気まぐれ20面相

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文学少女シリーズ6 「文学少女と月花を孕く水妖」感想

2012年07月08日 | 小説感想



さて、どうしよう…
今まで文学少女を愛読してきて感想を書き続けてきたわけだが
今回こそは最大のピンチである。なぜなら

ストーリーにまったく興味が持てなかった…

構成としてはいつも通り
何か文学作品をベースにした事件が起きて
それを我が愛しの文学少女「天野遠子」先輩が独自の視点で
読み解いていく
今回の流れで行くと泉鏡花の「夜叉ヶ池」をベースに
姫倉の令嬢の館で、学生と令嬢と妖怪にまつわる事件から
殺人事件に展開していくという
なにやら「うみねこのなく頃に」のようなノリのお話なのだが…

ごめんなさい、全然興味がわかないんだよぉ~(泣)

なぜ、興味がでないのかはわかっている。
それは本編とは関係がないからだ。
芥川くんや竹田さん、琴吹さんとの関係性が進むわけでもないし
さらに姫倉の家系事情なんて正直どうでもいい。
「番外編なんてそんなもんだろ」というツッコミを
受けてしまえばそれまでの話だが、まあ湧かんもんはしょうがない

というわけで今回はストーリーは完全放置して
「遠子先輩がかわいかったです!」という小学生以下の
感想文で行かせてもらいます。

「いや~遠子先輩かわいいな、じたばたするの押さえ込んでギューっとしたいな~
腕噛むのもありだよ、噛んでいいよ遠子先輩!」


普段から願望を口走ってるオレですが
先越されちまいました…井上心葉とかいうヤツに…
その他にも
読んでいけばあの小僧、遠子先輩に無理やりよばれて別荘に行ってみれば
白のワンピース姿の遠子先輩を拝めるわ
幽霊を怖がった遠子先輩が寝室に突撃してきて共に一夜を過ごすわ
顔近づけて一緒に朗読するわ 


「ああ、それがそんな不満ならその席をオレに譲れ、若造!!
遠子先輩にむぎゅーもホッペぷにぷに~も三編みヤンマーニも
全部俺がやっといてやるから」

心の中で叫びっぱなしでしたよ、はい…

その他にも遠子先輩単体での行動もとても面白かった。
特に
屋敷にある本を全部廃棄にすると言われて
断食して書庫に篭城する遠子先輩は
実に見ごたえがあった。
麻貴先輩に「無駄なダイエットするとない胸が薄くなって消えちゃうよ」と言われたのに対し
「私は着痩せするのよ!本をたくさん読んで想像力を磨くことをオススメするわ」
と言い切った遠子先輩をオレは一生忘れないことだろう。
そういやあの時も井上心葉のやつは
その場でおやつ書いて、びりびり破いて
「ああ、読めなくなってしまったなぁ
誰かが食べてくれるとゴミにならなくて済むのだが…」と
ニヤニヤ愉悦をかましておった気がする。
おのれ~、それはオレの役目だっつーの、なあ!

後は、酔っ払った遠子先輩が見れて満足でした。
酔っ払ってしょじょじのたぬきを歌いつつ
お腹をポンポン叩く遠子先輩…愉悦!
その後、ぶっ倒れて寝てしまう遠子先輩に
毛布やらを5枚くらいかける、季節は夏…超愉悦!!
ふう、スッキリ!!(*その後、からはオレの願望です)

とまあ、愛も変わらず遠子先輩フィーバーしてるマイハートですが
6巻の見所は遠子先輩の可愛らしさだけではない。
物語の引きの部分が、ものすごくうまいのだ
具体的には(以下ネタバレふくむ)

なんと、麻貴先輩結婚?
しかも自己判断での結婚、相手はよく知る人?!

などと「姫倉に興味ねぇー」とほざいてたオレですら気になる展開や
数年後の心葉くんであろうキャラが「忘れません」とか
なんか不吉な言葉を放ってることとか…

これ、フラグですよね、明らかに遠子先輩消えるフラグですよね?
前巻の「天野遠子というのは、この世に存在しないはずの人間なのよ」
という引きといい、なんだか嫌な予感しかしないんだが…
とにかく次巻を読ませるための興味の惹き方が、とてもうまい。
ただ、次巻を読んだ後のオレの精神は、とてもやばい…
なんてことになりそうなフラグもバンバン立ってます。
さて、鬼がでるか、蛇がでるか
みなさん、生きていたら次巻の感想でまた会いましょう!!


<おまけ絵>



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