前のブログにも書いたように、11月21日に念願のアリルイヤ合唱団による「晩祷」全曲演奏会を行った。
お客様は大入り満員。連休中日の昼下がり、しかも天気もすこぶる良く絶好の行楽日和、にも関わらず、だ。
ジョイントコンサートを今まで何回も行い、一曲ずつ増やしては来ていたが、No.12 という一番の大曲を残すのみになっていた。この単曲だけで10分近くかかる。
「晩祷」はア・カペラ、つまり無伴奏だから、ア・カペラをやったことのある人は経験が「当然」あるだろうが歌っているうちに音程が変わってしまう。大抵は下がってしまう。
10分近くもア・カペラの状態で途中で音程が悪くなったら最後まで行き着くのはとても苦痛を伴う。
しかしアリルイヤ合唱団としてはこの曲を歌わない限り「全曲演奏」という壁は越えられないわけで、そのための準備をコツコツとやってきた。
結果としてはそのNo.12は練習をしてきて本番が一番いい出来に仕上がった。それも含めその他のナンバーも今までで一番いい出来だったと思う。
演奏会というものはレコーディングと違い当然のことながらやり直しがきかない。例え最初の一音が「変な音程」からスタートしたとしてもやり直してはいけない。だから相当の集中力が要求される。
指揮をしていて不思議なのは、こちらはただ腕を動かしているだけなのにちょっと集中力が途切れると途端にアンサンブルや音程が悪くなる。この日も演奏中にちょっとしたハプニングがあり、集中力をそがれかけた。
しかしそれも演奏会というもの。
いずれにしても終演後はわたしはものすごく疲れていた。もちろん心地のいい疲れではあったが。
さて、アリルイヤもひと山越えたので新たに団員を募集したいと思います。
来る12月9日に「見学会」を催したいと思います。
概要はこちらをご覧ください。
たくさんのご来場をお待ちしております。