ブログ de なんで屋 @東京

みんなで「これからの社会」を考えるために、『場』と『認識』を提供する社会事業です。

みんなの役に立つことにお金を出す活動 ~アースデイマネー~

2011-06-15 22:32:39 | テレビの共認支配を暴く!

hello life! 社会課題を解決するためのNPOサポート

NPOをつなげる器 アースデイマネー・アソシエーションより転載

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「実際に足を運んでもらったリアルな出会いの中で、NPOを知ってもらうことが『アースデイマネー・アソシエーション』の本来の目的」と、代表理事の嵯峨生馬さんは話す。

『アースデイマネー』とは、日本円や米ドルといった法定通貨とは異なり、市民が自分たちで流通させることができる地域通貨のひとつ。環境や社会にボランティアや寄付を通して貢献した人が、そのお礼として手にすることができる新しいお金で、01年に東京都渋谷区で誕生して以来、多くの人々の労力と善意を流通させてきた。唱歌『春の小川』のモデルとして知られる渋谷川の「river」を元にした『r』が単位の『アースデイマネー』は、NPOなどが主催するボランティア活動やイベントに参加することで入手できる。使用場所は150ヶ所以上ものカフェやレストラン、ヘアサロンなどといった提携先のお店で、割引や特典などとして利用可能だ。

街のそうじをボランティアで行うNPO法人『グリーンバード』の活動に参加する添田美佳さんは、この『アースデイマネー』を利用するひとりだ。「水曜日に表参道でゴミ拾いをしています。1回の参加で500r(500円)。いろいろな人と楽しく話しながら街をそうじして『r』をもらう。そして、時々その『r』を持ってカフェなどへ行きます」。現在、彼女は縁もあって『アースデイマネー』提携先の飲食店で働いているそうだ。

そのほかにも「子どもたちと遊ぶと1回につき最大1000r」「渋谷で無農薬野菜を配達すると1回300r」といった25以上の参加NPOがある。また『アースデイマネー』は、ボランティアに興味がある人をNPO団体へつなげるナビゲートの役割も担う。嵯峨さんいわく、「市民が互いにつながって、自分たちでよりよい解決策を見つけて実践していくために、NPOという枠組みはこれからの社会においてますます不可欠です。でも、僕らの多くはNPOについて経験不足。もっと実体験とともにNPOを知る必要があると思います。そして、多くのボランティアに参加してもらうきっかけをつくるNPOへの"ポータル的な存在"になりたいと思っています」。

行政だけでは解決できない問題が多いこの社会で、市民や近所同士が気軽に参加できるツールのひとつがNPO。それを応援することは、私たちが自分たちで社会をつくっていくという、非常に具体的な方法論なのかもしれない。ボランティアに楽しく参加して『r』をもらい、それを使うお店を探す。そのお店で出会った人が紹介してくれた新しいイベントに参加して、また『r』をもらう。そうして、街に『アースデイマネー』のネットワークが広がることで、結果的に自分の地域のコミュニティをつくっていくことになる。それは、『r』が近い将来、必ず自分にとって心強い味方になることを示している。

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ゴミ拾いや子どもと遊んだり、無農薬野菜の配達など、みんなの役に立つ活動をするとお金がもらえるという供給発のお金の使い方、そして、そのお金を使うことで地域のコミュニティの再生につながるというこのシステムには非常に可能性を感じます。

また、それが既存の中央銀行券ではなく、地域でお金を作っていくという制度もかなりおもしろいところです。

※中央銀行制度(+信用創造)の問題はコチラをご覧ください。

このような、供給発の仕事や地域コミュニティの再生にお金の役割を持たせ、中央銀行制度から脱却していくというこの試みは渋谷区のみならず、どんどん広がっていってもらいたいと思います

追記:今度上記の活動をされているボランティアの方と話す機会があるので、このあたりの話も聞いてきたいと思います

(masamune)


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