フラット♭が好き!

働くお母のひとりごと

ミーナの行進

2015-01-10 | おすすめ本

小川洋子さんの「ミーナの行進」を読みました。

1972年の中学1年生の物語です。

子どもの目線で書かれているのですが、

大人の、子どもや動物に対する愛情が、よく伝わってくる物語で

文章も上品で、温かい気持ちになります。

そういえば、「博士の愛した数式」の博士も、子どもが大好きでした。

 

ところで、この小説の中に

1972年10月に、予想が外れ、ジャコビニ流星雨が観測できなかった話が出てきました。

当時、私は5歳なので、この事は、全く知りませんでしたが、

ユーミンの「ジャコビニ彗星の日」(1979年アルバム「悲しいほどお天気」収録)が

このことを歌っていることに、はたと気づきました

「72年10月9日 ……

 私はひとりぼんやり待った、遠く横切る流星群」

「シベリアからも見えなかったよと、翌朝弟が新聞広げつぶやく…」

 

今まで、よくわからないまま、聴いたり歌ったりしていて

35年後にようやく歌詞の内容がわかったことになります

 

いや~。読書っていいですね。

いろんなことがつながって…。

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