NAGAO Junior High School

長尾中学校の日々の様子を紹介します。

10/5 香川県中学校教育研究会若年教員授業力向上研修:理科(10.4)

2017-10-05 10:02:23 | 全体

 昨日の5校時、香川県全域から理科若年教員20名余りが出席し、本校を会場として研修会が行われました。授業は2年2組の理科:萓野先生です。出席者が大人数ですので、2年2組の教室では十分な参観研修ができないと考え、2年1組のひとまり広い教室を使いました。萓野先生は午前中、ドキドキしすぎて心臓が飛び出すかもと話しておりましたが、授業が始まると見た目には全く普段と変わらず、強い平常心の持ち主であることがわかりました。ICT機器の活用で大画面テレビやタブレットも大活躍です。大勢の出席者に囲まれて緊張するかと心配していたのですが、先生の頑張りに負けじと2組の生徒も大張り切りです。一昨年度まで本校にいらっしゃった佐藤先生も、観音寺市から遠路はるばる出席です。なつかしき愛する初任地:長尾中学校である研修は何が何でも出席だと、案内があった時から決めていたそうで、熱心に研修していました。元気に活躍されていると聞き、うれしかったです。

     

 授業内容はせきつい動物の種類分けに関するものです。イルカとイワシの違いから考えはじめ、仮説を検証していきます。津田のドルフィンセンターでイルカの動画を撮ってきたり、イワシもいいがアジもいいと特徴が同じのアジを準備し、あじのある授業をするんだと気合を入れてみました。また、シカやペンギンのはく製、クサガメ、カエルなど、どこから集めたのか、本物で確かめるのだと鋭い教材準備でわかる授業に迫ります。タブレットには動物の特徴がよくわかる動画データもたくさんありました。

           

自ら選択した動物の特徴を主体的に観察し、動画で調べ、収集した情報を各班に持ち帰って各担当が報告します。その内容をもとに話し合いながら比較していきます。一人一人が話し合いに参加しないと情報が出てこないので、必然的に対話がどんどん進みます。付箋を使って分類し、違いから見える特徴をホワイトボードに記載します。発表も自信をもって挙手して、「先生、当ててよう!」って感じです。

       納得のいく授業実践ができたと、終了後の黒板の前で満面の笑みの萓野先生です。本当に夏休みはじめの準備段階から附属坂出中学校に足を運んで研修し、何度も案をねりながら本校・他校の先輩教員からたくさんの指導をいただいて、一つの授業を創りあげました。この授業はこの時間だけでおわることなく、これからの、そして教員生活の大きな大きな財産になっていくこと間違いありません。お疲れ様です。生徒の皆さんも、萓野先生の授業への心からの協力、いい姿を見せてくれました。先生はすごくうれしかったことでしょう。ありがとう!これからも、いい実践を校内に広げ、長中全員でわくわく元気に前進しましょう。