ブログ de なんで屋 @東京

みんなで「これからの社会」を考えるために、『場』と『認識』を提供する社会事業です。

中学生も認識収束!~「なんでや劇場」にようこそ!

2008-10-21 02:34:43 | なんでや劇場
政治不信、マスコミ不信や金融破綻の不安の高まりも手伝い、人々の事実収束、認識収束の意識の高まりを肌で感じる今日この頃ですが、今回は、我らが多摩センター露店よりはるばる先日の「なんでや劇場」 『~08年 金融破綻と10年後~銀行国有化から国家紙幣を経て管理市場へ』に参加してくれた中学2年のRくんについて書いちゃいますよ


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因みに写真は先週の多摩センター露店・・・大幅に(超コンパクトに)レイアウトを変更したところ、経済新看板や常連お手伝いかつ“第4の店主”のZちゃん“脱サクラ”を目指すMくんの活躍もあり過去最高レベルの成果に結びつきましたよ
・・・気付きは、「やはり明るくないとお客さん来ないな」・・・当たり前って言えば当たり前ですが・・・

Rくんとはじめて遭遇したのは前々々回の露店・・・「地球温暖化CO2説はウソ?!」の看板の元に真っ直ぐやって来た。
近くの中学の2年生とのことで、「興味あるの?」と聞くとみるみる表情が輝いた。で、少し前から居ついていた69歳の酔っ払いのおじさんとRくん相手にお題を開始。

酔ってるとは言え、おじさんもなかなかの博識で、3人で楽しく追求・・・「打てば響く」とはこのことで、好奇心たっぷり、反応ばっちりのRくんになんで屋の認識を伝えるのは無茶苦茶楽しく、知ってる限りのことを伝えたくなりました。
おじさんが突然言い出した「生き物の性が3つとか4つとかじゃなくと2つなのはなんで?」に対し、生物進化の永い歴史を貫通する生命原理である「変異と安定」を軸に答えたところ、Rくんもご満悦・・・「できるだけ露店に来て勉強したいです!」とのこと。

ならば、と10/19に予定されているおそらく経済を扱うであろう「なん劇」を紹介したところ、是非出てみたいとのこと。かなり難しいかもよ・・・と振ると、 「興味があれば大丈夫ですよね?友達も連れてきていいですか?」と出る気満々
中2か・・・大人でもハードルの高い話について来れるかな・・・と一抹の不安もありましたが、勉強意欲は高いし、なかなか聡明だし、大人が真剣に追求する場に参加させることだけでも彼の人生にいい影響を与えるだろうと思い、呼ぶことにしました。
(因みに関心あるジャンルは「政治」「経済」「環境」「歴史」「生物」・・・自分が同じくらいの歳のころはな~んにも考えてなかったな・・・としみじみ思った


次の週には友達のYくんを連れてきてくれ・・・これがまたいい子で・・・「なんで屋をやっているのはなんで?」に2人とも満足料まで払ってくれました。・・・超嬉しかったよ・・・
Yくんも「なん劇」に出てみたいとのことで、中学2年生2名がエントリーすることに!(因みにYくんの興味のあるジャンルは「経済」「環境」「生物」「農業」・・・おいおい・・・最近の中学生ときたら・・・


更に先週。
また2人で来てくれた。Yくんは残念ながら「なん劇」に来れないということになりましたが、予習も兼ねて2人に経済破局デモを展開。・・・中学生にも解るように話すのに四苦八苦しましたが、2人ても食いつきがよくとても楽しかった。道行く人たちも地面に直接ちょこんと体育座りし経済の話しを聞く子供達の姿に優しい目線を投げかける
(・・・やはり、さすがに経済や政治に対する知識はあまりなく、ちょっと心配に・・・


そして「なん劇」当日。
Rくん曰く「30分以上一人で電車に乗ったのは初めて」とのことで、途中迷いそうになりつつ、大冒険の末、無事蒲田の地までやってきた。
事前勉強会ではRくんに加え女子校生のZちゃんや18歳のSくんもいたので「株式」「債券」「ドル安」・・・など基本用語を中心に予習。(・・・後で聞いたらRくん、「想像したより簡単でした」とのこと・・・恐るべし


で、「なん劇」本番。
・・・凄く自然体で、生まれてはじめて聞くであろう単語が画面を通じて飛び交う中、重要と思えるポイントを中心にびっしりメモを取り、携帯で録音し、青ボタン赤ボタンを頻繁に押すRくんに、事前の心配は吹き飛びました。 「皆ボタン押してませんね?」と言われた・・・

「学力低下をどうする?!」 で追求したように、「学ぶは真似ぶ」・・・つまり、かつて寺子屋で子供達が草書で書かれた難しい「往来物」をひたすら音読したように、「同化能力」こそ認識吸収の基本ですが、はじめから「難しい~」と否定したり逃げたりすることなく、皆の議論にわからないながらも同化しようとする姿に、学びの原点を見たような思いです(・・・因みに、「絶対寝る」と宣言していたZちゃんも、最後までオメメぱっちり・・・議論に集中していましたよ

終了後のRくんの感想は「とても難しかった・・・けど骨格は理解できました。また来たいです。」・・・あぁ、はるばる蒲田まで呼んで良かった・・・つくづく思った瞬間でした。

・・・というわけで、Rくん、Yくんという新しい仲間・・・最年少の弟子達を加え、ZちゃんやMくん共々多摩センター露店を益々盛り上げていきたい・・・もはや、「まだ中学生だから・・・」と躊躇する必要は無い・・・より多くの人に可能性を・・・「認識形成の場」を紹介していきたいと想う今日この頃です。
by Gen

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (りうママ)
2008-10-22 14:07:07
>「まだ中学生だから・・・」と躊躇する必要は無い

↑これは大人の勝手な思い込みですよね。

なんで屋さんは、解らないことやなんで?と思うことを解るまで一緒に追求してくれるし、いい加減に本質部分をはぐらかすこともないから、

>「想像したより簡単でした」(Rくん)

という感想が出たんじゃないですかね。




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感動 (20世紀少女)
2008-10-23 01:14:06
中2のRくん、女子校生のZちゃん、18歳のSくんら若い世代の見本となるためにも大人ももっとがんばらなくてはいけませんね。

この記事で元気をもらいました


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Unknown (ザジ)
2008-10-23 20:59:37
女子高生Zことザジです☆
(第4の店主とまではいきませんが楽しくお題もやらせて頂いてます!!!!)

Rくんの新鮮かつ鋭い視点と勉強意欲の高さには、いつも感心してます!

同じように勉強意欲の高い人をもっと巻き込んで事実の追求をしていきたいですね☆☆
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Unknown (miya☆)
2008-10-24 00:47:43
Rくんや高校生のザジさんたちに、大人たちが真剣に追求し、答えを導き出している姿=闘っている姿は何よりの教育なんだなと想いました

一緒に次代を担ってゆくように期待をかけてゆきたいですね

>同じように勉強意欲の高い人をもっと巻き込んで事実の追求をしていきたいですね☆☆(ザジさん)

    ↑
ザジさん、同感です

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りうママさんありがとう (Gen)
2008-10-24 01:43:25
りうママさん

>↑これは大人の勝手な思い込みですよね。

ほんとにそう想います。

今回彼を見ていて驚いたのは、知識の有無はそれほど障害にならないということです。
もちろん、基本的な言葉は理解しているに越したことはないですが、強い勉強意欲や好奇心と、固定観念なしに素直に対象に向かえる姿勢さえあれば、いくらでも吸収できるんだなぁと。

>なんで屋さんは、解らないことやなんで?と思うことを解るまで一緒に追求してくれるし、いい加減に本質部分をはぐらかすこともないから、

彼らの素直な「なんで?」に対し、大人がいい加減に対応したり、諦めたり誤魔化したりすることで、徐々に「答えなんか無い・・・」と不可能視が形成されてしまう・・・。
その意味でなんで屋に限らず大人の責任は大きいと感じています

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20世紀少女さんありがとう (Gen)
2008-10-24 01:46:53
20世紀少女さん

“ともだち”は元気ですか?

>中2のRくん、女子校生のZちゃん、18歳のSくんら若い世代の見本となるためにも大人ももっとがんばらなくてはいけませんね。

若者は同化できる対象(大人)を求めていると想います。
その意味では子供達に「勉強しなさい!」と言う前に、自らが絶えず勉強し追求する=闘う姿を見せることが大事ですね
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ザジさんありがとう (Gen)
2008-10-24 01:49:33
ザジさん(笑)

>(第4の店主とまではいきませんが楽しくお題もやらせて頂いてます!!!!)

いつもありがとう
もちろんまだまだ店主のフォローは必要だけど、“第4の店主”として機能してますよ

>同じように勉強意欲の高い人をもっと巻き込んで事実の追求をしていきたいですね☆☆

明らかに人々の勉強意欲は高まってる・・・後はいかに我々が認識と場の可能性を示し、背中を押すかにかかってます。これからもよろしく

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miya☆さんありがとう (Gen)
2008-10-24 01:52:06
miya☆さん

>Rくんや高校生のザジさんたちに、大人たちが真剣に追求し、答えを導き出している姿=闘っている姿は何よりの教育なんだなと想いました

彼らに可能性を感じてもらうことは凄く大事であると同時に、彼らを見ていると凄く可能性を感じるし、だから色々教えたくなる・・・それが自分達の役割なんだなとつくづく感じています
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