今日はこの記事についての意見を述べてみたいと思う。以下引用。
路上喫煙の禁止エリア増、たばこ税が大幅増など、喫煙する人にとって肩身の狭い世間の風が吹いています。そのような中、喫煙者を採用しないと明言する企業もあらわれました。
質問者さんは、ただでさえ採用状況が厳しいのに、これ以上門戸を狭めないでほしい。そもそも社会人にとって喫煙のデメリットとはなんなのか、納得ができないようです。
10年ほど前までは、普通に職場内で喫煙が認められていましたが、現在の主流は分煙のようです。分煙と言っても喫煙ルームを設けている会社もあれば、ビルの外にある共用喫煙スペースのみで喫煙を認めている場合もありますが、喫煙していない事自体にまで採用条件に組み込むのは、いかがなものかと、様々な意見が寄せられました。
■「お酒に例えると分かりやすい」
「無菌室勤務や、臭覚が重要な職務環境など、正当な理由があれば別ですが、業務に支障が無い範囲の喫煙を不採用の理由にするのは、行き過ぎ」(yellowggさん)
「勤務時間中に『ちょっと一服』と席を立つから、非喫煙者より働く時間が短くなる。わずかな時間かもしれませんが、喫煙者を排除する理由にはなりそうですね。社内全員非喫煙者なら、喫煙所を作る費用も不要になります」(BC81さん)
「アメリカでは肥満者を採用しないところも普通にあるそうです。理由は自分の体調管理もできないってことらしいです。タバコも同じような理由なのかな」(ken5000さん)
「タバコを吸わないと仕事の能率が落ちるという理由なら、やはり企業は採用を見送ると思います。これはお酒に例えると分かりやすいかもしれませんね。仕事はできる人だけど、アルコール依存症で酒を飲まないと手が震えて仕事ができない、イライラする、仕事の能率が落ちる。だから仕事中に席を離れて酒を飲む。これは常識的に考えて許される事だと思いますか?」(moguOOOさん)
「『完全禁煙、分煙室もなし、就業時間中は吸わない』で耐えられるなら、問題ないかと思いますが、現状の喫煙者の状態を見ていると企業が『分煙→禁煙』に向けて会社のかじ取りをしていきたいとしたら、最初から吸わない人を増やしたほうがそういった方向に持っていきやすいでしょう」(u-lilyさん)
「学歴を重視するのも、外国語の能力を重視するのも、パソコン能力を重視するのも、その会社の勝手であり、個性です」(TYWalkerさん)
■企業が喫煙者を採用したくない理由
様々に意見が寄せられましたが、
1.喫煙時間=サボリであり、労働能率の低下が発生する
2.非喫煙者に受動喫煙の問題が発生する
3.健康を害するため、医師にかかる率が高くなり、健康保険の財政が悪化してしまう
4.喫煙ルームなど余計な設備が必要になる
など、喫煙者に不利な条件が並んでしまいました。
むろん、企業は採用の自由があるので「喫煙する人は採用しない」とするのは合法です。しかし私も非喫煙者ですが、喫煙ルームで社内コミュニケーションをとっています。もちろん受動喫煙リスクはありますが、喫煙ルームの会話から社員のコミュニケーションが出来るなら、全面禁止もリスクとリターンを再考する必要がありそうです。
桜井 規矩之左右
かくいう私も以前は喫煙者だった。指揮科に入学後、オーケストラのメンバーがあまりに美味そうに吸っているのを見て思わず「くれっ」と言ったのが始まり。
それからずっと吸っていたが、何かの本で「タバコには200種類くらいの有害物質が含まれおり、発ガン性も認められる」というのを読んで以来、「美味く」感じなくなった。
そして2000年になったのをきっかけにやめた。
やめてみてわかったこと。
・息が切れない
・ご飯がおいしく感じる
・声の伸びがいい
・高音の伸びがいい
特に「声の伸びがいい」という部分は、自分が喫煙者であった事で、私は煙草を吸っている人とそうでない人の歌声が聞き分けられるようになった。
小林研一郎先生は、共演者に喫煙者がいると分かった時点で共演を打ち切られるほど喫煙家を嫌っていらっしゃる。
私はそこまでではないにしても、特にクラシックの歌手の方が喫煙していると非常に残念だ、と思う。
そして小林先生程では無いにしても最近は嫌悪感を持ってしまっている。目が悪い分、鼻と耳の感覚がいいと自認しているのだが、電車などで喫煙者(と思われる人)が隣に座ってくると男女を問わず生理的に嫌悪感を覚えてしまう。
私の住んでいる松戸でも駅の近辺は禁煙エリアになっているが、歩きながら吸っている人に遭遇すると喫煙者であるという事と、ルール違反という両面で更に嫌悪感を持ってしまう。
昔はくわえ煙草とウイスキーなんて、カッコいい感じがしたが、今はダブルのスーツに葉巻、のようなダサさを感じるのはやはり時代の流れなのでしょうか。