだかケリが集まっていました。最近、幼鳥が増えて、とにかく数が増えました。この写真の中にも15羽が写っています。


この植物も家に戻ってから調べました。たぶん、ガガイモだと思います。
雑談)今日の午後は大和民俗公園に行ってみました。車に表示された外の温度は33度。とにかく暑かったです。そのせいか、人も少なかったし、鳥も虫もほとんど見かけませんでした。チョウではジャノメチョウが増えて、全部で29種になったことくらいが収穫かな。(追記2021/06/22:相変わらずセセリがまったく見当たりません。奈良に来てから見たのはキマダラセセリ1匹だけです。公園ではアザミがいっぱい咲いているので、大阪北部だったらこんなところにセセリがよくいるのにとちょっと懐かしかったです。クロアゲハも春に2-3匹見ただけ、ナガサキアゲハに至ってははまったく見かけていません。この日はヒョウモンは元気そうに飛び回っていました。ツマグロがちょっととミドリらしいのも。でも、止まってくれないので、ちっとも撮れませんでした。大阪北部では今頃、新しく羽化したテングチョウが飛び回っているはずなのですが、昨日は1匹も見ませんでした。オオムラサキやゴマダラチョウはいないかなと探したのですが、気配もなし。大阪北部とは車で一時間くらいしか離れていないのに、随分、生物相が違うものです)