指揮者 神尾昇の一言

日々の生活の中でちょっとした事などがあったら、ちょろっと書き留めて行く、そんなブログです。

新しい時代

2011年08月30日 | Weblog

今日新しい総理大臣がうまれました。
最近の総理大臣を見ていて本当に不思議なのは、なぜ総理大臣になりたいと思うか、ということです。
サッカーの代表監督も漏らしたそうです。総理大臣と代表監督にはならない方がいい、と。
まあどちらも辛い仕事には間違いないでしょう。
なのになぜなりたがるのか。そしてしがみつきたがるのか。
余程「おいしい」部分があるに違いない、と私なんかは思ってしまうのですが・・・
それにしても私の印象では田中角栄、小泉純一郎以外は総理大臣になってから表情が冴えない人ばかりだったような気がします。
まあ正直政治の世界には興味も無いので、やりたい人がやって頂ければいいのですが、一つだけ心配事が・・・
最近の総理になった人の海外での認知度はいかに?
特に今回は日本国内での選挙活動が極端に短かったので、私の印象としてもただ単に「民主党の党首」を決めたような感がします。
他の党首と同じような感覚で。
だから海外のメディアが注目する時間も内容も無かったような気がするのです。
それって戦略的にどうなんでしょうか。
まあ私は海外も含め政治には興味が無いのでだからどう、ということはこれ以上言えませんが。
北方四島の住民が、日本に技術や物質の提供を要求、それに対して根室市は応えようとしているらしいのですがロシア政府が難色を示しているとか。
中国の方正県の人たちは満州開拓の名残で日本人と深い縁があり、今では中国一の「親日県」だそう。
そして日本人墓地もあるらしいのですが、最近反日青年五人が赤ペンキをかけにきたそうです。
同じ地球人同士、なぜこんなにうまくいかないのでしょうか・・・

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興味の無い人は読み飛ばして下さい・・・

2011年08月28日 | Weblog

スティーブ・ジョブズがAppleのCEOを辞任して会長職に就いた。
後進へ道を譲った、という言い方は聞こえは良いが、やはり体調不良が原因だと思う。
私はAppleの大ファンなので語り出したらキリがないが、ジョブズが退任となるとAppleの将来に不安を覚えるのは私だけではないと思う。
Appleを立ち上げたジョブズはその後その会社から追い出されてしまうが、その後Appleは傾きかけた。
そして会社に呼び戻され、iMacを発表、大成功など、それ以後のAppleは快進撃を呈している。
昨年の売り場面積辺りの売上高も、アメリカでは一位だったとか。
昔からのAppleファンはMicrosoftや、ビル・ゲイツにライバル意識を燃やして追いつき追い越せ、と応援してきたが、他ならぬビル・ゲイツもMacのファンなのである。
OSの仕様や、マウスなどはAppleのマネをしたに過ぎない。そしてAppleファンから見れば、とてもマネはできていない、と断言できるほどAppleのそれは優れている。
その最近のApple社を率いてきたのは、ジョブズだっただけに、CEO辞任は大きなショックだ。
知っている人も多いだろうが、Appleを追い出されたジョブズはピクサーを立ち上げ、ジュラシック・パークのCGに始まり、トイ・ストーリーなどを制作して大成功をおさめている。
Appleの中でもエンジニアとしての立場ではなく、ユーザーの立場で開発を進めることで有名で、私たちはその恩恵を受けてきた。
もっともっと長生きして私たちが感動する製品、アイディアをいつまでも産み続けていって欲しい。
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テレビの裏側

2011年08月24日 | Weblog

島田紳介がいきなり引退したのはちょっとビックリした。
芸能界のことはよく解らないが、正直、他の人は大丈夫なのだろうか・・・と心配した。
角界も昨年から八百長事件で大荒れに荒れたがそこにも暴力団が介入していないとは言い切れないし、政治の世界だって、或は報道の世界だって完全に無関係、ということはない、というのは一般的な認識ではないか、と思うがいかがだろうか。
これで一人引退、となると問題はそこに留まらない気がするのだが・・・
さて、24時間テレビで集まった募金は約2億円だったそう。
それはそれで評価できる。私が子供の頃からやっていて今でも続いているのは尊敬に値する。
しかしその制作費は何にどれくらいかかっているのか知らないが40億円ほどかかっているらしい。
まあ最もかかるのは人件費だろうけれど、まさか出演者はギャラを取っているということはないだろうか、いや取ってないと信じたい。
それに彼らは率先して募金しているのだろうか。
ちなみに紅白歌合戦の制作費は3億円くらいだそう。
24時間テレビは過去にも「番組に合う障がい者」をわざわざ探したり、普段は飲まない薬を無理矢理飲ませたり、というような部分があったらしいし、今年の番組で何よりも疑問だったのが、チャリティーマラソンがなぜ徳光さん?ということだった。
たまたま涼しくなったからいいようなものの、ヘタをしたら命に関わっていたのではないか?
そこに何の意味があるのか正直理解できないし、理解できなかった人も多いのではないか?
まあ島田紳介が辞めるのはそれなりの理由があったのだろうし、それは表には出て来ないかもしれないが、余程の理由だったのではないか、と性格の悪い私なんかは思ってしまう。

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思い出になった二日間

2011年08月22日 | Weblog

一昨日の朝から出発し、昨日の午後は長野県白馬村での「第22回夏の終わりのコンサート」という合唱祭でした。
一昨年に久方振りに参加したのだけれど、昨年は日程の関係で参加できず。
一昨年の合唱祭では賞を頂き、副賞として野菜もたくさん頂いたのですが、今年はその野菜は無く、野菜代は義援金として寄付されました。
今年は審査員長を務められた民俗・日本思想史家の田中欣一先生の直筆の表彰状。
そして私たち新都心女声&男声合唱団は大幅な時間オーバーのために審査の対象から外されてしまいました!!
ああ、欲しかった表彰状・・・
まあ私たちもその原因の一つなんだけれど、演奏会の時間がとてもオーバーしてしまったために、これも楽しみにしていた「満天の星」パーティーも帰りの時間を気にして参加できず・・・
いろいろ残念なことも多かった今年の白馬でした。
でもこの会はもう22回を数えるのだけれど私は途中を除いてほぼ最初の頃から参加。まだ声楽科の学生でした。
そして今年の震災で当然のことながら開催も危ぶまれました。
しかしながら現地の白馬CLSの皆さんのご尽力のおかげで開催はおろか、今までで最大の参加団体、参加者。今まで以上の内容の濃い演奏会になったと思います。
そんなこんなでいろいろな想いが私の中で交錯していたので、とても涙もろい一日になってしまいました。。。
いろいろな人やいろいろな曲に遭う毎に、ステージに立つ毎に涙が出て来て仕方ありませんでした。
本当に感動ばかりしていた一日でした。
来年の合唱祭が本当に待ち遠しいです。
白馬の皆さん、本当にありがとう!!
また皆で元気で会いましょう!!

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自転車での事故は交通事故ですから。

2011年08月18日 | Weblog

 歩行中の視覚障害者が、目の代わりと言える白杖(はくじょう)を走行中の自転車に折られるケースが相次いでいる、らしい。しかも七割がそのまま立ち去る、らしい。
 松戸に引っ越してきて3年になるし、この町は気に入っているのだが、こと自転車のマナーは非常に悪い気がする。
 まず右側を走っている自転車が本当に多い。3台に1台くらいはいる。「みんながやっているから」という心理になるくらい走っている、ということなのだろうか。
 それから二人乗りや、無灯火、携帯をいじりながらのライダーも多い。正直市川でもたくさんいたけれど、とにかく比べ物にならない程、目につく。
 一番気に食わないのは駅前。五月に西口側から東口側に引っ越し、概ね気に入っているのだが、東口の放置自転車はひどい。西口もボックヒルの前は同じような状況になっているのだが、通行に影響が出ない。いい事だとは言えないのだが、東口のそれは完全に通行の邪魔になっている。午前中だけおじさんが立っていて駅前広場は本当に「広場」なのだが、午後になると一変。一遍に放置自転車が増える。
 私も日常自転車を使うが、自転車も「車両」である、という教育をもっと大人にもするべきではないか、と常々思う今日この頃・・・

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来年のことを言うと何とか、といいますが

2011年08月17日 | Weblog

私の指導している、オペラをアマチュアでやる団体、Colla Voceの音楽稽古が終わりを迎えつつある。つまり、あと少しで立ち稽古。
 来年2月4日に牛込箪笥区民センターにてモーツアルトの「魔笛」をやるのだが、このオペラはキャストだけで19人出演する。兼任もできるのだが、全部のキャストを埋めるだけでも結構大変だった。そして練習に入っても歌っている時間は主役でも多いとは言えない。震災を挟んだ事もあり暗譜するまでに結構時間がかかったように思う。
 オペラの魅力は?と聞かれると色々あって返答に困るのだが、オペラに出演する魅力は?と聞かれたら即座に「別人になれる事」と答える。こんなに面白い事は他にはないのではないか?
 舞台上では恋愛もできるし、その逆もできるし、人も殺せるし、人を裏切る事もできる。また親子であるはずの二人の実年齢が逆、という面白いことも起きる。
 今回はキャストがたくさん必要、ということで今回初めて出演するメンバーも多いのだが、その「別人になれる魅力」に取り憑かれる事になるだろうと思う。演出をする側としてはその魅力に取り憑かれていくさまをみる事が楽しみ。
 さあ、そしていかにして観客を笑わせるか・・・考えただけでも楽しみ。

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今日は日本では終戦記念日

2011年08月15日 | Weblog

今日は終戦記念日。
日本は戦争をしなくなって66年が経った。
しかしお隣韓国と北朝鮮が怪しい雰囲気になったり、イギリスでは内部暴動が起きたり、世界では平和と言えない状況もまだまだ続く。
そもそもなぜ人間同士で争う必要があるのだろうか。
人口が増えて食料が少なくなる、だから侵略をして他の国の食料を略奪する、というレベルのものではない。
先日変な酔っぱらいに絡まれて「殺すぞ!」とか言っていたが、人を殺したい、という願望が常にあるのだろうか。
国というものは地球上に、あるいは宇宙には存在しない。
それは人間の観念の中でしか存在しない。
言葉や文化や肌の違いによる「地域差」はあるかもしれないが、国家を作っているのは同じ人間である。
知能の発達した、例えば昆虫などとどちらが地球を支配するか、というような星でもない。
みな同じ人間である。
例えばスポーツ、例えば技術競争などのためにはそういう相対的な相手がいた方がいいのかもしれないが、殺し合う必要はないとおもう。
殺して食べるなら別だが。
生命は実は宇宙空間を漂ってきて地球で発達した、かもしれないという説があるらしい。
だから「神」は天にましますことになっているし、宇宙への憧れを強く持っている、のではないかと私は思ったりする。
毎年この日になると戦争があった事を思い出し、二度としない事を誓う、わけであるが、この日がこなくてもいつも心に留めておきたい。

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舞台裏の話

2011年08月12日 | Weblog

私たちステージに立つ人の心得を、自分が教えている人たちにこう伝えている。
「表向きは『どうぞお聴きください』、と口では言うけれど心中では『よーし、聴かせてあげましょう!』と思うべき」だと。
同じ理由で、私が催す会は例え門下生によるものでも「演奏会」としなければ私はやらない、「発表会」と名乗ってはダメ、と伝えている。
発表会だとお客様が「では聴いてあげましょう」と思うが演奏会では「聴かせていただきましょう」と、立場が代わるからだ。
そしてだからこそそこには「責任」が生じる。「発表会」で失敗しても「よくがんばった!」で済ませられるが、「演奏会」で失敗したらお客さんは「金を返せ!」となる。そうでなければ信用を失う。
それからもう一つ心得として、「努力する姿は人には見せるな!」という事も教えている。
私たちは舞台に立ってなんぼのもの。そこで聴衆を感動させてなんぼのもの。舞台裏は見せるべきではない。裏で「こんなに苦労しています」なんて恥ずかしくて見せられない。
しかし昨今のテレビ局はちょっと様子が違うようだ。プレゼントのテロップで「怪しいお米、セシウムさん」と出したり、松田選手のお通夜の映像でアナウンサーが「うそー」と言って笑って見せたり。
舞台裏そのものがおかしくなっている。
やはり「人の死」がどこか遠くなってしまっている、その結果なのだろうか。

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間もなく終戦記念日

2011年08月10日 | Weblog

8月6日にテレビを見ていたら、94歳のお医者さんだった人が出てきて話をしていた。

その方は広島で被爆され、軍医だったとか。
そして被爆した人の治療をされたのだが、紫色の斑点が出て、目や鼻から血が流れ、髪の毛が「取れる」ように抜け、歯も抜けて亡くなっていったらしい。
三日ほどして直接被爆していないはずの、他所から手伝いにきた兵隊さんが同じような症状で死んでいったらしい。
そしてそれから四年後白血病の患者が急増、七年後には癌患者が急増したらしい。
だから今回の原発事故はいつどのような形で顕れるか分からない、ということだった。
原子力発電の魅力はそのエネルギーの大きさにある。
アインシュタインの例のE=mc²という式から得られるエネルギーは膨大で、ちょっとうろ覚えだが一グラムの物質からエネルギーを取り出すと22万トンの水を沸騰させられるとか。広島で投下された原爆の実際に消えた質量は0.7グラム程だったとか。
放射能さえなければ本当に夢のようなエネルギー源なのだ。
でも火力発電や、太陽光発電や、水力発電で人が死んだ、という実例に記憶がない。
これから66年目の終戦記念日を迎えるが、今年あったいろいろの事と併せて忘れてはいけない日だと思う。
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一期一会

2011年08月09日 | Weblog

 今年は「命」に関して本当に考えさせられた年だった。大震災による多数の奪われた命、そして残された命。命のありようとはどんなものか。死んだ経験のある人はこの世にはいないのだから死ぬことは何ら怖くないのだが、いつ死ぬのかは誰にもわからない。

 余命何ヶ月と医者に宣告された患者が何年も生きることもあれば、さっきまでフィールドで元気にプレイをしていたプロのサッカー選手がいきなり亡くなって多くのファン、そして多くの人々を驚きと悲しみで包んでしまった。 
 週末に白馬に行って思った。「白馬夏の終わりコンサート」は今年で22回目を迎え、また来年も行われるのだろうけれど、全員が同じ顔ぶれてまた来年会えるかどうかは全くわからない。もちろん新しい顔も増えていることだろう。しかしもう会えなくなってしまった人もいるかもしれない。ひょっとしたら自分がその一人になるかもしれない。
 昔はちょっとした病気があっという間に人の命を奪った。もっと昔、侍という人たちはいつ切腹してもいい覚悟で生きてきた。ちょっと昔は戦争があり大人も子供も関係なくいきなり命を奪われた。そして生きていることが、生きて顔を合わせるということが奇跡だったから「神」を心から信じたのではないか。
 今はそういう意味では「死ぬ」ということが身近になさすぎて自分は死なないんじゃないか、と錯覚してしまっているような気がする。
 だから命を大事にしないし、自分を大事にしないし、出会いを大事にしない、のではないか。
 また再来週に「第22回夏の終わりコンサート」のために白馬に行くが、皆元気な姿で会いたい。
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