都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

Thorens Standard Beltがすぐ伸びる、整備:TD320+SME3009 Black+Ortfon MC20Ⅱ

2015-04-08 05:28:25 | 趣味

 メンテナンスを考えていたら、ゴムが3年半で伸びきっていた。買ったのが1987年で数回だから普通は5,6年持っていた。最近はへたりが早い。単なる平たいゴムであり、4,500円というもの高い。このシステムはSMEの三角形の出っ張りが格好好いため、気に入って買った経緯もありいまだ持っている。性能で買い替えるならSP10ⅡとSAECだが大きく重くなる。このT320はコンパクトで、反応が良く、立体的な音が出る。今やデジタルの時代で針飛びもなく、重低音がでるため、低音は求めない。

 TD320はLPで特に四重奏が得意で、MC20での弦の音と立体感がたまらない

 トーレンスの精度は良いかといわれると、駆動プーリーもプラスティックであり、アルミのターン・テーブルの高さも変動しているなど製品と加工精度にいまひとつの部分が多い。大体、SMEのアームは、ベース部にゴム・ブッシュが入る、ブラックの本体なら、ナイフ・エッジのナイフ受けも塗装と気落ちする精度だ。振動から浮かすのが方針のようだが、すべてゴムは外した。厚いベースに交換と思ったが、取り換えベースの重さと効果を思うと不要と判断した。(内側自動リフトとの取りあいもありベース交換は面倒、やるならアーム内配線変更もしないと効果がないがこれも面倒)スライド・ベースのつまみも締め上げたらねじ切れた。薄いベースの厚みと弱いネジでネジ山にあうマイナス・ドライバーではトルクはかかり過ぎ、ベース直結剛性の日本的発想と違う、中庸を旨とするブリティシュ・デザインだ。面倒なので一部改造したが、これを正規に取り替えで苦労しました。

 さらに、回転数切り替えの修理やアームの部品交換と再整備、メンテナンスを兼ねて、底も外して作業。30年の埃も拭い去る。3時間かかり、雨の午前の作業にぴったり。前に取り替えたVan Den Hul銀線の出力コードなども綺麗に。ワックスもかけて仕上がりが清々しい。

 それでも、当時のSP10MkⅡなど除く高額のDD駆動のターン・テーブルより音は良かったのが不思議だ。アナログは本当に調整や整備に手間が掛る。ネットによると速度調整もできるらしい。 

 MC20Ⅱの後継も買おうかと思うが、この前は木製のシェルだったのもあり買う気がしなかった。今ではスピーカーで有名なElLACのSTS455Eもあり交換針で楽しもうかと思う。

 DENON PMA SX1の付録でもらったアナログを早速楽しむ、音は昔のPCM録音を思い出した。昔はLPしかなかったため、カセット・テープレ・コーダーに落としていた。録音先の90分テープが千円くらいのうえ、再生するNakamichi600のテープ・ヘッドの音は良かったがすぐ減った。昔はハードに年間5万円以上(カートリッジ、テープ関連、メンテナンス機器)かかった、20年で100万円以上だ。

 友人にストロボ・スコープを借りて速度も調整。底を外した基盤で調整のため、一旦底を外してから、再度、台をかませて上に置き、底から抵抗をマイナス・ドライバーで回すという大作業。ストロボ・スコープもデスク・ライトの蛍光灯でやっと縞が見える塩梅。得心しました。

 いまは、メンテナンスも簡単、趣味のアナログは滑らかが取り柄だ


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 丸高 二宮店(兵庫 三宮)... | トップ | 福仙楼(大阪 北浜):大盛... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

趣味」カテゴリの最新記事