漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

拾われた子が切符を拾った話

2020年08月30日 | テレビ 映画 演芸
「お前は武庫川で拾うてきた子や」と、
子供のころから母親に聞かされ続けて育ったとか云う、

俳優の松尾諭さんは、
自販機の前で拾った封筒を警察に届けたら、

その中に航空券が入っていたとかで、
落とし主の女性の「お礼を言いたい」と云う意向で会ったら、

相手が芸能プロの社長で、
「近年、まれに見る昭和顔」とスカウトされ、

そのままそのプロダクションの所属になったんだ、そうな。

私は思うんですけど、
刑事ドラマやなんかでも、

主役は仕方ないとしても、
相手役の刑事や取り巻きがすべて美男・美女と云うのは、

どう考えても不自然。

私も長く生きて来たが、
そんな美男美女の刑事さんや婦警さんに出会ったコトがない。

当然、
普通の顔をした人も、

ドラマの構成上、
必要になる場合もあろうかと思うのですが、

そう云う役者はジャニーズ事務所に行っても見つからない。(笑)

そこで、
お笑いさんやなんかが起用される分けですが、

専門の訓練をした俳優さんがいるなら、それに越したことはない。

そう考えれば、
「稀に見る昭和顔」の松尾さんが珍重されるのも道理と云うモノ。

投機の世界に、
「人の行く裏に道あり花の山」と云うのがありますが、

得難いキャラクターとして、
数々の映画やドラマで活躍する松尾さんも、

そういう事で起用されるチャンスが多いんでしょうね。



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