大阪市のオフィスセンター(CBD拠点)の問題は「北」に偏重し、東西が「御堂筋」に集中しつつあることでしょう。東西に細くなるのはパイ(需要)の減少でしょうが、問題は南北問題です。オフィスセンターが減少し北に集中化しつつあります。ミニ東京集中化のような動きが大阪市内であります。今後、難波は 天王寺はどうなるのか、その差異化はどうするべきか、まちづくりのため、用途や誘導はどうするべきかを考える必要があります。<o:p></o:p>
一案として、「ミナミ」は中低層の商業・オフィス・住宅の混合用途を進め、界隈性重視の開発誘導をしてみてはと思います。都心で、便利で、遊べて、働けるというのはかつての青山あたりの裏通りのアパートが事例にあります。タワーより混在型の居住としてはどうでしょうか。阿倍野の再開発も用途別のモザイク状の地区割りでなく、住居を商業・オフィスに混在させ表参道の同潤会アパートのようにすると面白いのですが。東京と違う関西の「楽しさ」を感じられるように。例えば、朝は近くの市場で食材を買い、クリーニングを出し、仕事に行って、時には文楽を楽しんだ後、夕食を近くの馴染みのお店で、休みは、朝から道頓堀の喫茶店で楽しむとか、「この生活はいいな」と感じさせるシナリオが必要だ。<o:p></o:p>