フライトシミュレーターの世界

経済アナリスト藤原直哉の、趣味のフライトシミュレーターのページです。主にX-Plane、PSXを飛ばしています。

X-Plane11のデフォルトMD-82を飛ばす

2017-01-25 10:42:07 | 日記

X-Plane11はこの記事を書いている時点でベータ版の第9版が出ています。まださまざまな変更、改善が行われると思いますが、だいたい固まってきたところでとりあえず旅客ジェット機を飛ばしてみます。

X-Plane11のデフォルトの旅客ジェット機はB747-400、B737-800、そしてMD-82の3種類です。

MD-82はアドオンではありましたがデフォルトでは初めてです。デフォルトの機体がいろいろ制限が多く、また実際と異なるところも多く、本格的に飛ばそうとしたらどうしてもアドオン機体を買うしかありません。しかしそこそこ飛ばすにはデフォルトでも十分です。

X-Plane11の開始画面から新しいフライトを選びます。

そして出てくる最初の画面で、機体、飛行場、気象、そして時刻を選択します。機体はMD-82を選びます。右の一番上の小さな赤い四角のところはメインテナンスです。

MD-82のアイコンをハイライトさせ、Customizeのところをクリックします。

塗りわけの変更ができます。赤い四角のところにメニューが出てきます。

例えばアエロメヒコを選びます。右下に赤い枠がありませんが、緑色のチェックが入っているところがあります。ここをチェックするとエンジンがかかった状態で機体が読み込まれ、チェックを外すとエンジンが止まった状態で読み込まれます。さらに画面左下の右側が故障、左側が重量と燃料です。順に選んでいきます。

まず故障の画面です。左下の赤枠のところをクリックして、故障をすべて解消します。

重量と燃料です。左下の赤枠をクリックするとデフォルトの値になります。燃料はだいたい3分の1ぐらい搭載した状態です。そして右下のDoneをクリックして最初の画面に戻ります。

続いて飛行場の選択です。今日は高知から伊丹まで飛びます。高知空港のRJOKをSearchのところに入力します。すると高知空港が選択されます。そして右上のCustomizeをクリックします。

するとこの画面が出てきます。Runway32を選びます。なお、On Runwayというところで滑走路の3マイル手前、10マイル手前を選択できます。ランプからスタートするときはRunwayのほうになっている丸印をRampにします。するとRampの選択肢が出てきます。終わったら右下のDoneをクリックして最初の画面に戻ります。

気象の画面です。気象は典型的な天気をメニューから選ぶこともできますし、詳細に設定することもできますし、インターネットからダウンロードして最新の気象を設定することができます。黄色い枠で囲った白い丸を左右に動かすと、あらかじめ設定された典型的なメニューを選択できます。また真ん中の四角で囲ったところには実際の気象を使っていると出ています。右上のCustomizeをクリックします。

実際の天気をダウンロードして使うときは、左下の赤枠のところでこの選択肢を選びます。そして上の赤枠のところ、リフレッシュを押すと最新の天気がダウンロードできます。デフォルトでは15分ごとに新たな天気を読み込みます。

リフレッシュして最新の天気を読み込んだところです。終わったら右下のDoneを押して最初の画面に戻ります。

続いて時刻です。黄色い枠で囲った白い丸を動かすと時刻が変わります。細かく設定するときには右上のCustomizeを選びます。

左下の黄色い枠のところをクリックすると現在の時刻が設定されます。終わったら右下のDoneをクリックします。

最初の画面の右上に赤い枠で囲った小さいアイコンがあるのにお気づきでしょうか。これをクリックするとメインテナンスの画面になります。いくつか追加の設定をしておきます。まずData Outputを選びます。ここでQNHや気温、風のデータが出るように赤い枠のところをクリックしておきます。終わったら右下のDoneをクリックします。

続いてGraphicsの画面です。右下の赤い枠で囲ったところを左右にスライドさせると操縦席から見える視野の広さを変えられます。終わったら右下のDoneをクリックします。

続いてジョイスティックの画面を選びます。ジョイスティックの設定はここで行います。左下の赤い枠のところをクリックするとヨークの感度の設定ができます。

X-Plane10とは左右が逆になっています。いずれも一番左にすると最も感度が高くなります。終わったら右下のDoneをクリックします。

では機体を呼び出します。最初の画面の右下の赤枠のところ、フライト開始を選ぶとこのような画面が出てきます。

 まず左席窓下にある前輪ティラーのところにあるボタンを押します。これがパーキングブレーキです。これを押さないと機体が動いてしまいます。写真にはありませんが、操縦かんを消すには、操縦かんの輪の下のほうをクリックします。

最小限の設定で飛びます。オーバーヘッドパネルです。左側3つの赤枠のところのスイッチを下に倒します。上が非常灯のARM、左が禁煙、右がシートベルトサインです。また右の大きなスイッチを一つ上にあげておきます。ピトー管のヒーターがオンになるようです。

このような状態になります。

エアコンシャットスイッチをAUTOにしておきます。

このようになります。

FMCの設定をします。このFMCはX-Plane11オリジナルのものです。FMCをクリックしてポップアップさせます。

左上のSTATUSを選びます。

航法データの期限と同時にX-Plane11のバージョン番号が出てきます。続いて左下のIndexを選びます。

右上のルートメニューを選びます。

パイロットルートリストを選びます。

FPLNを選びます。

出発、到着空港を入力します。

出発空港がRJOK(高知)、到着空港がRJOO(伊丹)

引き続き航路を入力します。途中のポイントは今回、BECKYだけです。これをタイプして右の上から5番目(L5)をクリックします。

すると同じ名前のポイントが複数出てきます。一番上を選択します。

そしてEXECボタンの上に青いランプが点灯しますからEXECボタンを押します。

こうして入力がっできました。続いて出発経路(SID)と到着経路(STAR)を入力します。DEPARRボタンを押します。

 高知の出発を選びます。

 

滑走路はRW32、SIDはKARIN1を選びます。

このような画面になりますからEXECボタンを押します。

続いて左の上から6番目のボタン(L6)を押します。

伊丹の到着を選びます。

STARSがIZUMI、アプローチがILS32Lです。

こういう画面になりますからEXECボタンを押します。

続いてLEGSページを選択します。

入力した経路が出てきます。今回は4ページにわたっています。NEXTPAGEボタンを押すと次のページが出てきます。

経路がつながっていないところがあります。これをつなげます。

空欄の下のIZUMIをL3を押して選択します。すると下部の書き込み欄にIZUMIがコピーされます。続いてオレンジの枠で囲ってあるL2、すなわち空欄のところを選択します。。

空欄が消えて経路がつながります。EXECボタンを押して確定します。

引き続きNEXTPAGEを押して次のページを見ます。

さらに次のページを見ます。ゴーアラウンドの経路も入力されています。

最後のページです。経路は全部つながっています。続いてCLBボタンを押します。

上昇は10000フィートまでが250ノットで、それを超えると290ノット/マッハ0.74で上昇する設定です。トランジション高度が18000になっていますので、これを日本のルールに合わせて14000に変更します。

14000と入れてR1を押します。

続いてCRZボタンを押します。300ノット/マッハ0.84と設定されています。巡航高度を入力します。

今日はFL190で飛ぶのでFL190と入力してR1をクリックします。すると入力欄にメッセージが出てきますが、CLRキーを押して消しておきます。

続いてDESボタンを押します。

降下速度とトランジションレベルが出ています。降下角は2.5で計算されています。いずれもそのままにしておきます。

左席の左手にあるNAV画面の操作盤です。WPTボタンを押してNAV画面からWPTを消します。多すぎて大変見にくいからです。左側のつまみをPLNに合わせます。右側のつまみで見やすいようにズームイン・ズームアウトをします。

このようになります。

NAV画面がルートの表示になります。FMCの画面を並べます。

LEGSボタンを押すとポイントが出てきます。R6のSTEPを押すと順にポイントが選択され、ND画面上にルートが表示されます。

ルートの最後までND画面で確かめていきます。

 最後にPROGボタンを押します。総飛行距離が193マイルです。飛行時間はなかなかそのとおりにいきません。

先ほどの操作盤でMAPを選択し、ズームは10マイルに合わせておきます。

滑走路方位は318度。風の情報がNAV画面に出ています。337度から13ノット。これはその時々で変わります。

シミュレーター左上に気象情報が出ています。一番左がQNHです。3015。続いて気温、風の情報です。

QNHを合わせます。左席の高度計のBAROつまみを動かします。このつまみ、真ん中をクリックすると標準の2992になります。数字を合わせているときにうっかり真ん中をクリックしてしまうと2992に戻ってしまいます。

左席のQNHを合わせると自動的にスタンバイ高度計のQNHも合います。

右席は手動で合わせます。右席の高度計も同じようにQNHを合わせます。

左右の座席の間にある大きな机はペデスタルです。その一番後ろにオートブレーキの設定があります。そのつまみを一つ下げてRTO、離陸時の設定にします。

さらにペデスタルにあるトランスポンダのつまみをクリックして一番右側、TA/RAにします。

左席正面にある着陸灯を3つ一番下にして着陸灯をすべて点灯します。

このようになります。

続いてMCPの設定です。ここから先は実際とは違ってこのシミュレーターの機体を飛ばすための設定になります。しかも今後バージョンアップで変更がないとも限りません。まずフライトディレクター(FD)をオンにします。

3つの赤い枠があります。左から速度、方位、高度です。クリックして左右に回します。まず速度は200ノットに合わせます。方位は滑走路方位の318にします。高度は巡航高度の19000にします。なお、方位のつまみには2つのつまみがついています。一つは方位の設定、もう一つは旋回時のバンク角の設定です。カーソルの位置によってどちらかが動きます。バンク角は一番右の30にしておきます。それから速度のつまみをクリックすると思いがけない数字になってしまいます。どの場合は改めてつまみを回して速度を合わせます。飛行中もこのつまみを不用意にクリックすると思いがけない数字になって速度が急に上がったり下がったりしてしまいます。その場合もすぐにつまみを回してすぐに本来の速度に合わせます。

そして方位のつまみをクリックするとつまみが引かれます。また高度のつまみをクリックするとつまみが引かれます。いずれももう一度クリックすると押されます。ここでは両方のつまみを引かれた状態にしておきます。

そしてこの画面が左席の前にあります。この表示が極めて大切で、離陸前と飛行中はこの表示が本来の表示になっているか常に確かめます。まず一番左は速度の設定です。SPDと上段に出て、下段に先ほどセットした数字がそのまま出ていることを確かめます。その右側は黄色でALTでいいです。3つ目は先ほどセットした方位に飛ぶという設定で、HDGSELになっていればOKです。一番右は設定した高度まで上昇または降下するという設定で、ALTCAPとなっていればOKです。いずれもこうなっていなければ方位や高度のボタンをクリックしてつまみを押したり引いたりしてみてください。こうなると思います。

フラップ・スラットを離陸フラップにします。 

11度です。

パーキングブレーキを解除します。

経過時間計がホールドになっていますのでRUNに。

RUNの位置です。

左の赤い四角で囲ったところの表示が個のとおりになっているか最後に確かめて、スロットルをマックスにします。残念ながらオートスロットルの機能が非常に問題なので、離陸から巡航まではオートスロットルなしでマニュアルでスロットルをマックスにして飛びます。

140ノットほどでゆっくり操縦かんを引きます。

機種を12.5度ぐらいにして上昇させます。

ギアアップ

安定して上昇していきます。まだマニュアル操縦です。

地上から1000フィートぐらいになったらオートパイロットをオン。

速度は200ノットに向かって上昇し、滑走路方位でまっすぐ飛びます。

続いてFMCのルートに沿って飛びます。下の赤で囲った枠のボタンを押します。まず右側のVORLOC、続いて左側のFMSを押します。オートスロットルは入れません。

するとPFDおよびNDに黄色で囲ったような表示が出ます。LOCモードでFMSのデータに沿って飛びます。さっそく右旋回が始まります。速度は引き続き200ノットに向けて加速しています。

NDのズームを見やすいように調整します。

地上から2500フィート。安定して上昇しています。

VORLOCとFMSのボタンを押すと右から2番目がNAVTRKになります。オートスロットルは入れませんので赤い表示が出たままです。

速度が200ノットに達したら250ノットにセットして250ノットまで加速します。

引き続きFMCに入力したコースに従って飛んでいきます。250ノットに向けて加速中。スロットルはMAXにしたままです。エンジン計器に問題は出ません。

フラップを上げます。

フラップが上がった状態です。

250ノットに近づきます。引き続き順調に上昇しています。

10000フィートに達しました。

速度を290ノットにします。

着陸灯をオフ。

14000フィートを過ぎたら高度計の気圧を2992に。BAROのボタンを押します。

FMCでは次のポイントがマジェンタ色で示されています。

巡航高度のFL190に達しました。速度を300ノットにしてオートスロットルをオン。これではじめてスロットルが絞られてFL190の水平飛行で300ノットが維持されます。黄色い四角はこのような表示になります。

しかし当機のオートパイロットは強い風が吹くとすぐに高度がずれてしまいます。そこでオートパイロットが入っていても高度が大きくずれることが珍しくありません。そこでオートパイロットを入れた状態で操縦かんを少し押したり引いたりして高度が設定どおりのFL190になるように調整します。

四国山地の上を飛んでいます。

IZUMIに向けて飛んでいます。あと56マイル。風は北西の風66マイル。タービュランスがあって操縦かんを軽く押したり引いたりしながら高度を保ちます。

オートブレーキは離陸するとOFFに戻っています。

着陸に備えてセットしておきます。

まもなく降下開始です。4000フィートにセットして高度のつまみを引きます。

速度は290ノットにします。

このような表示になるはずです。

これでスロットルが絞られて効果が始まります。ただ、タービュランスで高度が激しく上下するので、操縦かんを軽く押したり引いたりして安定して降下するようにします。

雲のなかを下りますので防氷装置をオン。

これがオンの状態です。

タービュランスがやっと収まったのでしばしシートベルトサインをオフ。

COM1を伊丹のATISの周波数にします。

周波数のセットは無線機で行いますが、FMCのNAVRADページでセットすることもできます。COM1はL1で合わせます。また着陸はILSの自動着陸ですのでNAV1とNAV2に周波数とコースを入れておきます。周波数が110.10、コースが322です。

さっそく伊丹のATISが受信されました。QNHは30.08。晴れていて、風は北西から10ノット。

高度がFL140を切ったらQNHを合わせます。左席側。

右席側。

まもなく10000フィートです。250ノットへの減速を行います。

速度を240に合わせます。

すると降下率がほぼゼロになってエンジンがアイドルのままで240ノットまで減速します。

240ノットになると再び降下が始まります。

シートベルトサインをオン。

着陸灯をオン。

左下、雲の切れ目から関西空港が見えます。

まもなくARCに入ります。

雨が降っています。雨粒がよりリアルに見えます。再びタービュランスで速度も高度も大きく動こうとします。操縦かんを軽く押したり引いたりして速度と降下率を一定にするように努めます。

4000フィートまで降りてきました。

高度のつまみが自動的に押されています。

雨雲の層を抜けました。視界は良好です。

240ノット、4000フィートを維持します。

ATISを聴いているとQNHが変わりました。新しいQNHは3015です。前線が通過したのでしょうか。

QNHをセットし直します。左席側。

右席側。

最終進入コースに乗りました。離陸後26分。

3500フィートまで降下します。高度のつまみを3500にしてつまみを引きます。

3500フィートへ降下していきます。

MIDOHで3500フィートです。

ILSとAUTOLANDのボタンを押します。

速度を180ノットにします。

フラップ15度、ギアダウン。

ダウン3グリーン。

正面に滑走路が見えます。ちょっと高いように見えますが・・・。PFDにはILSのグライドスロープとローカライザーの表示が出て、ILSに従って降下していきます。

速度を140ノットに。

着陸フラップ28度。

2500フィートで電波高度計も動き出しました。ILSのコースに正しく乗っています。速度は140ノットに減速中。

フルフラップ40度。

順調に降下を続けています。

右上の黄色い四角のなかにオートランドの表示が出ます。速度、コース共にピッタリ。あと1000フィート。

と、外を見たら、何と、1000フィートぐらい高いのです!2000フィートあたりをまだ飛んでいます。一体何なんでしょう。気圧高度計も電波高度計も正しい表示なのに・・・。これはバグですね。

しかし天気が良いのでマニュアルでぐるっと回って着陸します。

まもなくファイナル。

そして着陸です。

無事着陸しました。スポイラーは手動で立てます。リバース・オン。

伊丹空港に着陸です。

エンジンをカットする燃料コックはこの黒いつまみです。

こんなルートで降りてきました。

ということでX-Plane11のデフォルトのMD-82を飛ばしてみました。まだベータ版ですから今後改良がいろいろあると思いますが、とりあえず飛ぶようになりました。

なかなか味わいのある飛び方をします。楽しんでみてください。

(おわり)

 


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