激しい雨もやみ、やっと梅雨明けしそうですね
今朝は、セミたちも本格的なシーズンを前に、リハーサルをするように鳴き始めていました
さて、今日は最近ぐっと心に残った言葉を書きたいと思います
その前に・・・。 言葉って何か「力」を持っていますよね
僕は、あまりにも巧みで美しすぎる言葉は大嫌いで、言葉ばかりに頼る人はあまり信用しませんが、文章を読んだり歌詞に注意して歌を聴いていると、「よくこんな表現を思いつくなぁ」 「心に響くなぁ」と感動してしまうことはよくあります
出会った言葉を、一度自分の経験や思考というフィルターを通して再認識するとき、その言葉は自分にとって活きた言葉となり、ただの受け売りではなくなると思います
小学生の実感算数を教え始め、教材を発明した方の本に書かれていた言葉に強い共感を抱きました
「風景の中にのみ、スミレは存在する」
簡単に言うと・・・ 先生が生徒にスミレの図鑑を見せて「はい、これがスミレね」と言っただけでは、生徒たちの心にはスミレという花について何も残りません
でも実際にお母さんと野原に出、目の前に広がるスミレの群生を目にしたならば、その子供は、その時の母の表情、声、景色、におい、風、天気・・・など風景の中においてスミレを認識するようになるのです
ただその対象のみを暗記するのではなく、他との関連性において感じていく
その中でのスミレは単なる知識ではなくなる、と書かれていました
とても情緒的で詩的な言葉で、その上真実を言い当てていると思いました
自分の授業を振り返ると、まだまだスミレだけを教えてしまっていることが多々あります
もっと勉強し、この言葉を授業で表現できるようにならなければならない、と思いました
これからも、心にぐっと残る言葉に出会ったら、ご紹介したいと思います
完全な独断と偏見ですが・・・
味村でした