「まったく…この化けモン作品が!!」
これがオレの本気の本音!
TV版のA'S見て「余は満足じゃ~」とかほざいてた自分に
「お前はまだ全力を知らない」と本気で言ってやりたい。
それほどにこの劇場版「なのはA'S」は
オレの常識を難無くぶち抜いていった作品だった。
ぶっちゃけ点数をつけるとしたら100じゃ足りない!!
「小学生の女の子がカッコいい」という謎の現象を引き起こす
草川監督の演出、通称「草川マジック」も
相も変わらず健在…どころか進化しており
武器であるデバイス(魔法杖)も元々カッコよかった所から
さらに改良を加えられて
拳を握り締めてハアハア間違いなしの仕様になっている。
特にヴィータちゃんのハンマー型デバイスに
ブースターを3つ付けた点を高く評価したい!!
ブースターかっこいい!ブースターは正義!!
お話の方も本軸はTV版と変わらないものの
作画、演出すべてを完全に修正…どころか
まったく新しいモノにしてくるという気合の入れよう!
正直「うわーん、遠子先輩が卒業しちゃったよ~もう
なのは熱吹き込んで火付け直すしかない」ってな理由で見に行って
本当にすまなかったと思う…
せめて「オレが見なければ全銀河が崩壊する!行かねば…
散っていった戦友達の魂をすべて背負って!!」くらいの
覚悟をもって行くべきだったと
深く反省している。
さて、内容に触れていきたい所だが
これはオレが語って変な先入観植えつけるよりも
見てもらった方が、心に大きな価値を残せると思うので
最低限の情報で行きたいと思う。
TV版を見てた方はご理解いただけると思うが
主人公はタイトルにある「なのは」ではなく
明らかに敵側にあたる「ヴォルケンリッター」の騎士達だろと思わせる
構成になっている。
その中でも特に「ヴィータちゃん」は感情の変化が激しく
戦闘時には「ぶち抜けええええ!!」とか
物理的破壊力に自分の感情を上乗せしてきたり
逆に日常時には「はやてのご飯はギガうまだしな~」と
萌え破壊力抜群のぽへーとした顔をオレ達の心に叩きつけてきたりとか…
うん、もう何も怖くない!!
…まあ、そんなキャラが本気で「主を助けなきゃ」なんて
ボロボロで戦う姿見せられたら
こちらの涙腺もボロボロになりますよ!!
正直この映画で3回涙腺崩壊したのですが
内2回がこのヴォルケン側ですよ、こんちくしょー!
仮に時空管理局に協力を要請し
状況をわかりやすく伝えるためにこの映画を見せたら
本気で動いてくれそうな気がする。
一般兵の波が「オレの魔力を使ってくれ」と押し寄せ
魔力が弱すぎて力になれない兵士達は
ブラックホール篭りの修行に明け暮れ
戻ってきたら局員すべてがAAAクラスの魔導士になってるとか
あるんじゃないかな。
なぜなら「はやてのご飯はギガうま」だから!
さて、そんな何ともワケのわからん感想になってしまいましたが
自分の感情をまとめると
見た後に感動と満足感で
頭の中はフワフワしてるのに
心の中は揺るぎないぶっ太い根っこがぶっ刺さってる
そんな熱く力強い、魂から元気になる良い映画でした!
テーマソングの「BRIGHT STREAM」は神曲だと思います!! 了
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