昨日は白馬村第23回「夏の終わりコンサート」でした。
8時半に宿を出発し、9時から全体合唱の練習。
10時半までやったら、昼食休憩その他で、12時から演奏会開始!
私たち新都心男声&女声合唱団は、東京での練習が十分ではなかったので、
昼食後も最後の悪あがき。天気がいいし、アカペラの曲なので外で練習。
演奏会の幕開けは、中村雅夫さん指揮、和田美智子さんピアノによる、「山のいぶき」
この合唱祭は昨年まではエントリーしたら出演できる、
という状態だったのですが、あまりにも参加団体が増え、
コンサートの時間が延びて延びて、、となって来ていたので、
今年から先着20団体のみという事になっていました。
それでもどうしても、という団体が会ったのでしょう、21団体の出演でした。
全体合唱は自由参加なのですが、この「山のいぶき」は2001年から毎年やっている曲なので、
舞台が落ちるのではないか、と思う程たくさんの人が参加していました。
白馬村村長のお話があり、「ワンモアステージ」の説明。
「ワンモアステージ」とは、各合唱団から審査員を5名選出、
その審査員一人一人が選んだ、「この曲をもう一度聞きたい!」と思った曲を投票、
選ばれた曲は最後にもう一度ステージで練習できる、
というシステムで、今年からの導入でした。
そしていよいよ各団体の演奏です。
この合唱祭は10年以上前からコンクール形式を取っていて、
夏の終わりコンサート賞、白馬大観賞、ロマンスグレー賞などがあり、
副賞として現地のお野菜を頂けるなど、ありがたい賞だったのですが、
その成果として、やはりそれをどの団体も狙ってくるので、
全体のレヴェルがどんどん向上しているように思います。
今年は特にそれを感じました。
それは「一団体のみ選出」というのが功を奏したのかもしれません。
前半11団体が終わったところで、気分転換の時間。
客席も巻き込んだ、宮林亮至さんの構成、指揮によるサウンド オブ ミュージックのステージ。
地元出身の、大学時代の同級生のたぐちたみさんや、
毎年ゲストとして呼ばれている、和田ひできさん、
エレクトーンの小寺久美子さん、和田朗さんのギター、和田美智子さんのピアノ、
サマーチルドレンの可愛いい合唱などによる、
ドレミの歌、ひとりぼっちの羊飼い、エーデルワイスなど。
休憩を挟んで、後半の演奏。
新都心男声&女声合唱団も含めて、全21団体が歌いきりました。
そしていよいよ「ワンモアステージ」の投票。
集計作業をしている間に、余興的に椿姫の「乾杯の歌」と、「翼を下さい」の演奏をやりました。
というか、やらされました。
そしていよいよ「ワンモアステージ」の発表!
本当は一団体のみ、のはずが、結局同数で二団体該当、という事でした。
しかも二位以下も僅差だった、ということで6位からの発表でした。
三位までで私たち新都心男声&女声合唱団の名前は呼ばれなかったから、
これは!と思ったら案の定、私たちが一位を取った団体の一つでした!!
昨年は非常に得票数が多かったのに、演奏時間超過、ということで審査対象から外されてしまう、
という失態をおかしてしまったので、今年は私たちにとってはいわゆるリベンジ、なのでした。
だから受賞できた、ということの喜びはひとしおでした。
郷土研究家、田中欣一先生の書かれた表彰状を頂ける、というのは大変名誉なことですので、
私は何よりそれが嬉しかったです。
私たちは、信長貴富編曲無伴奏混声合唱のための「アニソン オールディーズ」の中から抜粋して演奏しました。
先ずは女声合唱による「日本むかし話」のテーマ曲。
団員は全員曲を反映して浴衣着用。
そして主に男性合唱によるスポ根もの三曲。
「巨人の星」「タイガーマスク」「アタックナンバーワン」のテーマ曲。
服装はそれぞれ好きずきにスポーツの格好をして登場。
私はアマチュアのバレリーナがいたので、「アタックナンバーワン」の途中で登場してもらいました。
つまり、バレーとバレエをかけたわけです。
続いてルパン三世のテーマ曲。
私はルパン三世に扮して指揮をしたのですが、それがなぜか、というのがこの時判明したわけです。
大いに会場を沸かす事ができました。
そしてステージ最後の催し、全体合唱二曲です。
私の指揮、赤塚伸子さんピアノによる、ナブッコから「行け、想いよ金色の翼に乗って」
昨年やったときよりも参加人数が増えて、壮大な演奏ができました。
和田朗さん指揮、阿部映江さんピアノによる、「大地讃頌」
参加人数は最大になり、荘厳な、感動的な演奏になりました。
長い長いコンサートはこれで一応、終了。
その後はホールの外にて、「満天の星パーティ」でした。
これも毎年恒例で、今年の新都心男声&女声合唱団は、これが目的で残った人がほとんどでした。
だからこそ参加人数も過去最大で、主催の白馬CLSが食べ物と飲み物を用意してくださるのですが、
ほとんどありつけず・・・
そしてここでもステージがあります。
前回時には軽四のトラックの荷台がステージだったのですが、
今年は4トン車にグレードアップしていました!
ここでもひとしきり各団体やソリストが美声を披露。
これも恒例の、皆が和になっての「遥かな友に」「今日の日はさようなら」を歌ってお開き。
当然宿に帰ってからも打ち上げは続き、ついでにスーパーで買った花火を、文字通り打ち上げ、
白馬の夜はふけていったのでした。
今回の私たちの演奏は、合唱祭に一石を投じる結果になったと思います。
私たちの反省点としては、音楽的に詰めが甘い部分を、正直パフォーマンスで乗り切った、
ということがありますが、来年以降はそれは許さない部分になってくると思います。
他の団体もさらに切磋琢磨、そしてあの手この手を尽くしてくるでしょうから、
私たちも連覇を目指して頑張りたいと思います。
そして、また頑張っていこう! という気持ちで終われた事は今後に大きく繋がってくると思います。
それにしても、これだけの会を催して来られた、白馬の皆さんには本当に頭が下がります。
白馬は観光が主な産業ですし、メンバーの中にはペンション経営などをなさっている方が多いので、
正直この時期は書き入れ時でしょうから、その合間を縫って、というのがいかに大変か、想像に難くありません。
このイベントをする事によって色々な事が犠牲になるのを覚悟でなさっている、
という事はちょっと想像すれば分かりますが、それを決して表に出さない、
どころか、自ら楽しんでいらっしゃるように見えます。
それがこの会の和やかな雰囲気を出しているのだと思います。
ステージ関係をされたのが奇しくも、私たちが宿として選んだリゾートハウス萌愛の佐藤さんで、
佐藤さんは音響、照明など何でも一人でこなされています。
夕べは夜中の2時位までホールの撤収作業をされていたのに、
朝の7時にはにこやかに朝食を提供して頂きました。
こういう陰のお力が、「来年もまた来よう!」
と思わせるのだと思います。
来年の瀬戸内国際芸術祭のためにも大いに参考にさせて頂きたいと思います。
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