無題そのごひゃくごじゅうろく

今日は一日快晴。気温も過ごしやすく、いい一日だった。

篠沢秀夫さんが亡くなった。篠沢さんと言えば、もちろんクイズダービー。正解こそ少なかったが、負け越しを尋ねられると、「それくらいが上品だね」なんて言っていたのを思い出す。
思い返せば、子供のころのテレビには、今よりずっとクイズ番組があった。各局こぞって、個性的なクイズ番組を押し出し、それがまた人気となって、観ているこちらの頭を鍛えてくれたし、心をワクワクさせてくれた。
ＮＨＫなら『連想ゲーム』や『クイズ面白ゼミナール』、日本テレビは『アメリカ横断ウルトラクイズ』、ＴＢＳは『アップダウンクイズ』や『ザ・チャンス』、フジテレビでは『なるほど・ザ・ワールド』だったり『クイズ・ドレミファドン』、テレビ朝日だと『クイズ・タイムショック』、テレビ東京は……何だったっけ？（笑）
他にも忘れてはいけない『クイズ・百人に聴きました』『クイズ・ハイ・アンド・ロー』『三枝の国盗りゲーム』『象印クイズ・ヒントでピント』『世界まるごとハウマッチ』『霊感・ヤマカン・第六感』……きりがない。
そんななかでも、『クイズダービー』はとにかく好きで、毎週観ていた。土曜日は子供にとって、黄金のローテがもう決まっていたはずで、もちろん各人で多少の違いはあるだろうが、例えば自分なら、夕方五時半～六時半まで『全日本プロレス中継』、六時半から『タイムボカンシリーズ』、七時から『まんが日本昔ばなし』、七時半から『クイズダービー』、八時から『八時だよ全員集合』（あとで『俺たちひょうきん族』に乗り換えた）と、ここまでノンストップで、テレビの前から離れなかったくらいだ。
篠沢秀夫さんは、子供のころ、一番テレビを観ていた時代の、懐かしい顔だ。その頃はどんな人物であるかも知らず、クイズをいつも外してしまう、頭の悪い、どうしようもないおっちゃん、くらいに思っていた。無知とは恐ろしい。
しかし、いつもにこやかで、最後の問題あたりで、たまに大穴の正解を出して、番組を華やかに締めくくっていた印象も強い。いわゆる文化人の枠に入る人だが、ご本人に華があったのだろう。
いまは改装して、子供のころの実家ではなくなってしまったが、篠沢教授を思い出すと、懐かしい実家の居間とともに、テレビ画面いっぱいの笑顔を思い出す。晩年は難病に侵され、さまざまご苦労もあったことと思うので、ぜひ、安らかに眠ってほしい。

無題そのごひゃくごじゅうご

今日も一日雨。週末はまた台風らしい。もう勘弁してくれ。

腹具合が引き続き万全ではないが、だいぶ問題ないくらいには回復してきた。下痢の影響はかなり凄まじく、前日夜に体重を量ったときと、今日の朝に量ったときとで、三キロ近く減少していた。こうなると体力をがっつり削るらしく、ちょっと歩いただけで、かなりの疲労感を感じてしまった。まだ体重は落とさなければいけないが、こんなことで目標体重に達しても、嬉しくないどころか、病気になってしまう。あまり体重を戻しすぎない程度に食べて、体力を回復させなければ。
だからというわけではないが、最近は、ゆっくり湯船につかるようにしている。ここ数年は、起床してからシャワーを浴びるのを日課のようにしていて、それはそれでさっぱりして出かけられるからいいのだが、やはり日本人たるもの、風呂につかる贅沢に勝るものはない。何より、睡眠での深さが違う気がする。安眠できる、とでも言おうか。
生活習慣は、仕事だったり、予定だったりで大きく左右されるから、場合によっては、何年も同じルーティーンになってしまうこともあるが、ほんのちょっとしたきっかけで、ガラリと変わることもあるし、自分の意思によって変えることもできる。少し変える、まさにそのことで、これまで感じていた日常に、新たな彩りを加えることもできるのだ。
湯船につかることは、俺の毎日を、ほんのちょっとながら、しかし確実に変えた。その、変わって見えてきた景色に、今のところ俺は満足している。なかなか毎日、というわけにはいかないかもしれないが、時間に余裕のあるときは、なるべく湯船につかりながら、その日一日を振り返ったり、布団にくるまるときの気持ち良さを想像しながら、のんびりした時間を過ごしていきたい。

無題そのごひゃくごじゅうよん

今日は午前中快晴。午後から曇り。ちょっと寒かった。

下腹部の痛みは、間欠的なもので、少しずつだがその間隔が開き、また、痛みもやわらいではきている。が、ここにきて下痢をしてしまったので、やっぱり胃腸が悪いのかもしれない。油断は禁物だが、いろいろ調べたところでは、過敏性腸症候群あたりが怪しい。やはりストレスがたまっているのだろうか。もうしばらく様子を見て、まだそれでも痛むようなら、医者に行かなきゃならないな。
生爪を剥がしたところは、血が完全に止まった。帰宅してから、患部にガーゼをあて、テープで巻いて固定している。
自分としては、下腹部痛さえ良くなってくれれば、爪はいずれまた生えてくるという思いがある。ちょっと胃腸に良いものを明日は食べて、なるべく疲れを溜め込まないようにしよう。
あ、プロ野球のセリーグＣＳは、横浜が日本シリーズ進出だそうだ。別に広島でも横浜のファンでもないが、何かリーグ優勝チームが日本シリーズ出ないっていうのに、未だに慣れない。メジャーは球団数も多いし、各地区の一位チーム、プラスワイルドカード二チームでトーナメントをやるわけだから納得するが、日本はペナント三位でも日本一になる可能性がある。場合によっては、リーグで負け越して日本一のケースだってあり得るわけで、興行的にＣＳはおいしいのだとしても。スポーツの観点から考えれば、やはりそれっておかしくないのか。横浜に何の責任もないが、そんなことを思ってしまった。
さあ、これを書いたら眠ってしまおう。明日には健康体でいますように。

無題そのごひゃくごじゅうさん

夜中の三時くらいに、一度目覚めたときには暴風と猛烈な雨音が聞こえていたが、出勤するころには、雨風ともに止んでいた。台風一過の昼は快晴。

生爪を剥がしてしまった。職場で出たゴミの処理をしていたのだが、思いのほか量が多かったので、思い切り手で押し込んだら、小指の爪が割れて血が滲んでいた。先日、爪を切ったばかりだったので、引っ掛かるようなところはなかったはずなのに、特に手がすべったということもなかったのに。怪我をするときというのは、得てしてこんなものか。幸い、出血はあるが痛みはあまりなく、消毒をして絆創膏を貼るだけで、あまり気にならない程度にはなっている。
一方で、左の下腹部が痛む。今日の朝から、時折、差し込むような痛みがあるのだが、のたうち回ったり、脂汗をかいたりする類のものではないため、一応、通常の仕事をしたのだが、これもどうなるのか。口内炎も昨日から出来ているし、疲労かストレスで、胃腸が荒れているのかもしれない。せめて軽度のものであってほしい。
昨日はブログの訪問者が三桁を超えていたらしい。大した宣伝もしていないし、大した内容もあるわけでもなく、ほぼ文章だけの当ブログで、それだけのアクセス数があったのは、果たしてボクシングの村田諒太のおかげか、はたまた台風か。真相は永遠の謎だろうが、これに浮かれることなく、今日からまた、大したことのない日常を、感じたままに、つらつらと書き連ねていきたい。

無題そのごひゃくごじゅうに

今日も一日雨。明日は昼まで台風の模様。

村田諒太のＷＢＡ世界ミドル級タイトルマッチを、たったいま観終えた。対戦相手であるエンダムの棄権によるＴＫＯ勝ちである。左右のボディ、左のストレートに近いジャブに、前戦同様、右のストレートが素晴らしく、ガードもしっかりしていた。完勝といっていい内容だった。
日本人が世界のミドル級を制したのは、竹原慎二に次いで二人目。挑戦することすら容易には叶わない階級であることを考えれば、まごうなき快挙だ。どこもかしこも選挙特番で、このボクシングのタイトルマッチがどれだけの視聴率をたたき出すのか分からないが、日本人がミドル級のベルトを獲るということが、どれだけ凄いことか、おそらくピンとくる人は少ないと思う。が、近代ボクシングが始まったとき、ヘビー、ミドル、ライトの三階級からスタートした、歴史のある階級ということ、シュガーレイロビンソンや、カルロスモンソン、マービンハグラーなど、ボクシング史に名を残す名チャンピオンを数多く輩出してきたということを知ってもらえれば、村田が成しえた偉業がわかる。オリンピックの金メダルはもちろん素晴らしいが、世界タイトルもそれ以上に素晴らしい。試合が終わった直後の、村田の涙がそれを証明している。
さて、村田本人もインタビューで答えていたし、テロップでも出たように、ミドル級には、村田のほかにもチャンピオンと名乗る選手が何人かいる。特に、村田が今回奪ったＷＢＡのスーパーチャンピオンでもある、ゲンナジーゴロフキンとは、おそらく噛み合うボクシングになるのではと思う。ゴロフキンは破壊的なパワーを誇るＫＯキングだが、今日のような戦い方をしていければ、勝機はある。ぜひ、目標にして頑張ってほしい。
さて、台風はどうだろう。どうやら明日の未明が一番厳しいようなのだが、果たしてどうなるか。起きたら、まずは電車が走っているかどうかを調べてみるとしよう。