無題そのごひゃくごじゅう

午前中は雨。午後からは曇り。

台風が接近してきているそうだ。しかも、今度は関東も直撃しそうなコースである。前回の台風は、忘れもしない、ミルクディッパーの公演中にあった。あのときも、関東を直撃するかとみられていたが、どうにか回避して、公演への影響はほぼ皆無で済んだ。
今度は、進路を考えると逸れることは考えにくい。おそらく月曜日に直撃になると思うが、それで電車が動かなかった場合、妻はタクシーでバイト先に向かうのだそうだ。そう取り決めがなされていて、タクシー代はバイト先が支払うらしい。会社が大きいから出来ることだが、逆に言えば、どんな天候でも仕事をさせるということで、ある意味命がけで働けということになる。ちょっとブラックだ。
俺のバイト先は小さな会社なので、当然タクシー代を肩代わりなどしてくれないだろう。交通機関がマヒすれば、否応なしに自宅待機しかなくなる。そうなれば、むろんいい顔はしないだろうが、渋々休む決断を受け入れる他ないはずだ。
そりゃ、雨風が多少強いくらいで仕事を休んでいては、経済活動というか、人としての活動が成り立っていかないわけで、少しは無理をしてでも出勤する、という考え方はわかるが、物には限度というものがあるのだから、もしも、飛来する物体で怪我をしそうな程の暴風だったなら、迷わず休むべきだと個人的には思う。仕事は重要だが、命に勝る仕事はない。
が、そうならないことを祈っている。台風はそこまで勢力が大きくなく、居座ることもせず。すぐ温帯低気圧にでもなって、消えてなくなってくれれば一番いい。昨日と同じく今日を迎えられることを特別だと実感できたのは、実はつい最近だが、だからこそ、また同じ今日を迎えられるように願いたい。