指揮者 神尾昇の一言

日々の生活の中でちょっとした事などがあったら、ちょろっと書き留めて行く、そんなブログです。

荻原健司、43歳

2013年03月01日 | Weblog

今日から早いものでもう3月ですね。

さて、先月18日、秋田県で第68回国民体育大会、冬季大会スキー競技が行われ、
ノルディック複合Bで、荻原健司さんが3位に入りました。
荻原さんは私と同じ43歳。
1992年の同Aで優勝して以来、21年振りの表彰台ということでした。
実はその事をNHKでやっていたので知ったのですが、
なぜ競技に出たか、というと、いまは指導者になっているのですが、
20年前と今とではルールや道具がかなり違っている。
「昔取った杵柄」では指導ができない、ということで自ら競技に出よう、
と思ったのがきっかけだそうです。
それで3位に入ってしまうんだから本当に大したものだと思います。
人はよく年齢には勝てない、スポーツ選手はなおさら、
と言いますが、「それは違う」ということも自ら証明した、という事ですね。
私も指導をしていて良く人に言います。
「歳を取った、と決めるのは自分である」と。
「ああ、歳だなぁ・・・」と思ってしまうとそれは自己暗示にかけている、
ということだ、と言っています。
そりゃあ、年齢を重ねてくれば10代や20代の時の様にいかない部分もあるでしょう。
身体の造りだって変わってくるし。
でも私は体感的に30歳を超したら後はみんな同じじゃないかな、と思います。
あとは「思い込み」
萩原さんもテレビで言っていました。
「歳だからもうだめ、とか、歳だからしんどい、とか思った事がない」
そう言っていて結果が残せないと、特にスポーツの世界では、
「ほら、やっぱり・・・」という事になるのでしょうが、
それで結果を残す辺り、さすがとしか言えません。
これからこれを踏まえて、来年のソチ五輪に向けて指導に邁進する、ということです。
「何としてでもノルディック種目でメダルを!」という心意気です。
同い年の男として、全力で応援したいと思います。
 
東日本大震災緊急支援募金募集中。国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン

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