1月6日にカテーテルアブレーションの手術をし、8日に退院してきた。
現在の状況は、術後まだ日が浅く何とも言えないというのが本音だが、私の場合、不整脈をまだ感じるし、無理がきかないというのが実感だ。
〇 手術までの経緯
2020/09/30 胸に違和感を覚え公立館林厚生病院を受診。心電図、胸部レントゲン、心エコー、血液検査の結果、心房細動と診断される。明日、専門の先生が来るので再受診するように言われた。
2020/10/01 厚生病院を再受診。担当医師からカテーテルアブレーションの説明を受ける。ただし、当面は薬で様子をみることとなった。
処方された薬は2週間分で次のとおり。
ビソプロロールフマル酸塩錠2.5㎎
リクシアナOD錠60㎎
ネキシウムカプセル20㎎
タンボコール錠50㎎
2020/10/15 厚生病院を受診。担当医師から脈が安定したので、薬の常用は不要と言われた。
2020/10/22 稲刈りの影響か、不整脈が酷くなったので厚生病院を受診。頓服薬を処方される。
処方された薬は5回分で次のとおり。
タンボコール錠50㎎
ベラパミル塩酸塩錠40㎎
2020/11/13 頓服薬が無くなりそうなので厚生病院を受診。追加の5回分を出してもらう。
2020/11/26 厚生病院を受診。薬を服用しないと週2回程度不整脈が出ることから、カテーテルアブレーションを行うことを決心。担当医師に紹介状を書いてもらった。手術までの間、薬は10月と同じ4種類の薬を常用することになった。
2020/11/30 群馬県立心臓血管センターを受診。心電図、心エコー、血液検査を実施し、入院日を1月5日に決めた。主治医は内藤院長。
2020/12/21 入院日まで薬が持たないので、厚生病院を受診。
2020/12/22 造影剤による心臓CT検査のため、群馬県立心臓血管センターを受診。
2021/01/05 いよいよ入院。
2021/01/06 カテーテルアブレーションを行う。
2021/01/08 やっと退院。
〇 手術前日
入院日(手術前日)に心房内に血栓があるかどうかを調べる経食道心エコーを行った。この検査は静脈麻酔をかけるので、全く覚えていない。結果は異常なし。よって手術可能。
また、膝から足の付け根まで、毛を剃ってもらった。病室のベッドの上にビニールを敷き、看護師さんがバリカンを使ってきれいにしてくれる。その後シャワーで洗うように言われたが、病院でシャワーを使ったのはこの一回だけ。
〇 手術当日
手術は入院2日目の13時予定。前の人の状況で早まることもあるため、朝から食事は無し。まず手術着に着替え、尿道に排尿用の管を入れる。これはちょっと痛かった。この作業は看護師がやってくれるのだが、痛みもあるが恥ずかしさもある。その後は、ストレッチャーで手術室に移動。全身麻酔後、手術となった。当然、内容は全く覚えていない。
〇 手術後
私の場合は、発熱があり本当に気持ちが悪かった。また腰痛も大変だった。
手術当日の夕食は、さすがに食べられなかった。しかし、翌日は朝昼晩と3食完食とまではいかなかったが、殆ど食べることができた。
手術翌日は、心エコー、心電図の検査があり、また夕方には担当医師の説明があった。手術は問題なく行われ、アブレーション後、電気刺激を与えて様子をみたが、少しの間心房細動が出たが直ぐに治ったとのこと。発熱は手術の影響によるもので、時期に下がるとのことであった。退院日は予定どおりで手術3日目(入院日数4日間)となった。
〇 発熱
私の平熱は36度前後。入院当日の朝は36.9度とやや高め。とはいえ手術に問題ないのでそのまま手術をした。しかし手術中から熱が出始め、麻酔から覚めた時には、震えが全く止まらず、病室に戻り電気毛布を掛けてもらった。当日の夜は38.8度まで上がったので、解熱剤を出してもらい、翌日には37度台まで下がった。が、夜にはまた38.2度まで上がったので、解熱剤を出してもらった。しかし、退院の日には26.8度まで下がり、ほっとした。自宅に帰ってからは37度を超えることは無くなった。今回の手術で最も気になったのが、この発熱である。
〇 腰痛
術後8時間は足を曲げず、寝返りもしないで安静状態を保たなければならない。これは腰痛持ちの私にとって最悪の事態。我慢できないときはナースコールで呼んでくださいとのことだったので、2~3回コールし、多少体を横に向けてもらった。その後は、多少動くことも可能になる。最終的には、手術日から翌日にかけ、24時間近くはベッド上にいたことになる。
〇 切り口(穿刺部)
手術直後の切り口は結構きれいで、殆どあざもない。ところが時間が経つにつれ、あざのような内出血の痕が見え始めた。現在5日経過したが太ももの方に広がっている。切り口が痛む、腫れ上がる、出血するということはない。色が消えるのに1か月程度かかる場合があるとのことなので、次回病院に行くまでに消えることを期待したい。
〇 脈拍
発熱同様に気になったのは脈拍。もともとマラソンの影響で心拍数は45~55回程度。それが術後は80回程度まで上がってしまった。でも、退院日には64回程度まで戻ってきた。
〇 費用
事前に限度額適用認定証を用意してあったので、入院費用は、私の場合96,563円だった。
標準報酬月額が28~50万円の場合、自己負担限度額区分は「ウ」となり、入院費用自己負担金は次の計算のようになる。
入院費用自己負担金=80,100円+α
α=(保険適用医療費-267,000円)×1%
私の場合、保険適用医療費が1,637,270円だったので、
80,100円+(1,637,270円-267,000円)×1%=93,803円
これに食事療養負担金2,760円(6回分だが1回は食べられなかった)を加えて、退院時に支払った金額は96,563円となった。
〇 退院後の脈の乱れ
退院後3日目で一番気になっているのは、脈の乱れ。安定しているときもあるが、次の点が気になる。
①期外収縮が起きること。
②脈拍40以下になりそうな時があること。
③ドン・ドン・ドンでなく、ドドン・ドドン・ドドンと変な打ち方をするときがあること。この3点が気になっている。
病院では、異常な時はすぐに連絡してくださいと言っているが、何が正常の範囲で、何が異常なのかが分からない。
〇 仕事
退院翌日から出勤は無理だ。心臓と体が安定しない。今回は、退院後3連休があるように入院日程を組んだのが良かった。成人式明けの12日から出勤したい。
〇 酒
酒は1か月間禁酒。その後も適量(ビール1缶程度)を勧められた。
〇 運動
散歩程度なら出来そうだが、とりあえず1週間は様子をみることとしたい。