小川洋子さんの「ミーナの行進」を読みました。
1972年の中学1年生の物語です。
子どもの目線で書かれているのですが、
大人の、子どもや動物に対する愛情が、よく伝わってくる物語で
文章も上品で、温かい気持ちになります。
そういえば、「博士の愛した数式」の博士も、子どもが大好きでした。
ところで、この小説の中に
1972年10月に、予想が外れ、ジャコビニ流星雨が観測できなかった話が出てきました。
当時、私は5歳なので、この事は、全く知りませんでしたが、
ユーミンの「ジャコビニ彗星の日」(1979年アルバム「悲しいほどお天気」収録)が
このことを歌っていることに、はたと気づきました
「72年10月9日 ……
私はひとりぼんやり待った、遠く横切る流星群」
「シベリアからも見えなかったよと、翌朝弟が新聞広げつぶやく…」
今まで、よくわからないまま、聴いたり歌ったりしていて
35年後にようやく歌詞の内容がわかったことになります
いや~。読書っていいですね。
いろんなことがつながって…。