指揮者 神尾昇の一言

日々の生活の中でちょっとした事などがあったら、ちょろっと書き留めて行く、そんなブログです。

「晩祷」全曲演奏会

2009年11月24日 | Weblog

前のブログにも書いたように、11月21日に念願のアリルイヤ合唱団による「晩祷」全曲演奏会を行った。
お客様は大入り満員。連休中日の昼下がり、しかも天気もすこぶる良く絶好の行楽日和、にも関わらず、だ。
ジョイントコンサートを今まで何回も行い、一曲ずつ増やしては来ていたが、No.12 という一番の大曲を残すのみになっていた。この単曲だけで10分近くかかる。
「晩祷」はア・カペラ、つまり無伴奏だから、ア・カペラをやったことのある人は経験が「当然」あるだろうが歌っているうちに音程が変わってしまう。大抵は下がってしまう。
10分近くもア・カペラの状態で途中で音程が悪くなったら最後まで行き着くのはとても苦痛を伴う。
しかしアリルイヤ合唱団としてはこの曲を歌わない限り「全曲演奏」という壁は越えられないわけで、そのための準備をコツコツとやってきた。
結果としてはそのNo.12は練習をしてきて本番が一番いい出来に仕上がった。それも含めその他のナンバーも今までで一番いい出来だったと思う。
演奏会というものはレコーディングと違い当然のことながらやり直しがきかない。例え最初の一音が「変な音程」からスタートしたとしてもやり直してはいけない。だから相当の集中力が要求される。
指揮をしていて不思議なのは、こちらはただ腕を動かしているだけなのにちょっと集中力が途切れると途端にアンサンブルや音程が悪くなる。この日も演奏中にちょっとしたハプニングがあり、集中力をそがれかけた。
しかしそれも演奏会というもの。
いずれにしても終演後はわたしはものすごく疲れていた。もちろん心地のいい疲れではあったが。

さて、アリルイヤもひと山越えたので新たに団員を募集したいと思います。
来る12月9日に「見学会」を催したいと思います。
概要はこちらをご覧ください。
たくさんのご来場をお待ちしております。

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明日、11月21日の予定

2009年11月20日 | Weblog

明日はアリルイヤ合唱団の念願のラフマニノフ「晩祷」全曲演奏会です。
結成されたのが2002年夏。以来ほとんど「晩祷」のみを歌い続け、ようやく全曲を演奏できるところまでこぎつけました。
このような形式の合唱団も珍しく、しかも「晩祷」という曲はプロでもそう簡単に演奏させてくれません。
したがって結成当初はなかなか人数も増えず、増えないので見学に来ても腰が引けてしまう、というスパイラルに陥っていました。
「見学会」というものを催すことを思いつき、そのために少しは人数が増えました。
昨年の7月に演奏した時よりも実質10名は団員が増えました。もっともこの曲は大人数で演奏されることを前提にしていますので正直言ってまだまだ団員がほしいところなのですが・・・

さて、その記念すべき「第一回晩祷全曲演奏会」は三鷹台の聖マーガレット教会で、14時から行われます。
この会場はそんなにたくさんの人数は収容できないのですが多くのお客様がいらっしゃるだろう、ということで整理券を発行しています。
私の方でほんの僅かですがストックがありますのでご興味のある方はこちらn-kamio@mail.goo.ne.jpまでご連絡をください。
明日も晴れますように・・・

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全国青年大会

2009年11月17日 | Weblog

最近は色々なことに追われて更新がすっかりまばらになってしまっています。
先ずは11月14日の柏フィルハーモニー合唱団に来て下さった皆様、誠にありがとうございました。
午前中は前の日から結構雨が降っていましたし、ホールが駅から遠いのでハッキリ言って来場者数が・・・
と心配していたのですが、午前の早い時間から雨も上がり、予想以上のお客様に来ていただくことができました。
内容も、この合唱団は何と言っても合唱が、そして練習が好きでその練習の成果を存分に発揮できたのではないかと思います。
特に「テレジア・ミサ」が良かったとのご意見をたくさんいただきまして、これはハッキリ言って自信もありましたので「本番」という魔力も働いてとてもいい演奏だったと自負しています。
次回の演奏会は2011年秋に予定されていますが、内容はメインにシューマンの「ミサ・サクラ」、そして私が編曲を進めている「サウンド オブ ミュージック」をやります。
今週から練習開始です。ご興味のある方はぜひいらしてください。

さて、今日の本題は一昨日行われた「第58回全国青年大会」について。
神宮球場の近くにある、「日本青年館」で毎年恒例の「全青大」があり、昨日は「合唱の部」の審査員に行ってきました。
ここ数年は出場団体も増えず、ちょっと寂しい状況なのですが今の青年を取り巻く環境は厳しく、しかも少子化ということも重なりなかなか新規団員も確保できない、というのが現実なのです。昔は各都道府県で審査会をした結果全青大に来れる団体はそれでも50近くあったとか。それが今では4団体です。
合唱については私なりの意見はいろいろあるのですが、そんなに減ってしまったのは
・文化の多様化
・少子化
・中学校、高校で無理やり合唱を歌わされて嫌悪感がある
・名曲が少ない
などなど挙げられると思います。

しかし今回のコンクールを通して光明が差した、と思った部分もありました。
「全員」が力を出し切ろうと奮闘していたことです。
合唱はたくさんの人数でやるので中には「ちょっと参加した」程度の人が少なくありません。
自分の好きな曲は一生懸命歌うけれどそうじゃないのは適当。
本人は気付かないかもしれませんが、そういう「気」が周りに与える影響は結構大きいものです。
でも今回の出場者は「全員」真剣でした。そのせいで非常にレベルが高かった。来年が楽しみになりました。

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11月14日(土)の予定

2009年11月10日 | Weblog


柏フィルハーモニー合唱団 第五回定期演奏会
内容は
千原英喜作曲 「おらしょ」 ~カクレキリシタン3つの歌~
J.シュトラウスII作曲 「皇帝円舞曲」「春の声」「美しく青きドナウ」
ハイドン作曲「テレジア・ミサ」
です。J.シュトラウスとハイドンはオーケストラの伴奏です。
オーケストラは「上野の森管弦楽団」と「柏交響楽団」のコラボレーション。
テレジアミサのソリストは
渡邊 史/sop.
田辺いづみ/alt.
高橋 淳/ten.
畠山 茂/bas.
です。

淳ちゃんやハッチは今回初共演。とても楽しみです。
日時は来る11月14日(土) 開場13:30、開演14:00
場所は柏市民文化会館大ホールです。
入場料は999円です。

ご来場になる方は私の方でご招待券を用意してありますので、こちらn-kamio@mail.goo.ne.jp までご連絡ください。


金曜の東京男声にひきつづき

2009年11月04日 | Weblog

このところハードだったせいか、とうとう風邪をひいてしまい、日曜からあった発熱が先程ようやく平熱に戻りました。
関係者の皆様、ご心配をおかけいたしました。
さて引き続き演奏会のご案内です。
11月7日(土) 第17回 流山市合唱祭 にカインズがゲスト出演します。
大よその出演時間は14:50~15:10ですが、お近くにおいでの際は是非ともお聴きください。
そして合唱祭もぜひお楽しみください。
場所は 流山市文化会館大ホールです。

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明日は十五夜。

2009年11月01日 | Weblog

早いものでもう11月ですね。
昨日「藝大in丸の内」において下さった皆様、ありがとうございました。
お陰さまで大盛況でした。
内内の話ですが、打ち上げも大いに盛り上がりました。


次に私が関わる演奏会は東京男声合唱団 創立60周年記念演奏会です。
この合唱団の歴代の指揮者で清水脩さんがおり、就任時に名曲「月光とピエロ」を作曲したそうです。
その時に居たメンバーもたくさん在籍しています。
そんな曲とメンバーを若輩者の私が指揮するのは恐れ多い事ですが、私は非常にワクワクしています。
11月6日(金) 18:30 武蔵野公会堂 入場料1,000円


ぜひおいで下さい。
 


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