フライトシミュレーターの世界

経済アナリスト藤原直哉の、趣味のフライトシミュレーターのページです。主にX-Plane、PSXを飛ばしています。

大型機で場周経路を飛ぶ

2017-05-06 14:08:37 | 日記

今日はBoeing 777-300Airbus330-243で場周経路をマニュアルで飛んでみます。ちなみにこのブログを書いているとき、このエアバスが普段60ドルのところ、20ドルでした!

シミュレーターではヨコが見えないので場周経路を飛ぶのが大変です。しかし、以前紹介したFrequency Helperを使うと最終進入への会合が大変簡単です。

そして777はスタブトリムを使いながら飛びますが、Airbus330はスタブトリムを使わずに飛びます。場周経路を飛ぶのにどちらが楽かやってみました。オートパイロット、オートスロットルは共に使いません。

では777-300ERをエンジンをかけた状態でアトランティックシティー空港RWY13に呼び出します。

 どういうわけか真っ白な機体が出てきました。

Custom Failuresのチェックを外し、Hide Yokesをチェックします。

V1、VR、V2を計算します。計算せずに大体で離陸してもいいですが、なかなかきれいに離陸しません。CDUからFMS1を選びます。

最初の画面です。ちなみに、Flight Factorの757、767、777はたびたびアップデートされています。購入サイトで常に最新版がダウンロードできるほか、専用のアップデーターがあります。

今日はコースは入力しません。INITREFを選びます。5Lを押すとGRWTが自動的に入力されます。Reservesは6.0、CRZALTは2000あるいは1500、Cost Indexは100。

最大離陸推力での離陸

離陸フラップは5、CGは26%、するとトリムは6.0と出てきます。さらに離陸速度が出てきます。V2は167ノット。

速度をセットします。QNHは29.50。

場周経路を飛ぶときにはコンパスの画面を半円ではなくて全円にした方が便利です。そしてヘディングのバグをダウンウンド、すなわち離陸する方位と反位にセットしておきます。QNHも合わせます。

最初に呼び出した状態でオーバーヘッドパネルはこうなっています。

このようにセットします。特にセットしなくても場周経路を飛ぶには支障ありませんが・・・。

トランスポンダをTA/RAに。

離陸フラップは5度、最大離陸推力で離陸します。

トリムは6.0、パーキングブレーキ・オフ。

高度は1500にしました。

では離陸推力をセットします。N1のゲージに緑色のバグがありますから、そこまでマニュアルでスロットルを上げていきます。

離陸滑走が始まりました。

ゆっくり引き起こし、フラップ5とフラップ1の速度の間に速度を持っていきます。

1500フィートで水平飛行に移ります。スロットルは相当早くから戻していかないとすぐに速度、高度がターゲットを超えて上がっていきます。

では左旋回です。速度と高度に気をつけます。操縦かんをやや引きながら、トリムを上手に使います。

もうすぐダウンウインド、離陸方位と反位の方向です。

ダウンウインドを飛びます。雲のなかに入ることがあります。

X-Plane11の地図を出しておくと便利です。もうすぐ着地ポイントの真横(アビーム)です。

ではフラップ20、ギアダウン。

Frequency Helperを起動します。アトランティックシティー空港のRWY13です。

画面右上にこのような表示が出ます。

では降下開始です。

左旋回です。

降下していきます。前方にFrequency Helperの緑色の箱が見えてきました。これに会合します。上昇時より速度が低いので、上昇時と同じように旋回すると小回りになってしまいます。一度直進飛行に戻して改めて最終進入コースに会合します。

 1000フィートで会合します。フラップ30度。

最終進入コースに会合します。

横風が強く、きちんとコースに乗せるのに難渋します。この機体の操縦に慣れればより簡単に乗るわけですが。

 最終進入コースに乗っています。横風の影響で機首は右を向いています。

オートブレーキは2。

やわらかく接地します。スポイラーはARMしなくても自動的に展開してくれます。リバース。

80ノットでリバースを戻します。

オートブレーキ2とリバースで、滑走路の半分も行かずに止まりました。

こんな感じで場周経路を一周しました。

続いてAirbus 330-243です。滑走路上でエンジンを始動し、離陸できる状態にします。QNHを合わせます。高度は1500フィートにします。フラップ1。オートブレーキMAX。

スポイラー・ARM。

着陸灯などを点灯。

トランスポンダをTA/RAに。

パーキングブレーキ・オフ。

では離陸します。スロットルはメカニカルなマックスまで進めます。すると最大離陸推力が設定されます。

離陸滑走開始です。

ゆっくり引き起こします。トリムがないので引き起こしとその後の姿勢の維持は楽です。

主脚が地面を離れたところです。

最大離陸推力のまま上昇していきます。

ギアアップ。

スロットルをCLBまで戻します。

先ほどと同じようにFrequency Helperが動いています。

フラップを上げ、グリーン・ドット・スピードまで加速します。そしてスロットルを戻します。エアバスでは手動でスロットルを動かしていても通常は保護が機能しています。そのため失速の危険があるほど減速した場合には自動的に最大推力になります。その場合は一度スロットルを一番前まで出してから戻さないと推力が下がりません。

ダウンウインドを飛んでいます。速度、高度、ちょっと行きすぎました。修正します。雲のなかです。

ほぼ半周してきました。

スピードブレーキはMED。

ではフラップを3まで順に下げていきます。ギアダウン。左旋回で降下を始めます。

最終進入コースに会合します。斜めに会合してみました。この方が楽です。

ちょっと高いですが最終進入コースに乗っています。

もうすぐ着陸です。まだ高いです。

無事着陸しました。マニュアルブレーキをかけるとどうしてもまっすぐ走ってくれません。

ぐるっと一周してきました。

果たして、ボーイングとエアバス、どちらが操縦しやすかったか、答えはどちらかが簡単というわけではないと思います。エアバスの場合もトリムはありませんがスロットルとヨークの動きを調和させるのは決して簡単ではありません。

というわけで、たまにはマニュアル操縦の練習をしてもよいかもしれません。

(おわり)

 


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1 コメント

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AIRBUS社 公式認定 (yah)
2017-05-08 00:42:07
こんばんは。

AIRBUS社が公式認定を始めるようです。

http://www.airbus.com/newsevents/news-events-single/detail/officially-licensed-projecting-airbus-brand-and-image-in-the-computer-simulation-market/

最近はFSLabs-A320ばかりでJARの出番は無くなってしまいました。



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