自分の不注意から愛する3人の子どもを自宅の火災で失ってしまった男性を中心に描いた”マンチェスター・バイ・ザ・シー”を鑑賞しました。
うまく主人公の感情に移入することができないほどの悲惨な体験が設定になっていました。
鑑賞直後より、時間が経つにつれ、本作品が伝えたかったメッセージが少しずつ分かってきました。
3人の子どもを失った母親は、夫を責め立て離婚してしまうのです。
ただ、映画の後半で再婚をし、身ごもるという設定。
その時間を通して、夫だって悲しんでいるのに、責め立ててしまった自分を反省し許しを乞うのです。
人間、自分が許容できない悲しみを味わうと、悲しませた人に対する怒りが芽生えてくるのですね。たとえ、悲しませた人自身が猛烈に悲しんでおり自殺したくなるような感情にあったとしても。
次回、激しい怒りの感情が芽生えた際、この構造を思い出すようにチャレンジしてみます!
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