無題そのごひゃくよんじゅうなな

朝は雨。午後から雨が上がった。明日は晴天らしい。久しぶりだ。

バイトから帰って、妻と居酒屋へ。いま住んでいるアパートは、駅から徒歩三分ほどの距離にあるので、周辺に居酒屋やバーやラーメン屋などが立ち並んでいる。とはいえ、近すぎると案外行かないもので、こちらに引っ越してきてからは、初の二人飲み。
まだ六時まえだったので、店に着いたときにはお客がほぼおらず、注文した料理もそれほど待たされずに運ばれてきた。今日ばかりは、食べなくなった料理を食べようと思っていたので、唐揚げや餃子、日本酒も冷やで飲んで、〆に鴨そばを頂く。帰宅して体重を計ったら、朝から二キロ以上も増えていた。わかってはいたが、これでは元に戻るまでに一週間はかかるだろう。節制と散歩あるのみ。頑張らなければ。
それにしても、家でゆっくり過ごすのはもちろんいいが、たまにはこうして居酒屋あたりで過ごすのも悪くない。今日のところは、個室のようになっていたので、周囲の人たちにさほど気を遣うことなく、のんびりできたのも良かったのだろう。病院通いをするようになって、夜を徹してお酒を飲んだり、無茶食いをするようなことはなくなった。結局、今日もお酒は最初に注文した日本酒だけで、あとはお茶と水を飲んで過ごした。わざとそうしたのではなく、体があまりお酒を欲しない。そればかりか、食べることも最低限満たされれば、必要以上に欲しいと思わなくなった。習慣というのは恐ろしいものである。
逆に言えば、不摂生が習慣になってしまえば、それが当たり前となっていくということだ。暴飲暴食を何とも思わなくなるし、そうしないと満足感を得られなくなる。必要以上のカロリーを体に溜め込めば、待っているのは俺の場合、糖尿病だ。それだけは、絶対に避けたい。
というわけで、また明日から自制の日々。けれど、だからこそ、今日の二時間あまりは楽しかった。そう毎月こんなことはやっていられないだろうが、たまには、ふっと息を抜ける時間を作って、気持ちをリフレッシュさせていきたい。