2010年5月17日 虫倉山(1378.1m)に登ってきました。
アルプス展望広場
鯉のぼりはもう泳いでいませんでした。菜の花の刈り取りが進められ、この写真に写っている菜の花の一部も山から下りてきたときには刈られていました。緑肥として畑にすき込んでいるのでしょうか?。
イチリンソウ(キンポウゲ科イチリンソウ属)
葉は3つ。2回羽状複葉で細裂します。白い花びらは花弁ではなく、がく片です。このあたりのイチリンソウはやや小ぶりながく片でした。
爺ヶ岳と蓮華岳
地京原・虫倉神社の境内から撮りました。右の爺ヶ岳には種まき爺さんと呼ばれる雪形が知られていますが、虫倉からの角度では分からないですね。
ムラサキエンレイソウ(ユリ科エンレイソウ属)
山野草をきれいに撮るには曇の日がいいです。このように日光が強く当たっていると影が濃く出てしまって色や形状がわかりにくくなってしまいます。エンレイソウはこのように明るい落葉樹林下だけでなく暗い針葉樹林の下でも見ることがあります。
痩せた尾根
戸渡り様の痩せ尾根を通過します。特に南側は急峻な崖となっています。ロープがありますし短い距離なので慎重に登れば心配はないです。この後、頂上近くになるとロープや鎖がかけられ急な登りになります。変化に富んでいて面白いといえばそうなのですが、何度も上下させられて閉口です。
下りは岩井堂コースを選びました。こちらにも鎖場があり痩せ尾根もありました。ところがその平均台のような尾根に動物のフンが。人を化かすという狸か狐のいじわるですか?まあ無事に通過。
頂上の双眼鏡
FUJINONの大きな双眼鏡。性能はどのくらいなのでしょうか。北アルプスが大きく見えます。でもレンズが汚れていて見にくいです。自分で持ってきた双眼鏡の方がよく見えました。
展望の良い山頂。北アルプスをきれいに見るためには晴天の午前中でなければなりません。わかっていたのですが出遅れました。山頂についたのは1時過ぎだったでしょうか。
山頂標識
標識には北緯36度38分59秒 東経138度1分8秒 裏には標高1378.1mと書かれていました。虫倉山頂展望図も設置されていて周辺の山の同定ができるようになっています。天気に恵まれれば富士山も見えるのですね。写真の左方向に広がるのは長野市の街並みです。双眼鏡で見ればいつも見慣れている看板の文字などもわかりました。もう少し前に進んで眼下にアルプス展望広場の菜の花畑を確認しました。
キアゲハ(アゲハチョウ科)
山頂に縄張りがあるようです。別のチョウが侵入してくると追い払いにスクランブル発進。そしてすぐに戻ってきて山頂から離れていきませんでした。
キアゲハの幼虫はセリ科が食草です。一方、アゲハはミカン科の植物を食べます。両者の幼虫は外見も違いますし食べる植物にも違いがあります。幼虫の様子が違えば成虫は違って当然なのに、成虫は非常によく似ています。なぜなのでしょう。進化の不思議です。
小虫倉の大姥神社
この奥に小虫倉の山頂を示す標識があります。祠の後ろ側に堀切らしい窪みが見られました。ここも山城だったのですね。右手に降りていきます。
ヒカゲスミレ(スミレ科スミレ属)
名の通り沢沿いの半日陰を好む植物です。白色の花で唇弁と側弁に細かい筋が多くあります。側弁の基部があまり開かないのでしべが見えにくくなっています。ここでみられた品種は側弁基部が無毛でした。
岩井堂観音堂
弘法大師修道の地で本尊は馬頭観世音菩薩。断崖に造られている岩井堂は市指定の文化財で建築は1804~1829年頃と推定されています。茅葺きですが鉄板で被覆されているということです。
虫倉山には小虫倉コース、岩井堂コースの他にも猿すべりコースがあります。この名前は植物のサルスベリ由来というよりは、猿も滑るくらいの急な登りということなのでしょう。それから不動滝コース、天神城コースがあります。ということは少なくともあと2回登らないと全コースを制覇することができないのですね。こんどは早朝から登り始めたいと思いました。
アルプス展望広場
鯉のぼりはもう泳いでいませんでした。菜の花の刈り取りが進められ、この写真に写っている菜の花の一部も山から下りてきたときには刈られていました。緑肥として畑にすき込んでいるのでしょうか?。
イチリンソウ(キンポウゲ科イチリンソウ属)
葉は3つ。2回羽状複葉で細裂します。白い花びらは花弁ではなく、がく片です。このあたりのイチリンソウはやや小ぶりながく片でした。
爺ヶ岳と蓮華岳
地京原・虫倉神社の境内から撮りました。右の爺ヶ岳には種まき爺さんと呼ばれる雪形が知られていますが、虫倉からの角度では分からないですね。
ムラサキエンレイソウ(ユリ科エンレイソウ属)
山野草をきれいに撮るには曇の日がいいです。このように日光が強く当たっていると影が濃く出てしまって色や形状がわかりにくくなってしまいます。エンレイソウはこのように明るい落葉樹林下だけでなく暗い針葉樹林の下でも見ることがあります。
痩せた尾根
戸渡り様の痩せ尾根を通過します。特に南側は急峻な崖となっています。ロープがありますし短い距離なので慎重に登れば心配はないです。この後、頂上近くになるとロープや鎖がかけられ急な登りになります。変化に富んでいて面白いといえばそうなのですが、何度も上下させられて閉口です。
下りは岩井堂コースを選びました。こちらにも鎖場があり痩せ尾根もありました。ところがその平均台のような尾根に動物のフンが。人を化かすという狸か狐のいじわるですか?まあ無事に通過。
頂上の双眼鏡
FUJINONの大きな双眼鏡。性能はどのくらいなのでしょうか。北アルプスが大きく見えます。でもレンズが汚れていて見にくいです。自分で持ってきた双眼鏡の方がよく見えました。
展望の良い山頂。北アルプスをきれいに見るためには晴天の午前中でなければなりません。わかっていたのですが出遅れました。山頂についたのは1時過ぎだったでしょうか。
山頂標識
標識には北緯36度38分59秒 東経138度1分8秒 裏には標高1378.1mと書かれていました。虫倉山頂展望図も設置されていて周辺の山の同定ができるようになっています。天気に恵まれれば富士山も見えるのですね。写真の左方向に広がるのは長野市の街並みです。双眼鏡で見ればいつも見慣れている看板の文字などもわかりました。もう少し前に進んで眼下にアルプス展望広場の菜の花畑を確認しました。
キアゲハ(アゲハチョウ科)
山頂に縄張りがあるようです。別のチョウが侵入してくると追い払いにスクランブル発進。そしてすぐに戻ってきて山頂から離れていきませんでした。
キアゲハの幼虫はセリ科が食草です。一方、アゲハはミカン科の植物を食べます。両者の幼虫は外見も違いますし食べる植物にも違いがあります。幼虫の様子が違えば成虫は違って当然なのに、成虫は非常によく似ています。なぜなのでしょう。進化の不思議です。
小虫倉の大姥神社
この奥に小虫倉の山頂を示す標識があります。祠の後ろ側に堀切らしい窪みが見られました。ここも山城だったのですね。右手に降りていきます。
ヒカゲスミレ(スミレ科スミレ属)
名の通り沢沿いの半日陰を好む植物です。白色の花で唇弁と側弁に細かい筋が多くあります。側弁の基部があまり開かないのでしべが見えにくくなっています。ここでみられた品種は側弁基部が無毛でした。
岩井堂観音堂
弘法大師修道の地で本尊は馬頭観世音菩薩。断崖に造られている岩井堂は市指定の文化財で建築は1804~1829年頃と推定されています。茅葺きですが鉄板で被覆されているということです。
虫倉山には小虫倉コース、岩井堂コースの他にも猿すべりコースがあります。この名前は植物のサルスベリ由来というよりは、猿も滑るくらいの急な登りということなのでしょう。それから不動滝コース、天神城コースがあります。ということは少なくともあと2回登らないと全コースを制覇することができないのですね。こんどは早朝から登り始めたいと思いました。
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