X-Plane10では滑走路を地形に沿って勾配をつけるか、勾配のない平面にするかの選択ができました。
ところがX-Plane11ではベータ版では平面にする設定がなくなり、シナリーやメッシュの状況で滑走路や駐機場に飛行不能なぐらい勾配がある場合には、それを直すにはシナリーファイルそのものをいじらなければならなくなりました。
しかしX-Plane11のリリース版では勾配のない平面にする選択が復活しました。
設定はX-Plane11のセッティングの「一般」のところで行います。右下に、Runway follows terrain contoursとありますが、ここを選択すると勾配がつき、選択を外すと勾配がなくなります。
上手に作ったシナリーでは勾配をつけて実際と同じように飛ぶ方がよいですが、極端な勾配がついている滑走路や、駐機場が坂の上にある空港ではこの選択を外して勾配をなくさないと正常に飛びません。
なお、選択を変えたら一度X-Plane11を終了してシナリーを読み直すか、メニューのデベロッパーのところにある、Reload the Sceneryを選択してシナリーを読み込み直します。
以下が勾配のついた滑走路です。崖のような場所があって、大型機の場合、これだと正常に離陸しません。
勾配をなくした滑走路です。これなら正常に離陸します。
勾配のある駐機場
勾配のない駐機場
(おわり)