![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/67/abecfe2bead01e03d1ce90f3159682b3.jpg)
黄色ちゃんとの出会いは下関の水族館。
ホントはちゃんとした名前を持っていたが、
腕のタグが黄色なので、私が勝手に黄色ちゃんと命名。
彼は飼育係のお姉さんが、みんなに餌をあげているのを尻目に
一人悠々と泳いでいた。
媚びてない。
媚びてなんかいられない。
黄色ちゃんは広い水槽の中を
行ったーり来たーり、行ったーり来たーり。
黄色ちゃんの泳ぎに合わせて、私の指も
行ったーり来たーり、行ったーり来たーり。
すると、今まで自分の意思で泳いでいた黄色ちゃんが
明らかに私の指を追い始めた。
やばい。
狙われてる・・・
目が本気だ。
狩りの本能を目覚めさせてしまった。
本能の目覚めでお腹がすいたのか
彼は突然お姉さんに餌をもらいに行った。
あれ?
黄色ちゃん・・・?
いいの?それで・・・
本能が目覚めたとはいえ、やはり飼育されている黄色ちゃん。
いつか本当の海に帰ったら
心の赴くままに狩りをしてね。
私を見送る黄色ちゃんの目は、
なんとなく私を狙っているような気もしないではなかった。
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