助産師である山本文子さんをお迎えし、「輝くいのちのために ~いのちと性を考える~」と題して講演会が開催されました。
一昨年、山本さんのお話を聞いてぜひ子ども達に聞かせたいという保護者からの要望があり、今回の講演会が実現しました。
「性」は「心が生きる教育」なんだよ 生き方教育なんだよ
愛するってことは相手を大事にすることだよ
いのちが生まれることはすごいこと いのちはあったかいんだよ
望まれないいのちってないんだ いらないいのちってないんだ
山本さんの迫力ある語り口、ストレートな言葉の中に助産師としての強い思いや願いが感じられ、はじめはパワーに圧倒されていた生徒達も話に引き込まれ、あっという間の1時間でした。
<講演後の生徒の感想から>
「いのち」は本当に大切だなと思いました。いらないいのちってないという言葉が私はすごく印象に残っています。・・・親とけんかするときもあるけれど、自分を必死に生んでくれて育ててくれて感謝しないといけないと思いました。
いのちの尊さについてすごく考えさせられました。一番心に残ったことは、いじめについてです。・・・いのちを投げ出す前に相談することは大切だなと思いました。自分も失敗していやになるときがあるかもしれないけど、そんな時は一人で悩まず、相談し、尊いいのちを大切にしたいです。
いのちって素晴らしいなあと思いました。愛されないで生まれてくるいのちはないということが一番心に残りました。・・・今、自分がここにいることは、親やたくさんの人の支えがあって、いるんだということを忘れずに、自分を大切にそして他の人も大切にして生きていきたいです。
「望まれないいのちはない」というところがとても心に残り、みんな望まれて生まれてきたのだから、自分のいのちを大切にしないといけないと改めて思いました。・・・両親がつないでくれたいのちを大切にして、これからもつないでいきたいと思います。山本さんが最後におっしゃった「今を生きる」という言葉をこれからも心に刻み、生きていきたいと思います。
これはほんの一部の感想ですが、感想を読んで、山本さんの熱い思いが生徒の心の中に響いたことを実感しました。
この機会に、ぜひご家庭でもお子さんが生まれたときの様子を話していただき、「いのち」「性」「生き方」についてお子さんと話し合う時間をつくっていただけたらと思います。