またまた↓のつづきです。
三つ目は、木下晋さんの作品展がありました胎内市から、
車で30分ほど北上したところにあります古民家をみること。
場所は新潟県岩船郡関川村です。
ここには江戸時代からの民家の渡辺邸(公開)、津野邸(非公開)、
佐藤邸(非公開)があります。
この渡辺邸と佐藤邸は、GAの二川幸夫氏(建築写真界のドン)の写真集
「日本の民家」に載っています。
建築を学び始めたときに買ったこの写真集に載っている民家を、機会があれば
できるだけ多く観てみたいと考えています。
新潟県でこの本に載っているのは
・佐渡の民家(渡ったことない)
・出雲崎の漁師町(行ったが写真のような古い家並みではなくなっていた)
・味方の笹川邸(行ったが閉門時間だった・・・がくっ!)
今回の関川の民家は、本では別々の場所にあるのかと思っていましたが、
実際は、三軒が通りに面してひとつながりとなっていました。
渡辺邸のみ建物内部(母屋と蔵)と庭を観ることができます。
廻船問屋を営み酒造業をしていただけあり、大変立派な建築です。
母屋の屋根は、置石木羽(おきいしこば)葺屋根という葺き方で、
これは木羽と呼ばれる板(20万枚)を敷き並べた上に、重石(1万5千個)
を置くというものです。
私も初めて観ましたが、整然と並ぶ石の屋根は美しいです。
新潟県では、ここと佐渡でしか観れないそうです。
母屋内部では、明り取りのための吹き抜けをもつ広い土間空間と、
それと一体となった板の間と座敷などの大きさに驚嘆しました。(すごい!)
磨き込まれた柱や床板、煤で黒くなった梁などに「時間」を見ることができます。
そして、現代の住生活では味わうことの出来ない「安堵」を感じます。
それは身の回りにある多くのものが人口的で、暗がり(闇)のない、
静けさのない、便利さを求め、せわしない都市生活を営んでいるから
そう感じるのだと思います。
「冬はさぞ寒かっただろうなぁ」とそんなことを考えましたが、現代生活者から
みれば大変不便なことも、当時の人たちにはあたり前(それしかない)のこと。
私が過去に送り込まれたら、絶対に耐えられない。(軟弱者です)
私は、表参道に並ぶ有名建築家たちが造る建築物より、日本の古い建築物
の方が好きです。また、大切にしていかなければと考えています。
今回、観たいと思っていた建築が観れたので、大変うれしかったです。
もう少し時間があれば、スケッチしたかったけど・・・残念!
三つ目は、木下晋さんの作品展がありました胎内市から、
車で30分ほど北上したところにあります古民家をみること。
場所は新潟県岩船郡関川村です。
ここには江戸時代からの民家の渡辺邸(公開)、津野邸(非公開)、
佐藤邸(非公開)があります。
この渡辺邸と佐藤邸は、GAの二川幸夫氏(建築写真界のドン)の写真集
「日本の民家」に載っています。
建築を学び始めたときに買ったこの写真集に載っている民家を、機会があれば
できるだけ多く観てみたいと考えています。
新潟県でこの本に載っているのは
・佐渡の民家(渡ったことない)
・出雲崎の漁師町(行ったが写真のような古い家並みではなくなっていた)
・味方の笹川邸(行ったが閉門時間だった・・・がくっ!)
今回の関川の民家は、本では別々の場所にあるのかと思っていましたが、
実際は、三軒が通りに面してひとつながりとなっていました。
渡辺邸のみ建物内部(母屋と蔵)と庭を観ることができます。
廻船問屋を営み酒造業をしていただけあり、大変立派な建築です。
母屋の屋根は、置石木羽(おきいしこば)葺屋根という葺き方で、
これは木羽と呼ばれる板(20万枚)を敷き並べた上に、重石(1万5千個)
を置くというものです。
私も初めて観ましたが、整然と並ぶ石の屋根は美しいです。
新潟県では、ここと佐渡でしか観れないそうです。
母屋内部では、明り取りのための吹き抜けをもつ広い土間空間と、
それと一体となった板の間と座敷などの大きさに驚嘆しました。(すごい!)
磨き込まれた柱や床板、煤で黒くなった梁などに「時間」を見ることができます。
そして、現代の住生活では味わうことの出来ない「安堵」を感じます。
それは身の回りにある多くのものが人口的で、暗がり(闇)のない、
静けさのない、便利さを求め、せわしない都市生活を営んでいるから
そう感じるのだと思います。
「冬はさぞ寒かっただろうなぁ」とそんなことを考えましたが、現代生活者から
みれば大変不便なことも、当時の人たちにはあたり前(それしかない)のこと。
私が過去に送り込まれたら、絶対に耐えられない。(軟弱者です)
私は、表参道に並ぶ有名建築家たちが造る建築物より、日本の古い建築物
の方が好きです。また、大切にしていかなければと考えています。
今回、観たいと思っていた建築が観れたので、大変うれしかったです。
もう少し時間があれば、スケッチしたかったけど・・・残念!