フライトシミュレーターの世界

経済アナリスト藤原直哉の、趣味のフライトシミュレーターのページです。主にX-Plane、PSXを飛ばしています。

X-Plane11.11のデフォルトB747-400で新千歳から羽田まで(2)

2018-01-07 15:16:59 | 日記

引き続きX-Plane11.11のデフォルトのB747-400で新千歳から羽田まで飛んでみます。

新千歳のゲートを離れてRWY19Rに向けてタクシーします。

滑走路の手前まで来ました。

着陸灯をオン。ランウエイ・ターンオフライト、タクシー灯をオフ。

ストロボ灯をオン。

トランスポンダをTA/RAに。ところがこのデフォルト機体ではトランスポンダが3点しか動かず、一番右端のTA/RAまで動きません。仕方ないので一番右にしておきます。

PFDはTO/GAモードになっていて、LNAVとVNAVがARMされています。風はゼロ。90度右に曲がって離陸です。

改めてキャンセル、リコール。

外気温15度、フラップ20度、燃料8万6千7百ポンド。

経過時間計をオン。

滑走路に正対しました。離陸します。

推力を上げてエンジンを確かめます。

TO/GAボタンを押します。X-PlaneのデフォルトのTo/GAボタンを押すとエンジンは最大推力になります。そうするとロケットのようなものすごい推進力になります。マニュアルでN1を95%ぐらいにしたほうが、より安定して離陸します。

あっという間に離陸です。

滑走路方位に飛びます。

結局離陸時のトリムは12ぐらいで安定しました。

ギアアップ。なおギアレバーはオフの位置には戻りません。

オートパイロットをオン。3つのオートパイロットのうち、どれをオンにしても大丈夫です。

250ノット、11000フィートに向けてLNAV、VNAVを使ってオートパイロットで上がっていきます。

EICASのTFCボタンを押すと他機が出てきます。

このデフォルトのB747-400はやはりとても問題の多い機体です。オートパイロットが間に合わずに大きな速度超過が起きることは珍しくありません。

地図の縮尺を変えます。

10000フィートを超えて速度は自動的に290ノットが目標になり、11000フィートに近づき、上昇率が落ちてきて、オートスロットルが働き始めて速度を290ノットにするようにスロットルを絞ります。引き続きLNAVのルートを飛んでいます。

改めて巡航高度30000をセットします。ただし高度の窓の下のHOLDというボタンは、現在の高度を保つというコマンドで、上の窓の高度とは関係ありません。

10000フィートを超えたので着陸灯をオフ。

 速度290ノット、11000フィートで水平飛行しています。なんとまだ離陸後4分です。高度を30000フィートに設定しました。

FLCHを押して上昇します。

上昇が始まったらVNAVを押してVNAVで上昇します。

なかなか速度の制御が安定しません。

シートベルトサインをオフ。

既に14000フィートを過ぎています。高度計の気圧をSTDにします。

STDボタンをクリックします。

STDになりました。

結局、CC07Tポイントで11000フィート以下という制限がありましたが、制限を解除して上昇しています。VNAVの計算ではLARCHでマッハ0.8、FL300になる予定です。

HDGの窓に出ている方位に飛ぶにはSELボタンを押します。LNAVが解除されてその方位に飛びます。しかしLNAVで飛んでいるときにもHDGは機の進行方向jに合わせておきます。

順調に上昇しています。

間もなく30000フィートに到達です。離陸後8分。速度はマッハ0.80に自動的に合わされます。現在の速度はマッハ0.741

安定した巡航に入りました。

機体外面の温度はマイナス15度、客室高度は約7千フィート、燃料8万2千4百ポンド。

X-Planeの地図を見ています。右上の四角をクリックすると別のウインドウに切り分けられます。左上の赤丸をクリックすると地図が消えます。

それにしても航路上に他機がいくつか見えます。

自機の情報です。機体のアイコンをクリックすると出てきます。高度3万フィート。

 この機体は、ヘリでした。高度9千フィート。

この機体は、セスナでした。高度11000フィート。いずれも当機の航路に支障ありません。

巡航に入ったら必ずSPDボタンを押してください。そうしないと速度の維持機能が働きません。

速度がぴったりマッハ0.80になりました。

下北半島が見えています。

CDUのCRZページを開けます。巡航高度FL300。B747-400の最高速度はマッハ0.89ですから、マッハ0.89で巡航してみます。

動作が不安定なため、MCPで速度を設定します。SELボタンを押すと速度表示がマッハになります。それを890にします。SPDボタンは押したままです。これでマッハ0.89で飛ぶはずです。

マッハ0.89だとIASで342ノットぐらいですね。ただし気流の安定性や気温によって必ずしもこの速度で飛べるわけではありません。

離陸後13分、マッハ0.89、FL300で巡航しています。風の設定はしていないのでこの上空も無風です。

高度をメートル表示にするときはこのボタンを押します。

メートル表示の高度が表示されます。国によってはメートルを使って航空管制が行われています。9144メートル。

PROGページを開きます。降下開始まであと232マイル、到達時刻4時29分予定。羽田まであと433マイル、到着時刻4時55分予定です。

オートブレーキはOFFに戻しておきます。

さて、降下の準備をします。STONEで250ノット、11000フィートの制限があります。

さらにCOUPEでは8000フィート以上、CREAMでは4000フィートの制限があります。

そしてCAMELで4000フィートで、最終進入はCACAO、4000フィートからです。着陸滑走路はRW34R。

ここで夜間飛行にしてみましょう。ライト類をつけます。いずれもつまみを右に回します。操縦席正面の左右にもタテにつまみが並んでいますからそれも右に回します。

画面右上のアイコンから飛行機の形のアイコンを選びます。するとこういうページが出てきます。時刻のスライダーを右のほうに動かして夕方にします。そしてフライト再開。

夕方になりました。西のほうが明るく、東のほうが暗くなっています。赤枠のところにもライトのつまみがあります。左席側にも同じものがあります。

客室のドアを開けてみます。客室も室内灯がついています。

機体の外側の温度はマイナス8度です。

PROGページを開けて2ページ目を出すと風や気温や航路とのずれ、速度の情報が出てきます。一般に飛行中の気温にはTATとSATと2つの数値が使われます。飛行機の外側の温度がTATです。しかしこれは空気と胴体の摩擦熱で温度が上がっています。それを修正するとそこの本当の大気の温度が出てきます。それがSATです。ここでSATはマイナス44度です。

ロゴ灯もオンにします。

このように垂直尾翼が明るく照らされます。

飛行機の航法灯です。ナビゲーション・ライトとかポジション・ライトと言います。操縦席に座って右手側が緑、左手側が赤と決まっています。船と同じです。

ウィング灯というのがあります。これは主翼前面を照らすライトで、主に着氷などがないか機内から確かめるときに点灯します。

このように主翼が明るくなります。

防氷装置はここにあります。エンジン・ナセル4つと主翼。オンにするときはそれぞれボタンを押します。

ちょうど左下に仙台の街が広がります。

機内全体を最も明るくしたいときにはSTORM灯をオンにします。

このように明るくなります。

次はRUBISです。あと11マイル。その先から降下が始まります。

一気に4000フィートまでおります。窓の下の黄色いランプは現在の高度を維するという意味で、上の窓の高度に行くというわけではありません。

オートブレーキは2。

降下開始まであと21マイル、到達時刻9時30分。

DESページを見ます。

降下速度はマッハ0.74/290ノットです。

離陸から40分。9時27分。降下開始まであと3分。

降下開始1分前。降下速度に向けて減速が始まり、目標高度も4000フィートに変わりました。降下率を示すバグが表示されています。

飛行が不安定になるのでVNAVを解除してマッハ0.74と明示的に速度を指定しました。速度のつまみを押すとVNAVからMCPの速度に切り替わります。

さらに降下も不安定なのでFLCHボタンを押しました。こうするとMCPに設定した速度でどんどん降りていきます。降下率がマイナス8000になっていますが、これは自動的に数値が出てきたものです。

FLCHを押してもVNAVに設定した降下パスに沿って下りて行ってくれます。速度は290ノットに指定します。降下率は自動的に変わっていきます。

どうやら次のポイントLANAIの速度と高度を守るように降下しているようです。

スロットルはアイドルで、オートスロットルは起動していません。ARMはしてありますが。LANAIを過ぎてようやく安定して降下するようになりました。

安定して降下しています。VNAVボタンは押されていませんが、CDUに設定した速度、高度制限を守り、またCDUに出てくる降下パスに沿って降下を続けています。

キャンセル、リコールを押します。

何も表示されませんが。残燃料は7万7千2百ポンド。

燃料タンクの様子です。単位はLBSが正しく、KGSはバグですね。結局センタータンクの燃料だけ使っています。スタブタンクの燃料は少しづつセンタータンクに自動的に移送されています。話は変わりますが、かつてコンコルドは燃料タンク間の燃料の移送を機関士が行っていました。特に音速を超えるに前に前後のタンク間で燃料を大きく移動させて、亜音速と超音速で重心位置を大きく変えていました。

安定して降下しているのでVNAVボタンを押します。

気が付くと速度が下がりすぎています。MCPのSPDボタンの押し忘れです。VNAVで降下するときは必ずSPDボタンを押します。

このボタンです。

スタブタンクが空になりました。

スタブタンクの燃料ポンプに警告灯が点灯します。

ボタンを押して燃料ポンプを止め、警告を解除します。

FL140を過ぎました。QNHに切り替えます。29.92インチです。

STDボタンを押します。

QNHに切り替わりました。

羽田が近づいてきました。房総半島の先で右旋回して空港に最終進入し、待機は北東方向へ飛びます。

250ノットへの減速が始まりました。STONEで速度制限250ノット、高度制限11000フィートです。

シートベルトサインをオン。

霞ヶ浦の手前まで飛んできました。

250ノット、11000フィートで水平飛行に移ります。STONEを出たところです。

左手に成田空港が見えます。

右手に羽田空港が見えます。

 STONEを過ぎました。240ノットに減速して引き続き降下します。FLCHを押します。

 

次はCOUPEで8000フィート以上。

着陸灯をオン。

4000フィートまで下りてきました。SPDボタンをオン。

速度240ノットで最終進入コースに右旋回します。しかし本来ならすでにILSの電波を受信しているはずですが表示がありません。表示されているのはVORの電波の識別符号です。B747-400では周波数を操縦士が入力することなく、データベースから自動的に周波数とコースを読み取って設定してくれます。ところがそれが正常に働いていません。

速度は180ノットまで減速します。

最終進入が始まるCACAOまであと5マイル。

これはフラップの出し遅れです。速度が低すぎるという警告です。

フラップを20度まで下げます。

これは全く変です。ILSの電波を受信していません。果たして故障しているのか?

地図を開きます。右上の赤枠のところのVFR区分航空図をIFR低高度エンルートに変えます。そして進入経路を今日のILSRWY34Rにセットします。

こんな画面です。ILSはちゃんと動いています。

さらにILSの誘導電波のところをクリックすると周波数が出てきます。108.90、識別符号はITCです。ここでNAV1の調整をクリックすると自動的に自機のNAV1の周波数がこれになります。

押してみます。

CDUのNAVRADページには周波数と方位が入りましたが、このページは外から入力することができません。

仕方ないのでマニュアルで降ります。高度の指定をゼロにして取りあえず毎分1500フィートで降下していきます。V/Sコマンドを使います。飛行場は見えていますからビジュアルアプローチに切り替えです。

ILSの電波は受信しています。そしてグライドスロープとローカライザーはARMされていますが切り替わりません。引き続きビジュアルアプローチです。

さらに速度が166ノット以下に下がりません。このデフォルト機体ではそのように設定してあるようです。またAPPボタンを押しても反応しません。LOCボタンは押せますが。これはもうILS進入はあきらめるしかありません。

ギアダウン、フラップ30度。ビジュアルアプローチ・ランウエイ34R。

電波高度計も働いていますが、ローカライザーもグライドスロープもARMされたままで切り替わりません。しかし滑走路のマークは見えています。毎分1500フィートで降下を続けています。ヨコの制御はLNAVを引き続き使っています。

ではマニュアルで着陸します。オートパイロットをオフ。

オートスロットルもオフ。

間もなく着陸です。

着陸しました。リバースをかけます。オートブレーキが働いています。しかしスポイラーは自動で立ち上がりませんでした。

誘導路へ向かいます。

滑走路上で停止する前にオートブレーキを切ります。

オートブレーキオフ。

フラップをゼロに戻します。残り燃料は7万6千8百ポンド。客室高度は18フィート。外気とつながっています。

スピードブレーキは手で立ち上げました。改めて前に戻します。

着陸時のスタブトリムは10ぐらいでした。緑色のバンドと大きくかけ離れています。

とりあえず緑色のバンド内にスタブトリムを戻しておきます。

トランスポンダ、スタンバイ。

ストロボ灯オフ。

着陸灯オフ、ランウエイ・ターンオフフライトオン、タクシー灯オン。

APUスタート。

ゲートに到着しました。パーキングブレーキオン。

APU発電機オン。

オンになりました。

燃料コントロールスイッチ、4つともカットオフ。

油圧デマンドポンプ、4つともオフ。

燃料ポンプ、全部オフ。

ビーコン灯オフ。

フライトディレクター、オートスロットル、オートパイロット、オフ。

シートベルトサイン、オフ。

そして降機が始まりました。

 なお、今日のフライトで降下のところ、いくつも速度や高度の制限がありましたが、この制限を解除する方法があります。CDUのDELキーを押して、続いて制限のあるところの右側のボタンを押します。速度も高度も一緒に制限が削除されます。

 STONEの速度、高度制限が解除されたところです。

 COUPEの高度制限も解除してみます。

 解除されました。

というわけで、X-Plane11.11でもデフォルトのB747-400は多くの問題を抱えています。しかし、それなりに飛ばすことはできますのでジャンボを飛ばしてみたいという方はチャレンジしてみてください。

(おわり)


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