インフルエンザになり休んでいると、猫が寄ってくる。
犬は外にいるからいいけれど、猫は家の中で一緒にいるのでインフルエンザがうつらないか心配だ。でもネットで見ると型が違うので人から猫にはうつらないみたいだ。
ヒトインフルエンザは、A型、B型、C型があり、さらにA型は144亜型、B型は山形系統とビクトリア系統という2つの系統に分かれるらしい。
A型の亜型とは、ウイルス表面の2種類の糖タンパク質であるヘマグルチニン(HA1~HA16の16種類)とノイラミニ ダーゼ(NA1~NA9の9種類)の抗原性の違いから144亜型(16×9)の組み合わせに別れるとのこと。
A型インフルエンザが、数年から数十年ごとに世界的に大流行するのは、突然別の亜型が出現(不連続抗原変異)して、従来の亜型にとって代わることによって起こる。
さらに厄介なのは、同一の亜型内でも、ウイルス遺伝子の突然変異によって、頻繁にHAとNAの抗原性は少しずつ変化(連続抗原変異)するので、毎年のように流行を繰り返すということらしい。
現在、ヒト社会で流行が見られるのは、B型と、Aソ連型(H1N1亜型)、A香港型(H3N2亜型)らしいが、いずれにしても猫にはうつらなくてホッとした。