さえずりの森(永山駅前雑木林保全育成の会)

1年という短い期間で雑木林を守ることに成功!2006/11/26保全団体として生まれ変わりました。

永山駅前雑木林の件 ―第6報

2005年09月26日 | [守る会]滝口メール
滝口です。「第6報」をお送りします。

――――――――「第6報」(9/27)―――――――――

●ある方が、永山小(旧北永山小)の3人の保護者の方々と話していて、たまたま「永山駅前雑木林」の開発計画案に話が及んだそうです。
ある人は「永山小の児童数がどっと増えてしまう」、またある人は「超高層なので陽当たりが悪くならないか心配」(永山ハイツに住んでいる方なのでしょう)、もう1人は「そのまま緑を残してほしい」という反応だったとのことです。
すでに都市機構の計画案は、「ウワサ」として地域の方々に広く流布しているといえます。単なる「ウワサ」は広まれば広まるほど、計画実施を前提としたアレコレの話となり、「声なき」住民合意形成へと向かってしまいます。「市に譲渡し、そっくりそのまま丸ごと保全を!」の声を早急に上げたいと思います。
(私に話してくれた方は、3人のうち1人だけでも「そのまま緑を残してほしい」という意見にホッとした思いです、と。)

●すでにお知らせしましたが、9月30日(金)10時に都市機構と話します。「そっくりそのまま丸ごと保全を!」の声を伝えましょう! 場所は、グリナード永山と永山ハイツをつなぐ歩道橋からJTB(フォレスタ)に入るあたりにご参集ください。
念のため私の携帯電話は090-9150-2459です。

●ごめんなさい、私はとんでもない勘違いをしていました。「下草刈り」→「間伐工事」→「測量作業」という手順で進むものと捉えていたのですが、いくつかの情報をつなぎ合わせると、すでに「測量作業」はほぼ済んでいると考えた方がよさそうです。そして、10月から民間デベロッパーの募集に取りかかるようなのです。
申し訳ありません。のんき過ぎました。声を至急上げねば。

●3年前の2002年8月30日、多摩市民環境会議のメンバーは、森林総合研究所・多摩試験地(連光寺)の主任研究官である高野肇さんとともに「永山駅前雑木林」の動植物調査を実施しました。その調査をもとに高野さんからいくつかの提言をいただきました。ご参考までに載せておきます。

*この雑木林が、良好な地域環境を育んでいる貴重な存在であることを、市民・多摩市・都市基盤整備公団(現在の都市機構)は認識しなければならない。特に、所有者である公団は、良好な環境保全に貢献しなければならない責務を有する。
*ただ単に保全というに止まらず、何故保全しなければならないかを明確にすること。人の生活と雑木林の存在に思いを寄せること。
*アズマネ笹を刈り取る場合は、幅5メートルほどの狐狸道(回廊)を残す配慮が必要である。
*雑木林で棲息している生きもの(鳥・昆虫・動物・植物など)との共生も視野に入れなければならない。
*こどもたちの自然環境教育の実践林としての役割も期待できる。

今回は以上です。

連絡先 滝口 t_nahoyuki@yahoo.co.jp


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