ダイエットもあり野菜がのったラーメンを探訪。ねぎ増し尾道ラーメン(1,000円)にしようとしたら写真を見せられた。食べられる量でもあり、これ以上に葱がのった祇をん 萬屋( https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26000254/ )も食べきっていると返答した。そうするとよその店は知らない、葱が高いからねぎ増し(小)880円でいいですねと押し切られる。葱で九条葱は固いから使っていないとのこと(京都では柔らかい九条葱などいくらでもあるが)ひとりで仕切る女将さんのお店の様で、壁には食べ方や注意も多い。
出てきたラーメンには、一掴みの細い三寸切りの葱がこんもり。すぐにスープに沈める。スープはぬるい、尾道ラーメンの持つ深みやコクがなく水っぽいのに塩鹹い。出汁がでていない。麺は柔らか目で腰がなく尾道の歯ごたえがない。メンマはあまり味がしない。チャーシューは中華風の角煮を切ったみたいな濃い味と薄切りが混合。固めで量は多い。
件の葱は、濃いチャーシューとは合う。ここまで葱を入れるならスープでひと煮たちが親切と思うが、甘味もでる。おそらく、ねぎ増しになるとさらにスープの温度低下があり食べ手を選ぶから勧めないのだろうと推察した。萬屋では餡かけで温度低下を防いでいる。ねぎ増しなら軽く煮て出すのも良いかもしれない。
尾道ラーメンの印象と違う。独自の様式を守っているようだが、変化した地方ラーメンの位置付けだ